世界最大級の投資銀行ゴールドマン・サックスの一角が崩れ始めた。
私自身も金融用語は、意味を履き違え易いので、この報道の意味を噛み砕きたい。
少し難しい説明だが、一番的確な説明ではないか?と思い。
引用させて頂く。
少し、誤字が見受けられるが、私も誤字が多い方なので親近感を覚える。
(たまに、直したつもりの文章が元に戻っていたりするのは・・・、なぜだろう?)
誤字や言い間違いで揚げ足をとるのも結構だが、話の大筋が間違っている方が深刻だ。
とにかく、ゴールドマンはコンピューター主導による投機部門を閉鎖する訳だ。
恐らく私募によるヘッジファンドなので、公開義務は生じない。報道された数字が正しいのか?疑問は残る。
個人的には、もっと巨大な金額で損失を出していると睨んでいる。
論拠が無いので、強くは主張しない。
それで、あまり知られていないが世界最大手SNSのフェイスブックは、ゴールドマン・サックスの出資から設立されている。
大体、現役大学生が自力で億万長者になれるほど世界がめでたい訳が無い。
因みに、似たような話はYouTubeに関しても言える。
少なくともゴールドマンほど巨大企業になると、IT業界への影響も甚大だ。
世界同時大恐慌への演出なのか?自爆しつつあるのか?不明だが・・・。
決定的と思えるのは、ゴールドマンに先駆けて、通称バンカメが大ピンチな件だ。
今回の世界金融・大騒動で、一番ヤラセを感じているのは、ギリシャだ。
世界中の報道で騒ぐほど、ギリシャの財政破綻がそんなに世界全体に対して深刻になりうるのだろうか?
しかも、余力がまだあったフランスやドイツなどの経済大国もどんどん削られていく。そちらの方が、深刻だ。
アメリカは債務上限引き上げで、一時的にデフォルト(債務不履行)を回避したに過ぎない。
ゴールドマンやバンカメが破綻する事態に陥れば、引き上げた債務を一気に使い果たす可能性もある。
しかも、今のところは打つ手が見つかっていない。
つまりリーマン・ショック以降、何も事態が好転していないのに、体裁を保った振りをしているのが本当のアメリカ金融界。
(日本もバブル以降は同じですけど・・・。)
それで世界を見渡しても、ゴールドマンやバンカメやAIGと云った巨大グループを支え切る国や団体も、もはや見当たらない。
日本でも共通しているのは、まずは小さい企業の破綻 → より大きい企業が受け持つ → しかし状況は改善しない → その企業も破綻しかける → 更に大きい企業へ・・・
『 大企業や国が支えきれなくなったら、どうなるの? 』
子供でも思いつきそうな質問だが、この答えを誰も出そうとはしない・・・。
その2へ・・・
米ゴールドマン、多額損失で主力ヘッジファンドの一つ閉鎖へ 2011年 09月 16日 13:55 JST [ニューヨーク 15日 ロイター] 米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)は15日、主力ヘッジファンドの一つであるグローバル・アルファ・ファンドを閉鎖すると明らかにした。今後数週間以内に清算を完了する予定。 グローバル・アルファはコンピューターによる取引指示に基づいて運用するファンドで、多額の損失を被っていた。現在の運用資産は約16億ドル。 関係筋によると、グローバル・アルファは9月初めまでに13%の損失を出し、コンピューター取引を用いたヘッジファンドの中でもパフォーマンスの悪さが際立っていた。 グローバル・アルファはゴールドマンが運用するファンドでは最大規模のファンドで、一時は運用資産が120億ドルに達していた。しかし、同ファンドは金融危機が始まった2007年8月にも22.5%の損失を出しており、多額の損失を出したのは過去4年間で2度目。 その結果、クオンツ戦略を運用するゴールドマンの能力に対する疑問が高まっている。 関係筋は、ゴールドマンがグローバル・アルファ・ファンドの閉鎖を決めたことは、ヘッジファンドのクオンツ運用戦略からの全面的な撤退を示唆するものと指摘している。 ゴールドマンはコメントを拒否した。 ↓元記事 ロイター日本語版 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23223520110916 |
私自身も金融用語は、意味を履き違え易いので、この報道の意味を噛み砕きたい。
少し難しい説明だが、一番的確な説明ではないか?と思い。
引用させて頂く。
ヘッジファンド【hedge fund】 ヘッジファンドとは巨額の資金をもつ少数の投資家から出資を受けるファンドである。一般には資金の集金は私募によりため、公募により広く資金を募る投資信託とは対極の存在である。公募のファンドには義務づけられている情報開示などが、私募であるために義務化されていないのでヘッジファンドの実態は明らかにはなっていない。 ヘッジファンドは空売りを得意手法として利益を稼ぎ出している。日本を含めた多くの国では空売りは法律で認められていないため、取引で空売りを行うためにヘッジファンドの多くが法的規制のゆるいオフショア地域に本拠をおいている。そのため、下げ相場で国内に本拠を置く投資信託が打つ手がない時にヘッジファンドは空売りをすることにより利益をあげることができる。 また、ヘッジファンドは、利益を得るために将来的に価値の下がりそうな国の国債を予め空売りすることから当該債権の価値が実際に下落し、そのために国際金融にまでも影響を及ぼすことがある。アジアの通貨危機やロシア経済の破綻などの背景にはヘッジファンドの活動があったものと考えられている。 このように、ヘッジファンドとは出資者は少ないものの金融界に対して大きな影響力を持つファンドである。 ↓元記事 マネー辞典 m-Word http://m-words.jp/w/E38398E38383E382B8E38395E382A1E383B3E38389.html |
少し、誤字が見受けられるが、私も誤字が多い方なので親近感を覚える。
(たまに、直したつもりの文章が元に戻っていたりするのは・・・、なぜだろう?)
