ミサイル発射か?と報じられて久しいが、ついに人民軍の記念行事でも発射されなかった。
 
 あまり耳にする機会が無いのだが、北朝鮮の要職交代が相次いでおり、政権内部の混乱ぶりが外部からも覗える。






北朝鮮警察トップ交代

北朝鮮の警察トップ交代

2013.4.1 11:06 [北朝鮮]

 北朝鮮の警察に当たる人民保安部の部長が李明秀氏から崔富一氏に交代したことが1日、北朝鮮メディアの報道で確認された。2人はいずれも軍人。

 崔氏は3月31日の朝鮮労働党中央委員会総会で政治局員候補に選出され、1日付の党機関紙「労働新聞」が経歴を掲載。2月から部長を務めていることが分かった。前任の李氏は2011年4月から部長を務めていた。

 人民保安部長の交代は2月、消息筋の話として韓国の聯合ニュースが報じていた。(共同)


↓元記事 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130401/kor13040111070001-n1.htm







 警察官僚トップ交代が報じられた同日、時事通信から実質的な北朝鮮とアメリカの交渉役が交代したとも報道された。






ニューヨーク・国連駐在官


北朝鮮、非公式窓口交代か=対米不信感の表れ-韓国紙

 【ソウル時事】11日付の韓国紙・韓国日報は、複数のワシントンの外交筋の話として、北朝鮮が国連代表部を通じた米政府との接触ルートである「ニューヨーク・チャンネル」について、責任者を今年夏にも韓成烈国連次席大使からチェ・イル参事官に交代させると伝えた。
 責任者のポストが下がることについて、同紙は「北朝鮮の米国に対する不信感のシグナルかもしれない」との外交筋の言葉を紹介し、ニューヨーク・チャンネルの機能が低下しているとの見方を示した。(2013/04/11-09:13)


↓元記事 時事通信
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201304/2013041100160&g=int







 この報道がされる以前に、実は人民軍の最高3トップが短期間に全て入れ替わっており、軍内部でも慌ただしい動きを見せています。


 少し長い記事になりますし、我々日本人には馴染みの薄い話です。

 先に要約しておきます。
 2010年に起きた延坪島(ヨンピョンド)砲撃を指導した第4軍団長が軍トップ3に昇進したとの記事です。

 元々は、UFOブログでしたので、ヨンピョンド砲撃事件の映像にもUFOが映っていたと主張されている方々も居られます。
 
 過去記事では、こちら

 
 【関連記事】: UFO 2010年10月~11月 日本・アジア編


 話を戻します。

 先の報道からも分かるように、人民軍内部で急激に強硬派が勢力を得ている様子が覗えます。






人民軍3トップ交代


<北朝鮮>軍の三大要職1年で全て交代 中枢で葛藤発生か

2012年12月 3日 13:00


◇人民武力相に強硬派の金格植氏 10年の延坪島砲撃を担当
(本誌特約=「デイリーNK」チョ・ジョンイク記者)

北朝鮮の国防長官にあたる人民武力部長に、金格植(キム・ギョクシク、73)大将が就任していたことが分かった。前任の金正角(キム・ジョンガク、72)次帥から交代した。金正恩第1書記が金格植氏を人民武力部長に任命した背景には、故金正日総書記が存命中だった後継者時代に、韓国の延坪島への砲撃作戦を主導する過程で築かれた二人の信頼関係が大きく作用したものと思われる。同氏は2010年11月の延坪島砲撃を担当した第4軍団長だった。

金正恩氏は後継者として「修行中」だった2010年3月、韓国の哨戒艦「天安」を爆沈させ、軍内部から「肝の据わった金大将」との評価を受けたとされる。これに鼓舞され同年11月に延坪島を砲撃するに至ったという見方が一般的だ。

一部では、金格植氏は延坪島砲撃の後、軍内の総政治局による指導検閲の際「南朝鮮の反撃に対し対応が不十分だった」との批判を受け、上将に降格されたとの主張があった。だが今月19日、北朝鮮の朝鮮中央テレビは金正恩氏が軍部隊を視察する中で、金氏が大将の階級章をつけている姿を公開した。

