手術から2日目の土曜昼前、

一般病棟の個室へ引っ越し。


今回は、移動途中の段差は平気だったけど、

ベット移動の時が激痛で

しばらくダメージおってた。


個室に入ってから、

まず貴重品のことを看護師さんに聞いたら

どこに行ったか分からなくなっていた。

「最後の記憶は?」と聞かれたので、

渡したものと事の経緯を詳細に伝えた。

ばたばたと探し回ってくれて、

見つかってよかったけど、

ここで財布無くしたら、

泣きっ面にスズメバチ。



静かな個室のはずなのに、

心電図の音やサイレンの音が耳から離れない。



手術翌日からずっと聞かれ続けていた

「おならでました?」

一般病棟に移ったその日に出た。

と思ったら、本当にお腹が空いてきた。

私の体、頑張って動いてくれてありがとう。




母とおっとがお見舞いに来てくれた。

母と父がミッフィーのぬいぐるみを

プレゼントしてくれたけど、

父は泣くからと、母が連れてこなかったそう。

父母は今日九州へ帰る。





時折38℃近い熱が出たけど

割と直ぐに落ち着き、以降微熱が続く。

微熱でも身体の熱さだけは高熱に感じていて

ずっと氷枕をしていた。


痛み止めは、

手術中から入ってる背中からのと、

定期的な点滴の二種類。


点滴は大体6時間おきくらいなのだけど、

2時間前位から切れ始めて

ひたすら、時間が経つのを待って、

投薬後少し寝て、また起きての繰り返し。

辛くて意識飛ばしてほしかった。


日曜午後からは

背中から入れていた痛み止めもなくなり、

これ無理か…

と思いつつも、耐えてた。


日曜の晩、便が出た。

水様便で黒かったけど一旦は安心できた。

ベッド横の椅子トイレまで自分で動けて、

体の起こし方が分かってきた。

水洗までは行けないけど、

せめて…と必死の思いだった。




月曜日、

椅子トイレまで行けるので

尿管を抜くという話しだったけど、

ドレーンも全部抜けるってことになった。

え、早すぎひん?まだ何か出てるけど?

って思ったけど、

出てる液体は膵液じゃないし、

腹水は多少はお腹にあるもの。

あまりドレーンつけとくのも

よくないしってことだった。


想像はしてたけど

ドレーン抜く時もまた痛かった。


尿管を抜く時は変な声出て、

看護師さん笑ってた。



身体の管はあと点滴だけになった。

リハビリさんに「動けてるやろ!」って

ビックリさせてやろうと思った。

50メートル位廊下を歩いた。

火曜に後輩ちゃんが来るそうなので、

しっかり歩けるようになってようと思った。


部屋の中は

一人で動き回っていいってことだったので

椅子トイレも卒業できた。




火曜日、

食事が始まった。

おもゆというやつと、

色の付いたデロデロした物たち。

先生から「全部食べなくていいですからね」

って言ってもらっていた。

なんとか半分ずつを目標に食べた。

新生消化器系たちの初仕事は

とても体力を使った。


そして、食べて速攻トイレ。

以降、ずっとしゃーしゃー。

もう少し固形物を食べれ変わるかな…と

思いたい。


リハビリは、後輩ちゃんと。

50メートルを3セット。

後輩ちゃんも「よし!」って感じやって、

よかった。



夜になると体の痛みが昼より辛い。

夕食後の痛み止めが来るのが遅かったので

ナースコールで呼んだ。

だけど寝る前の痛み止めは

めっちゃはよ持ってきてその時飲んでしまい、

0時前には痛みが出始める。

看護師さんに

追加の痛み止めをお願いしたけど

朝の分がなくなりますけど…っていうので

もう少し我慢してみますと伝え、

6時頃まで耐えたけれど、もう無理だったネガティブ


あとから考えたら、

繰り上げで

全部前倒しでいけるくない?

っても思ったり、

看護師さんの言い方なのかな…。




水曜日、

昨晩の事があったので、

痛み止めは普段の分プラス、

辛いときに

別の錠剤を出してもらえる事になった。


縫い目にあったガーゼが取れた。

ガーゼを変えてくれる時、いつも

「うん!きれいですねっ!」

って言われていたけど、怖くて見てなかった。

ガーゼが取れ、はじめて見てみた。

オヘソのあたりが

少しごちゃごちゃしてたけど

思ったほど…かな…。フランケンシュタイン。


CTを撮りに。

いつもの看護師さんがいた。

日に日に変わってくわたしに

気づかれてるかな…。

悲しくなって少し涙が出た。

点滴の針から造影剤入れることになった

けど

痛かった…。

CT結果は、ちょっと腹筋に出血があるけど

他は問題なさそうとのこと。



病室に帰ってから

針を入れ直してもらえるか、相談してみた。

ただでさえ入れにくい腕なのに、

術後更に入りにくくなってるようで

「他入れれるとこないですよね…」

と伝えたら、

「時間を頂ければ大丈夫ですよ」と、

むしろ看護師さんの方が忙しいだろうに、

とても丁寧に一発で入れてくれた。

しかも普段から難易度高い右側。

全然痛くなかった。

本当にありがたかった。

ずっと針が入ってた箇所は、腫れていた。




木曜日、手術から一週間

主治医「昼から三分粥です。

食べることができるようになれば

退院できますよ、

ま、ひとつの目標としてね、はっはっは笑」


シャワーを浴びた。

傷口が怖かったけど、わりと大丈夫そう。

風呂は命の洗濯だと、

みさとさんも言ってるけど

ほんとに元気が湧いた気がした。


すっきりしたところで、

この日から、相部屋へ移動。