誤字や言い間違いで揚げ足をとるのも結構だが、話の大筋が間違っている方が深刻だ。
とにかく、ゴールドマンはコンピューター主導による投機部門を閉鎖する訳だ。
恐らく私募によるヘッジファンドなので、公開義務は生じない。報道された数字が正しいのか?疑問は残る。
個人的には、もっと巨大な金額で損失を出していると睨んでいる。
論拠が無いので、強くは主張しない。
それで、あまり知られていないが世界最大手SNSのフェイスブックは、ゴールドマン・サックスの出資から設立されている。
大体、現役大学生が自力で億万長者になれるほど世界がめでたい訳が無い。
因みに、似たような話はYouTubeに関しても言える。
少なくともゴールドマンほど巨大企業になると、IT業界への影響も甚大だ。
米フェイスブック、2012年末までIPO延期へ=報道 2011年 09月 15日 07:22 JST [14日 ロイター] 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は14日、会員制交流サイト世界最大手の米フェイスブックが新規株式公開(IPO)を2012年終盤まで延期すると報じた。 同紙が関係筋の話として伝えたところによると、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、従業員がIPOに伴う利益ではなく商品開発に専念できるよう、2012年9月から同年末にかけての上場を望んでいる。 フェイスブックのコメントは得られていない。 ↓元記事 ロイター通信 日本語版 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23198420110914 |
世界同時大恐慌への演出なのか?自爆しつつあるのか?不明だが・・・。
決定的と思えるのは、ゴールドマンに先駆けて、通称バンカメが大ピンチな件だ。
米バンカメ、3万人削減 14年までに年50億ドル経費削減 2011/9/13 7:03 【ニューヨーク=清水石珠実】米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は12日、2014年までに年間50億ドルの経費削減を実現すると発表した。経費削減に伴い、今後数年間で従業員数を約3万人減らす予定。株価の低迷に直面するバンカメは、増資や資産売却、幹部交代などの経営強化策を相次いで打ち出している。 発表を受けた12日、株価は前週末に割り込んだ7ドル台を回復し、7.05ドル(前週末比1%高)で引けた。ただ年初の15ドル台と比較するとなお低い水準にとどまっている。 バンカメによると、今回の経費削減策は、年初から続けてきた経営改革の第1段階にあたる。対象は、個人向けや企業・機関投資家向けなどの銀行業務。こうした業務のコスト総額は年間270億ドルで、削減目標の50億ドルはその約2割弱にあたる。 人員削減の規模は、全従業員(約28万8000人)の1割強にあたる。削減の大半は、従業員退職などによる自然減や空席となっている職務を補充しないなどのかたちで実現したい意向だ。 バンカメは、2008年に買収した住宅ローン会社カントリーワイド・ファイナンシャルが抱える住宅ローン関連の損失処理や訴訟費用がかさみ、米銀のなかでも業績回復で後れを取る。8月末には、保有した中国建設銀行の株式の1部を83億ドルで売却。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社から50億ドルの出資を受けた。人員や経費の削減を資産圧縮や資本増強と組み合わせることでリストラを急ぐ。 ↓元記事 日本経済新聞 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959CE3E1E2E2E18DE3E1E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2 |
今回の世界金融・大騒動で、一番ヤラセを感じているのは、ギリシャだ。
世界中の報道で騒ぐほど、ギリシャの財政破綻がそんなに世界全体に対して深刻になりうるのだろうか?
しかも、余力がまだあったフランスやドイツなどの経済大国もどんどん削られていく。そちらの方が、深刻だ。
アメリカは債務上限引き上げで、一時的にデフォルト(債務不履行)を回避したに過ぎない。
ゴールドマンやバンカメが破綻する事態に陥れば、引き上げた債務を一気に使い果たす可能性もある。
しかも、今のところは打つ手が見つかっていない。
つまりリーマン・ショック以降、何も事態が好転していないのに、体裁を保った振りをしているのが本当のアメリカ金融界。
(日本もバブル以降は同じですけど・・・。)
それで世界を見渡しても、ゴールドマンやバンカメやAIGと云った巨大グループを支え切る国や団体も、もはや見当たらない。
日本でも共通しているのは、まずは小さい企業の破綻 → より大きい企業が受け持つ → しかし状況は改善しない → その企業も破綻しかける → 更に大きい企業へ・・・
『 大企業や国が支えきれなくなったら、どうなるの? 』
子供でも思いつきそうな質問だが、この答えを誰も出そうとはしない・・・。
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