今回の人事によって、金正恩氏は軍の最高司令官に就任した初年度に、総参謀長、総政治局長、人民武力部長という軍の三大要職を全て交代させたことになる。金氏の人民武力部長登用がその「締め」であることから、彼に対する金正恩氏の信頼が厚いことが分かる。

ただ、人民武力部の地位は相対的に低下した。故金総書記の時代には、国防委員会を中心に総参謀長が軍令権を掌握し、人民武力部は軍政権を行使した。だが今は人民武力部は後方総局(物資担当)程度に格下げされているものと思われる。

しかし金氏が人民武力部長に昇任したことで、軍の指揮体系が人民武力部を中心に再編される可能性が浮上した。金正恩・金格植ラインが対南軍事挑発を主導する場合、1980年代のように総参謀長が人民武力部長の指揮を受ける構造になること考えられる。

また、相次ぐ軍上層部での人事が、金正恩氏が軍指導部に自身の影響力を誇示するためのものと考えることもできる。忠誠心が足りなかったり、些細な過ちでも粛正や階級降格などの処罰が下されるということを見せ付けるねらいだ。

いかなる疑いであっても、今年7月に粛清された李英鎬(リ・ヨンホ)前総参謀長のように、「反革命分子」の烙印が押される可能性を明らかにすることで、軍部の緊張感を誘導するものと見られる。

金正恩氏は今年前半には、軍を視察に訪れた際に将校たちと積極的なスキンシップを行うなど「親近感」をアピールした。だが時が経つにつれ「階級降格」や「外貨稼ぎからの撤退」などで軍部を圧迫する様が目立っており、これに対し軍幹部らが指導力に対し疑問を抱く可能性も否めない。

韓国のシンクタンク、「北朝鮮戦略センター」のキム・グァンイン所長はデイリーNKとの通話で「軍部出身でない崔龍海(チェ・リョンヘ)氏が(軍)総政治局長に昇格してから、軍内部の動きが慌しいようだ。(金正恩氏が)党・軍・政を完全に掌握できないまま、不安定な状況に直面していることを証明している。幹部の人選の第1原則が忠誠心である。金正恩が軍幹部の忠誠度を不満に思っていることも考えられ、今後も同様のこと(人事)が十分に発生し得る」と説明した。

韓国政府もこういった北朝鮮軍の最近の変化を慎重に見守りつつ、挑発行為に備えている。

韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防長官は27日、下半期全軍主要指揮官会議で「今後の対南挑発行為は天安艦や延坪島砲撃よりも激しいだろう」と話した。金氏は黄海北道を含んだ最前線地域を管轄する第2軍団長も務めたこともあることから、同地域の作戦に精通しており、開城(ケソン)市などからの挑発行為も予想される。


↓元記事 アジアプレス
http://www.asiapress.org/apn/archives/2012/12/03130008.php







 色々と難しい話が出てきますが、世の中何か大きな動きがある時は、『 必ず、先に金もしくは人の大きな動きがある 』と覚えておいて下さい。

 先に紹介した記事は、北朝鮮が開城(ケソン)工業団地を封鎖するに至るまでに、前兆として人事面で大きな動きがあったのですが、最近になって噂は本当だった と裏付ける記事が出てきています。

 表でかなり報道されていますので敢えて記事を転載しませんが、ミサイル発射予告や開城(ケソン)工業団地封鎖も、これらと繋がる話です。


 これらの報道とは、全く別の報道も世界的には行われています。
 日本ではあまり大きく報道されていませんが、欧米資本にとっては非常に注目度の高い報道が世界で行われていました。






 北朝鮮とピラミッドです。点と線で。


北朝鮮・平壌(ピョンヤン)に建造中のピラミッド


スイス事業者、20年以上建設中の北朝鮮の「滅びのホテル」開業を断念

2013年04月10日 17:31 発信地:ジュネーブ/スイス


【4月10日 AFP】スイスの高級ホテルグループ「ケンピンスキー(Kempinski)」は9日、北朝鮮の平壌(Pyongyang)で20年以上にわたって建設中だったピラミッド型高層ホテル「柳京ホテル(Ryugyong Hotel)」の開業計画を断念すると述べた。

