その5からの続き・・・
 
 【関連記事】: 東日本大震災 瓦礫報道の裏側 その5 計算不可能な瓦礫処理コスト


 あれだけ、福島第一原発事故を記事にしておいて、今回放射能に全くノータッチでここまで書いてきました。
 放射能抜きで、瓦礫受け入れ反対に正論で立ち向かえる事を示したかった訳です。


 放射能だけがやけにクローズアップされて、さも安全だと報道される傾向にありますが・・・。
 
 放射能以外でも、恐ろしい話が待っています。
 今回は、大手マスコミがほとんど焦点に当てない有害物質のお話です。






 前回(その5)で、瓦礫処理コストのお話を記事にしました。冒頭の新聞記事から、コスト高騰の一因に触れています。

 瓦礫の処理コスト高騰の一因には、他の大規模災害になかった事象が含まれます。


 1. 瓦礫には、福島第一原発事故による、放射性物質が付着している。
 
 2. 瓦礫には、津波による塩分が付着している。


 どちらも、洗浄および除染の必要性があります。
 放射性物質は、地域によって濃度が全然違いますので、議論が噛み合うはずもありません。

 放射能に関しては、除染の必要性が分かる読者の方がほとんどだと思われますので・・・。
 
 今回は、塩分から発生するお話です。






 塩素化合物の話を書こうかと思ったのですが・・・。
 色々考えて、全ての焼却プラントが高精度フィルターを使用すると信じて、書かない事に決めました。

 しかし、小さい(粒子の細かい)物質に関しては、フィルターを介しても懸念は残ります。
 
 中でも塩化水素(HCl 塩酸)は、非常に小さい(粒子の細かい)物質になり、大量に放出されると危険です。
 それに、炉や配管を腐食させるので(俗に言う 塩害)、有害物質が外に漏れやすくなるのは事実です。
 
 つまり、こうなります。
 
  通常瓦礫より、塩分が多いので、塩化水素や塩素系化合物が発生し易くなる。
  (通常ゴミの焼却より、危険物質が発生しやすい。)
           ↓
  塩化水素が大量発生すると、炉や配管が損傷しやすくなる。
  (そもそも津波に浸かった瓦礫は塩分が濃いので、損傷しやすい。)
           ↓
  炉や配管から、外気に漏れるリスクが高まる。
           ↓
  放射能だけでなく、塩化水素や塩素系化合物などの有害物質も懸念される。

 後は、こうならないように焼却側の管理体制を信じるしかありません。
 (仮に、フィルターが破れていた なんて起こっても、絶対に報道されないでしょうけどね・・・)

 これも仮定の話なので、これ以上詳しくは書きません。
 少なくとも、通常ゴミの焼却と同レベルで考えるのは危険です。

 ここは大人しく、朝日新聞の記事を引用させて頂きます。
 
 記事を良く読めば、処分コスト高騰を招いてでも、なぜ?塩分を洗い流す必要があるのか? 疑問に答えてくれています。


■朝日新聞4月30日 津波がれき難敵

 大量のがれきが、東日本大震災の被災地を苦しめている。津波をかぶった木材などには塩分が含まれ、燃やすと有害物質が発生しやすい上、焼却炉が腐食する恐れもある。また、撤去作業などで破傷風にかかる可能性もあり、自治体や医療機関が注意を呼びかけている。

