このブログを見て頂いた方、初めまして! 

ヤマケンと申します!

このブログでは自分が数多く見て来たアニメ・漫画・映画などを、のびのびレビュー・解説していくブログです。

また紹介していく作品は個人的に愛してやまない者たちなのですが、世間ではパッとしない評価を下されたり、不運にも打ち切りにあったりと、創作の難しさを痛感させられる作品らになります。

それらの作品を取り上げ、賞賛すべき点、不満点、愚痴などを書いていこうかなと思います。

ですのでブログ上で取り上げた作品が好きで、私の意見に傷ついたり、腹を立てたりした場合は「申し訳ない」と、先に謝罪しておきます。一個人の意見として、軽く受け流してほしいです。

また、多分にネタバレを含むので、ご容赦下さい。

愛憎レビュー第一回、最初に取り上げる作品はコレです。

 


 

©2018 TOHO CO., LT

参照元「アニメーション映画GODZILLA」公式サイト

http://godzilla-anime.com/

 

 

「GODZILLA (アニメ映画)」

日本特撮界、そして怪獣映画の金字塔と名高い、「ゴジラ」作品の一つです。

個人的にもゴジラは平成の頃から追っている作品で、子供の頃からの大ファンです。

70年以上、シリーズが続き、愛されてきた作品。その中でも異彩を放つのがこの作品となっています。

 

 

 

キャラとしての「ゴジラ」の簡単な解説


まず前提として、「ゴジラ」というキャラクターを簡単に解説します。

 

参照元「ゴジラSP公式サイト」

https://godzilla-sp.jp/


「ゴジラ」とは、肩書きで「破壊神」、「怪獣王」と名乗るほど、強大な力を持った生物です。

作品によって異なりますが50~100メートルはある体高。基本的に人類の兵器は通用しない。口から熱線を吐いて街を火の海にするなど、その力は既存の生物とは図れません。まさに天災!

同時にゴジラの背景には、「水爆」や「核」の被害者という暗い側面があります。小さな島で暮らしていたのに、人間が爆弾を投下してきた挙句、その放射能によって望んでもいない現在の姿になりました。ゴジラ側からしたら「人間共! どう落とし前つけてくれるんじゃーー!!」って感じで、人類に敵意バリバリです。

シリーズによって立ち位置も生い立ちも変わりますが、初期のゴジラはこんな感じです。

ですが今回の作品は、それらとは全く違う、新しい設定が盛り込まれた意欲作になっています。

「GODZILLA (アニメ映画)」の簡単な解説


「GODZILLA (アニメ映画)」は、ゴジラ作品としては初めてとなるCGアニメとなっています。

それも、
第一章「怪獣惑星」 
第二章「決戦機動増殖都市」 
最終章「星を喰う者」
と三部構成で作らており、基本、一話完結の態勢を取っていた同作品とは異例の存在を放っています。

概要

「GODZILLA (アニメ映画)」の世界は歴代シリーズと比べて見ても、圧倒的に絶望感が強いです。
20世紀末ごろに巨大生物「怪獣」が世界各地に現れ始め、人類は阿鼻叫喚。そこに追い打ちを掛けるように「ゴジラ」が現れ、多くの被害が出てしまいます。道中、母性を失い地球の移住を希望する二種族の宇宙人――「エクシフ」と「ビルサルド」が地球人に手を貸してきますが、ゴジラを前にしては全く歯が立ちません。やがて地球人と宇宙人は怪獣に占領された地球を捨て、移住可能な星を目指して宇宙に旅立ちます。
しかし長い時間、居住可能な星を探しましたが、そうそう見つかるはずもなく。結局、地球へ引き返すことになるのですが、その時に使った長距離亜空間飛行(ワープ走行みたいなもの)の影響で、地球は旅立った日から2万年も時間が経過していました。
地球の環境は激変し、さらにはゴジラも依然として存命。人類側は、主人公「ハルオ」を中心に、ゴジラから地球を奪還すべく戦いを挑む、というのが大まかな概要です。

見どころ

1.『宇宙人との合作武装』

今までのゴジラ作品と比べて、こちらは壮大なSF要素を含んでいます。宇宙人達から技術力を提供してもらい、宇宙船のワープ走行。パワードスーツや空飛ぶバイクなど武器も様々。中でも二章に登場するビルサルドの兵器「ナノメタル」は、自己プログラムで増殖を続け巨大な都市を構築。それらが丸ごと兵器運用できるという、とんでも性能です。

2.『地球人・エクシフ・ビルサルド 三者三様の価値観と対立』

宇宙人である「エクシフ」と「ビルサルド」は、それぞれ支柱となる価値観があります。「エクシフ」は自己犠牲の献身を大事にする宗教観を。「ビルサルド」は合理的な判断を旨とする冷徹な思考をしています。一人一人に違う価値観を持つ地球人とは違い、「エクシフ」、「ビルサルド」は種族全体で一貫性のある価値観を抱いています。物語上でそれらの考えを曲げることなく、時に主人公の「ハルオ」を後押しすることもあれば、精神的に追い詰めることもあり…。重厚な人間ドラマが繰り広げられます。