 105階建ての柳京ホテルは建設計画が繰り返し延期され、国際メディアから「滅びのホテル(Hotel of Doom)」などと呼ばれていた。

 ケンピンスキーの広報担当者、ブリジット・ホールテーラー(Brigitte Hohl Taylor)氏は、AFPの取材に電子メールで「ケンピンスキーホテルと中国の北京首旅集団(Beijing Tourism Group、BTG)とのジョイントベンチャー、キーインターナショナル(KEY International)は、北朝鮮の平壌にホテルを操業する初期段階の交渉を進めていた」と述べた。

「しかしながら、市場参入が現在不可能であるため、その後、合意は一切交わされていない」と同広報は述べた上で、AFPの電話取材に対し、交渉が中断されたことを明らかにした。

 昨年11月には、ケンピンスキーが同ホテルを今年7~8月にオープンさせたいと発表していたが、今月7日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post、南華早報)が、ケンピンスキーの計画断念の決定を報じた。

 柳京ホテルは、2011年12月に死去した金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が1987年に建設を命じたとされる。当初はフランス企業の技術と資本での建設を予定していた。

 2008年には、米男性誌エスクァイア(Esquire)に「人類史上最悪の建物」に選出されている。(c)AFP


↓元記事 AFP通信(日本語版)
http://www.afpbb.com/article/economy/2938057/10562096


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 こちらも難しい話が飛び出して来るのですが、超簡単に纏めますと・・・

 1. 金正恩が本当に闘っているのは、『 イルミナティ 』 で、実は国では無く欧米資本と闘っている。
    (欧米資本が悪ではありません。イルミナティが欧米資本を牛耳っているだけです。)

 2. その象徴として、柳京ホテルの工事も実質的にストップへ追い込んだ。

 3. 柳京ホテルは、まさしく 現代の 『 ピラミッド 』 である。

 4. 柳京ホテルは2013年夏頃に開業予定であったが、金正恩政権が阻止した。


 だからと云って、拉致した日本人を帰さない北朝鮮政権を賛美しようとは思っていませんよ。
 
 あくまで、情報の一部です。
 
 世界はそんなに単純ではありません。


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写真1: 2011年6月ビルダーバーグ会議場となった スイス・サンモリッツにある the Grand Hotel Kempinski(グランドホテル・ケンピンスキー


 日本の大手メディア、欧米の一部メディアは全く報じていませんが、世界全体で見れば報道はされています。

↓YouTUBE 『 Bilderberg Meeting 2011 St. Moritz Switzerland - Anouncement Trailer 』

http://youtu.be/b8oysUeuOCU


 ビルダーバーグ会議は、一切の非公表で参加者も公表されません。
 世界中からジャーナリストが集まるのですが、過剰なまでの警備が敷かれ、中には拘束されたジャーナリストも存在します。
 日本のテレビに出ている有識者は、『陰謀なんて無い!』と言い切りますが、その割にビルダーバーグ会議のことには触れません。


↓YouTUBE 『 Rare footage: 2011 Bilderbergers mountain walk - can you name them all? 』

http://youtu.be/bs0LKc_vG8I


 RussiaTodayで報道された無編集映像です。ビルダーバーグ会議参加者と目される集団が山歩きしている最中に報道陣とすれ違った際の映像です。
 「彼らの名前全て言える?」・・・と、会議の全容を追いかけている彼らですら、参加者が誰なのか?分からないのが現状です。


 本当に、陰謀などないのでしょうかね・・・?
 彼らは、特に世界史を勉強してきたのでしょうか? 無論、教科書のような世界史では無く、本当の世界史を・・・


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 世の中の複雑な情報も、視点を変えてみると、スッキリしますよ。
 
 特に今年は、『 2013 』 ですからね・・・