燃やすと有害物質 海水の塩分から塩化水素  
 宮城、岩手、福島各県の推計では、3県のがれきは約2500万トン。家屋の木材や布団、畳など可燃物の割合は不明だが、宮城県の担当者は「重さなら4分の1程度、体積では半分程度では」とみる。
 各自治体はがれきの撤去・分別を急いでおり、一部で焼却も始まっている。しかし、多くが海水を浴びたとみられ、海水混じりのぬかるみに漬かったままの木材もある。
 環境省などによると、塩分を多く含むがれきを焼却すると、塩素とごみの中の水素が結びつき、塩化水素が出る。一般ごみと交ぜて燃やしても、通常考えられない量の塩分が燃えれば、大気汚染防止法の排出基準を超える可能性がある。塩化水素は酸性のため、ごみ焼却炉の金属部分が腐食して穴があく恐れも出てくる。
水で洗浄検討
 こうした問題を受け、環境省は25日、塩分対策などの参考資料を被災県に送った。がれきを保管揚所に置いている間に雨水や流水にさらして塩分を取り除く取り組みを紹介し、効果が確認された過去の実験緒果も示した。担当者は「万全ではないが、現実的に考えられる対策だ」。
 しかし、岩手県の担当者は「山のように積み重なった廃棄物の表面は雨で洗えても、下の方は難しいだろう」と心配する。同県はプールのような水槽を設け、焼却前に塩分を除去することも検討中だ。ただ、洗った後に出る大量の汚水処理など課題は多い。
処理長期化も
 がれきを洗わずに燃やし、塩化水素の除去フィルターを強化して大気への放出を抑える案もある。しかし、高濃度の塩化水素がフィルター通過前に炉を傷めかねない。
 同県宮古市などのごみ処理を担う広域行政組合は「炉を点検しながら焼却するしかない。3~5年で終えたいが、塩化水素の影響で長引くかもしれない」。
 一方、宮城県と仙台市は専用の焼却炉を7カ所に新設することにした。処理期間の短縮と、既存の炉を損傷しないことが目的だ。処理が終われば解体する。
 がれき処理費用は全額負担するとの国の方針を受け、建設費は国費でまかなうつもりだ。しかし、一般ごみと交ぜずにがれきだけを焼却すると、塩化水素の濃度が高まる恐れがある。県は「排出基準を守れる炉の設計を検討する」としている。
 原発事故の対応に追われる福島県は、塩化水素対策の見通しが立っていない。担当者は「雨ざらしにしたり、洗浄したりする対応を考えてはいるが、具体的に決まるのはまだ先になる」と話した。 (疋田多揚、森本未紀、池田敦彦)

塩化水素=刺激臭がある無色透明の気体で水に溶けやすい。水と結びつくと塩酸に変わるため、目やのどなどに付着すると、痛みなどの刺激を与える。多量の場合はやけどや失明を引き起こす恐れもある。大気汚染防止法の排出基準は、廃棄物焼却炉1立方メートル当たり0・7グラム。

撤去作業で破傷風注意 手袋・厚底靴を 汚れた傷は受診
 被災地では、がれきでけがをして破傷風に感染する恐れも指摘されている。
 厚生労働省によると、震災による家屋倒壊や津波などでけがをし、破傷風を発病した人は、宮城、岩手両県で9人に上る。50~80代の男女で、宮城が7人、岩手が2人。3月20日からのーカ月間に震災にかかわる破傷風と診断された。
 県や市によると、患者は「津波にのまれて何かにぶつかった」「がれきの中から救出された」などと話しており、震災や津波でけがをし、傷口から土壌中の破傷風菌が入って感染したとみられる。
 国立感染症研究所感染症情報センターの谷口清州・第一室長は「今後は、がれきが広がる所での作業中にけがをして感染する恐れがある」と話す。
 傷がある人は土や泥に触れない▽手袋をつけて、底の厚い靴をはく▽土などで汚れた傷や深い傷は医者に見せる――などの注意が必要だという。
土壌中の菌傷から感染
 破傷風は、土壌の中にある破傷風菌が傷口から入って感染する。致死率は状況により様々で6%から60%にもおよぶことがある。
 症状が出るまで早いと3日、遅いと3週間かかる。最初は顔がひきつったり、口が開きにくくなったりする。悪化すれば全身の筋肉が強い痛みとともにけいれんし、体がそるようにひきつり、呼吸困難になる。
 1968年に子どもにワクチンを定期的に予防接種するようになり、現在の発病は全国で年間100人ほどに減った。67年以前生まれの人の大半は抗体がないが、ワクチンで予防はできる。
 菌は傷の奥に入って空気に触れないと、増殖して毒素を出す。このため、傷口は小さくても、深い傷は危険だ。潜伏期間後、症状だけを見てすぐに破傷風と診断しにくい難しさもある。
(中山由美)



 これは、処理コスト跳ね上がりますね。経費が適正なのか?疑問はつきますが・・・。






 一応、処理プラントの排出フィルター100nm(ナノミリ)を信じて、不安を煽らないようにします。

 もしも、仮の話ですが、フィルターや配管が損傷して漏れていたら塩素化合物が流出しますので、放射線レベルが安全だと報道されても、そのときは他の物質が危険ですよ とだけ言っておきます。

 その場合でも、結局、放射性物質で騒ぐかな?