3.『ゴジラ・アース』

物語の中心であり、作品の象徴。そのゴジラですが、その姿も巨体もこれまで以上にスケールが違います。
特筆すべきは、その体高。何と300メートルあります! 今まで大きくとも100メートルちょっとの体高でしたが、今作で大きく記録を更新。歴代でぶっちぎりの巨体を誇ります。
見た目に関しても、デザインの段階で樹木をモチーフにしているらしく、老婆のようにしわが寄ったような皮膚をしています。
そして肝心の戦闘力も圧倒的。熱線以外にも、咆哮だけで超振動波を発生させたり、尻尾を帯電させてプラズマカッターを飛ばしたり。そうでなくても300メートルの巨体は、歩くだけでも周囲の地形を変えていきます。文字通り、人類側は巨象を前にした蟻に等しく、対峙した絶望感は既存作品の比ではないでしょう。

賞賛点

初めての3Dアニメともあり、実写では再現できないような舞台設定と破壊の規模。そこに複雑に絡み合った異種族間での交流や対立は、大きく目を引きます。何より、人類側の圧倒的な絶望感は、これまでの作品とは比較になりません。特に二作目の終盤辺りから、主人公の心をバキバキに折ってくる展開は、見ていてゾクゾクしました(笑)。

私の不満点

それでここからが不満点なのですが…。
まず一番に挙げられるのは、『怪獣バトル』が無いこと!!
三作も制作されておきながら、無いんです! 『怪獣バトル』が!
いや、厳密には三章でゴジラととある怪獣が戦うのですが…全く動きません。
全然、怪獣プロレスやってくれないんですよ! ひたすら動かず、噛みついたり、熱線を吐くだけ。


何でも企画の段階で「怪獣プロレスは避け人間ドラマを押し出すこと」をコンセプトにしていたと、制作側は語っています。
私の予想ですが、直近の「シン・ゴジラ」が人間ドラマで成功したのを受けて、その体制を取ったのかもしれません。
もしもこれが一本の映画としてまとめられていたら話は分かるのですが、この作品は三部作。しかも初の3Dアニメです。実写では出来ないような戦闘を期待していた私は、満足な映像を見られませんでした。

二作目以降の同作品のポスターも、今見たら不満が多いです。何せ二作目以降は、ゴジラが対戦するであろう人気怪獣らが写されていました。そりゃ、怪獣プロレスを期待するでしょう!? けれど第二章の人気怪獣は、原型が残っていないほど姿が変わっていました。最終章に至っては、ポスターと同じ構図のまま一切変わらない戦闘描写を見せられたり。詐欺じゃね?

また、細かい部分にはなりますが、劇中でゴジラの巨体さが分かりにくいのも難点です。何せ今回は人類文明が荒廃した後。見知ったビルや建物などが無く、地形は森ばかり。せっかく過去最大のゴジラなのに、そのスケール感は分かりづらいものになっています。

人間VSゴジラのパートも、第一章は新鮮味がありました。しかし第二章では巨大な都市を丸ごと兵器としてゴジラと戦いましたが、やってることは一章と同じ作戦内容です。この二章を見終えたことで、私は「この作品、戦闘を見せたいんじゃないんだな」と察することができました。

総じて

宇宙人が絡むなど昭和の雰囲気を残しながらも、本格的なSF要素を盛り込み、これまでと全く違う世界観を創り出した「GODZILLA (アニメ映画)」。あらゆる面で挑戦的な作品であり、ゴジラを倒すために生じる犠牲。それに対する地球人と宇宙人の倫理観、道徳の隔たり。それらをまざまざと見せつけて来た本作は、人間ドラマを主体とする面では、確かに面白い作品です。

 

実際、私は第二章で主人公「ハルオ」がビルサルド軍人「ガルグ」に対し、お互いの価値観をぶつけ合うシーンが好きです。人間としてゴジラを倒すべきなのか。人間の身を捨てでもゴジラを倒すべきなのか。このシーンは深く、記憶に残っています。
 

問題はやはり、人間ドラマだけにリソースを割き過ぎたこと。この作品の公開当時、同シリーズの前作である「シン・ゴジラ」も同じように人間ドラマを主軸にしており、連続で同じコンセプトでは客は飽きてしまいます。三部構成もあるのですから、周囲の被害を顧みない、ドラゴンボールばりの怪獣プロレスを見たかった…。

それらの不満点を踏まえてか、後々制作された「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」というテレビアニメでは、違ったアプローチを取っています。

 

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参照元「ゴジラSP公式サイト」

https://godzilla-sp.jp/

 

こちらもSF要素を取り入れつつ、第一話から伏線や謎が多く散りばめられ、全13話の中で徐々に繋がっていく点。昭和・平成のゴジラファンでも楽しめるファンサービスを、随所に盛り込んだ点などから、好評を博しています。戦闘シーンなども作品を飽きさせないよう、バランスよく挟んでて私も満足でした。

以上が私の総評です。
好きな作品だと、こうして長々と語ってしまうんですよね~。特にゴジラは本当に好きなので。
なのでブログの二回目以降も、同じように愛憎含んだレビューをしていくつもりです。
もしよろしければ、二回目以降もお付き合い下さい。

余談ですが、このブログ完成間際に山崎貴が監督を務める「ゴジラ-0.0」の公開日が発表されました。公開日は「2026年11月3日」とのこと。「ゴジラ-1.0」はとても面白かったので、今作も期待大ですね!

ではでは~。