頭の痛い話が聞こえてきます。






アラスカで東日本大震災のがれき除去へ、費用問題も浮上

2012年 05月 25日 19:08 JST

[アンカレッジ(米アラスカ州) 24日 ロイター] 米アラスカ州のモンタギュー島で、環境団体やボランティアらが、漂着した東日本大震災のがれきを撤去するプロジェクトを25日に開始する。期間は2―3週間の見通し。

日本の推計では、海に流出したがれきは約500万トンとされているが、その大半は沈んでおり、実際に漂流しているのは約150万トンだという。

主催団体の1つ、アラスカ沿岸研究センターのパトリック・チャンドラー氏は「30―40トンのがれきを処理することになる。しかし、これはほんの始まりにすぎない」と語った。

当局者らは、漂着したがれきに有害物質やフジツボなどの侵入生物種が含まれている可能性を懸念。また、チャンドラー氏によると、カキの養殖などで使用される発砲スチロール製ブイの残がいが、海鳥や海洋哺乳類の卵などに似ていることから害を及ぼす危険性があるという。

がれきの撤去をめぐっては、費用に関する問題も浮上。同州のマーク・ベギーチ上院議員は先週、初期費用として米海洋大気局(NOAA)が4500万ドル(約36億円)を提供するよう求めた。

先月には、米沿岸警備隊がアラスカ州近海に漂着した日本の漁船を機関砲で撃沈している。


↓元記事 ロイター通信
http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPTYE84O05020120525


 アラスカに漂着している瓦礫だが、処理費用など頭の痛い話が巻き起こりそうだ。






 因みに、大規模に報道されましたが、念のために映像を紹介しておきます。


↓ニコニコ動画 『 津波でアラスカ沖まで漂流の漁船を撃沈 米警備隊 』



 この撃沈処理は仕方ない話だと思う。
 持ち主も、撃沈を望んでいたと報道されている。
 費用を請求されなかったそうなので、丸く収まっている。
 

 今後の漂着物に関しては、量が増えて行き、果たしてどうなるのだろうか?