 (°∀°)b


 放射性物質は、漏れる漏れない以前に小さすぎてフィルターを素通りしてしまうのですが・・・。


 話はがらりと変わりまして、津波被害に遭わなかった周辺地域での瓦礫受け入れ問題です。

 こちらでも、有害物質に悩まされています。






被災地で問題は発生していないのか?

 瓦礫を焼却し続けることによって、放射線値以外で問題が発生していないのか?と思いまして、新聞記事を探してみたところ、やはりありました。

 岩手日日新聞による、岩手県一関市です。
 どうやら日付は、2012年2月1日で、2011年11月のゴミ焼却状況に関する議会の様子が記事になっています。

 このブログでも、岩手県一関市を触れることは避けてきましたが、一関市は (放射能)汚染されていると公的な場で発言しただけで、市長から直接抗議される困った市です。
 
 実際には、色々なデータから、一関市は岩手では一番汚染の酷い地域なことは、既に隠しようのない事実になっています。

 一関市は、直接津波の被害は受けていませんが、近隣から瓦礫を受け入れたと書かれています。

 その一関市ですが、瓦礫焼却にともない、放射性物質への対応と六価クロムの基準値オーバーのダブルパンチを喰らっています。


中止基準を示す 公害防止対策協?汚染牧草 焼却へ (02/01)

一関地区広域行政組合、市

$オオルリのブログ一関地区広域行政組合(管理者・勝部修市長)と一関市は31日、同市大東町摺沢の大東清掃センターで開かれた公害防止対策協議会で、放射性物質による汚染牧草を1日から同センターに搬入し、6日から焼却を開始する方針を説明。併せて周辺地域で開いた説明会の中で住民から出た要望を受けて作成した焼却中止基準を示した。委員からは改めて情報開示の徹底を求める意見が相次いだ。

 同日の協議会には委員と同組合事務局、市農政課の担当者のほか、傍聴の市議を含む約20人が出席。市農政課の猪股晃政策推進監が汚染牧草の焼却方針、同組合の佐藤好彦事務局長が焼却中止基準について説明した。

 同組合は大東清掃センター敷地内に牧草の一時保管と裁断などの作業を行う2棟の大型テントを設置。裁断や運搬の作業は民間委託業者の社員3人が担当するという。

 焼却中止基準は2011年12月に策定した焼却計画に盛り込んだ▽焼却灰の放射性セシウム濃度が1キロ当たり5600ベクレルを超えた場合▽大東清掃センターの排出ガス濃度と東山清掃センター(最終処分場)の放流水濃度が国の基準値を超えた場合-のほか、新たに空間放射線量の基準を追加し、そのいずれかに該当した場合は焼却を一時中止し、原因究明の結果中止基準をクリアできない場合は焼却を中止するとした。

 空間線量については大東、東山両センターの周辺6地点の1時間当たりの平均値を明示した上で▽1地点でも平均値に環境省のガイドラインに基づく毎時0・19マイクロシーベルトを加えた値を超えた場合▽これまでの線量の最大値を3回以上連続して超えた場合-という二重の基準を設けた。

 委員からは「住民に焼却情報を知らせる掲示板を早速設置してほしい」「理解してもらえるように理屈だけでなく不安に対する最大限の配慮をお願いしたい」などの意見、要望があった。

 焼却は同組合管内の農家が保有する汚染牧草を対象に進める。牧草は一般ごみと混合して1日5トンを目安に焼却し、灰は東山センター(同市東山町松川)の最終処分場に埋め立てる。期間は2年間を想定している。

