気象庁からの引用ですが

観測データーから異常があったとか早い段階で公表してもよかったのでは?

 御嶽山では、9月10日、11日に火山性地震が多くなりましたが、次第に減少し、今期間はやや少ない状態で経過しました(図4)。地震の振幅はいずれも小さく、火山性微動は発生していません。
 噴煙及び地殻変動の状況には特段の変化はありませんでした。
 御嶽山では、2007年にごく小規模な噴火が発生した79-7火口内及びその近傍に影響する程度の火山灰等の噴出の可能性がありますので、引き続き警戒してください。

図4 御嶽山 火山性地震の時間別回数(8月1日~9月25日)


上記以外の火山では、期間中、火山活動に特段の変化はなく、予報事項に変更はありません。

1)GNSS(Global Navigation Satellite Systems)とは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般を示す呼称です。
2)噴石については、その大きさによる風の影響の程度の違いによって到達範囲が大きく異なります。本文中「大きな噴石」とは「風の影響を受けず弾道を描いて飛散する大きな噴石」のことであり、「小さな噴石」とはそれより小さく「風に流されて降る小さな噴石」のことです。
3)阿蘇山特有の微動で、火口直下のごく浅い場所で発生しており、周期0.5~1.0秒、継続時間10秒程度で振幅が5μm/s 以上のものを孤立型微動としています。
4)高温の噴出物が炎のように見える現象
5)火山活動による山体の傾きを精密に観測する機器。火山体直下へのマグマの貫入等により変化が観測されることがあります。
6)霧島山・桜島では「火山れき」の用語が地元で定着していると考えられることから、付加表現しています。
7)九州地方整備局大隅河川国道事務所が黒神河原上流に設置したカメラ等によります。

注)本資料には速報的な内容を含みます。データについては精査により、後日修正することがあります。
  詳細については、毎月発表の火山活動解説資料を参照してください。
  


【参考】 火山現象に関する警報等と噴火警戒レベル等の対応表

特別警報・警報・予報噴火警戒レベルとキーワード噴火警戒レベルを運用していない火山に対するキーワード
噴火警報※レベル5(避難)居住地域厳重警戒
レベル4(避難準備)
火口周辺警報レベル3(入山規制)入山危険
レベル2(火口周辺規制)火口周辺危険
噴火予報レベル1(平常)平常

海底火山については、噴火警報(周辺海域)(キーワード:周辺海域警戒)と噴火予報(キーワード:平常)で発表します。

※印のついた噴火警報は、特別警報に位置づけられています。