六価クロム 基準値大幅に超す

 一関地区広域行政組合大東清掃センターは31日に開いた同センター公害防止対策協議会で、同センターごみ焼却施設の焼却灰の六価クロム化合物含有量が1リットル当たり7・82ミリグラムと基準値(同1・5ミリグラム)を大幅に超えたことを報告した。2011年12月9日に受け入れを開始した被災地のがれき焼却が影響したとみており、1月6日以降受け入れを停止している。

 同センターは県の委託を受けて大槌町大槌地区仮置き場の可燃ごみの受け入れを行い、昨年12月に約151トン、1月5日に約9トンを搬入した。

 六価クロム化合物の含有量が基準値の5倍以上になったのは昨年12月21日に採取した焼却灰。同センターは薬剤処理が不十分だったことが原因とみており、基準値超過の判明後、がれきの受け入れを停止したほか焼却灰の他機関での再検査、処理薬剤の添加量を増やすなどの対応を取った。

 大槌町のがれきは年度内に240トンの受け入れを予定しており、同センターは安全性を確認した上で受け入れを再開する方針。今後は東山清掃センターに埋設済みの焼却灰の再処理を行い、六価クロム化合物の溶出試験を月2回、東山清掃センターからの放流水の検査を月1回行うという。

 六価クロムは強い毒性があり鼻中隔穿孔(せんこう)やがん、皮膚・気道障害などの原因になるとされる。
【写真】汚染牧草の焼却を前に中止基準を示した大東清掃センター公害防止対策協議会


↓元記事 岩手日日新聞
http://www.iwanichi.co.jp/ichinoseki/item_27949.html



 六価クロムが分からない読者の方へ、纏めておきました。

<六価クロムに関して>
 自然界には、存在しないと考えられている。極めて強い毒性を持つ。国際がん研究機関 (IARC)により発がん性物質と認定されている。
 具体的な人体への被害は、一般には、鼻孔の粘膜異常が起こりやすい。
 皮膚に付着すると、皮膚炎や腫瘍の原因になる。最悪の場合、皮膚ガンを引き起こす。
 中でも深刻なのは、吸気による呼吸器系への損傷が激しく、呼吸障害を引き起こす。こちらも長期的に肺がんのリスクを高める。
 また、飲食を通じて長期間摂取し続けば、消化器系や内臓にガンをもたらすとされる。
 極めて強い酸化作用を持つ物質で、強い毒性はこの酸化作用に由来する。有機物と接触すると、有機物を酸化して、自身は無害な三価クロムになる。
 汚染が発覚した場合、一般には還元剤を用いて三価クロムにすることで処理される。


 放射性物質だけでなく、色々な危険物質を眺めると、呼気吸入が如何に危険かと分かります。
 我々の周りは、如何に危ない物質だらけなのか、思い知ります。
 (いちいち気にして生きてもいられませんが。)


 簡単な話をすると、瓦礫を意地でも燃やそうとするから、このような問題が生じます。
 六価クロムは不安定な物質なので、地中に暫く埋めておくだけで安全な三価クロムに変わります。


 それにしても、瓦礫を受け入れるとこう言った問題が生じますよ とモデルケースに相応しい話を大手マスコミは報道しませんよね・・・。






<最後に>

 何とか、放射能の恐怖に触れずに、ここまで書き切りました。
 
 瓦礫処理が遅れているのですが、瓦礫は山積みで有害物質が舞っています。
 放射性物質を度外視して、付近の住民に健康被害が顕著に表れ始めました。

 ”(瓦礫を)受け入れろ!” ではなく。

 早く埋めろ(海でも、高台の土台でも良い)! と言いたくなります。

 海に埋める事に抵抗があるのであれば、早く高台を造成して土台に積み上げて、コンクリートを流し込めば済みます。荒っぽいですが、現実的で、一番早いし、予算も安くつく解決方法です。しかも、復興の速度も速まります。

 それより、アスベスト(石綿)や有害物質が怖くないのですか?

 放射線値に関係無く、怖い物質ですよ。恐らく、他の有害物質も込みで現在までに相当舞っているはずです。
 
 勿論、埋める事による有害物質の危険性も承知していますが、結局野ざらし状態で放置するならば、埋めても同じような結果になると思いませんか?
 基本的に、飲食による健康被害よりも、呼吸による健康被害の方が深刻なはずです。
 そう考えれば、早く土の中に封じ込めた方が良い はずです。

 それに、余震も断続的に起きています。いつ大津波が来るとも限りません。
 工事関係者の安全確保の意味も含めて、少しでも早く多くの高台を造成すべき ではないでしょうか?


 前々から、疑問に思っているのですが・・・。
 
 受け入れが順調に進むと、瓦礫を他地域に搬出しますよね? 残るは更地になります。
 高台は作らないのでしょうか?
 
 恐らく、最低でも避難用の高台を作るはずです。
 あれだけ、怖い思いをしたのであれば、作らない方がどうかしています。
 また、高台用の土砂を運び込むのでしょうか?それも復興財源?

 ???


 とにかく、被災地には被災地にしか分からない悩み事はあると思っていますので、あまり突っ込まない事にします。


 少し感情的に書きすぎました。
 我々部外者は、瓦礫受け入れに対して抗議すべきだと思っています。

 一言で言うと、瓦礫処理だけで馬鹿馬鹿しいほど国家予算をつぎ込んでいます。更に復興予算も考えると被災地が生まれ変わって、国が沈んでいく様子が見えます。儲かるのは一部の利権団体だけで、おまけに放射能や有害物質を全国に拡散して、そんな馬鹿な国がどこにあるんだ? 実は、皆が住んでいる国だった というオチまでつきます。

 もし、日本がそれをやったら(中央政権と利権団体は本気でやろうとしていますが)、確実に世界中の物笑いになります。
 特に政治の観点では、国家安全保障が何かも分かっていない国だと後世まで馬鹿にされるでしょう。


 珍しく、自分のことを書いてみます。

 阪神淡路大震災時には、復興の様子を見ていましたが、燃えるゴミも何もかも埋め立て地に放り込んでいました。
 随分、乱暴なことをするものだと、当時は思いました。
 
 しかし、結局は3択になります。大気を汚すか?海を汚すか?土壌を汚すか?になります。
 この中で、人間の健康被害だけを考えると最悪なのは実は大気を汚すです。
 
 呼吸で吸わなければ、後は拡散して安全になりますが、瓦礫から吸い続ければ やがて致命的なダメージを被ります。

 瓦礫を放置するのは、アスベスト(石綿)を野ざらしにする事に繋がるので、大変危険だと知りました。他にも、揮発性の有害物質は沢山あります。

 恐らく、それらを知って指導した方々も居られたでしょう。

 残念ですが、現場レベルでは、私の予想はこうです。
 瓦礫がうっとうしいから、早くどけてしまいたい。処理場に持って行っても門前払いされるから、埋め立て地に持って行け!
 
 作業していた彼らが知っていたのか?定かではありませんが、結果的に彼らはベストとは言えずともベターな選択をした事になります。しかも、国家予算を助けました。
 
 それから、私は利口ぶって、何かを強く言うことを止めました。
 時に、世の中の自然な流れも正解を生み出す事があるんだと知ったからです。
 
 私の記憶では、一年後には、目立つ場所から瓦礫はほぼ消えていた記憶があります。


 現在の、瓦礫受け入れは、自然な流れでしょうか?
 寧ろ逆で、不自然な流れに感じます。


 国家の役目は、国にリスクが生じたら、それを最小限にとどめるのが常識です。
 今、それを自ら国土全域に拡散しようとしています。例え低レベルでもリスクはリスクです。
 そんな当たり前の国家観を持たない 政府や政治家や官僚や大手マスコミに従う必要はありません。

 放射線値が安全レベルだからといって、 瓦礫を受け入れる ≒ 健康被害のリスクを背負う と覚悟して下さい。
 あなたが良くても、周りを巻き込む事も、決して忘れないで下さい。

 尤も、受け入れる事によって、陰でほくそ笑む 利権団体が国内外に存在することも忘れないで下さい。


 一応、瓦礫報道の裏側は、今回で終了にさせて頂きます。





 ※放射能関連で、瓦礫問題が発生した場合は、好評の マスコミが触れないシリーズで書こうと思います。