さて、バチカン天文台の責任者が地球外生命体の容認とも取れる発言をしたのだが・・・。
これらの話を知っていれば、更に疑問が深まる。



<引用>
進化論めぐりバチカン天文台長が枢機卿と衝突

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)天文台長のジョージ・コイン神父(イエズス会士)は、ウイーンのクリストフ・シェンブルン枢機卿が提唱した進化論に関する見解に困惑している。
 英カトリック週刊誌『タブレット』で、同神父は、シェンブルン枢機卿がダーウィンの進化論はキリスト教信仰とは相いれないと語ったことは、信仰と科学に関する論議の中で「事態を暗くした」と指摘している。
 シェンブルン枢機卿はこの7月、『ニューヨーク・タイムズ』紙のコラムで、教会は進化論の一部を受け入れるが、人間の生命が「偶然変化と自然淘汰という非誘導的、無計画的な過程」から発生したという概念は、神が人間の生命を創造したという信仰と矛盾する、との見解を明らかにして、反響を呼んだ。
 コイン神父は『タブレット』誌で、キリスト者は生命が「無作為の遺伝子突然変異と自然淘汰の過程で発生した」という信念を保持しつつ神の摂理を認識できる、と枢機卿の見解に反論した。
 コイン神父はアリゾナ大学で天文学を教える一方、バチカン天文台の責任者を務める。天文台はローマ郊外カステルガンドルフォの教皇の避暑別荘に置かれている。
 枢機卿は神学者として知られ、『カトリック教会のカテキズム』起草委員会の議長を務めた。

2005年8月17日 教界ニュース

↓元記事
http://news.kirisuto.info/data/sekai/1124212312.html



良く見ると、天文台長が交替しているが、バチカン天文台と枢機卿が、強く衝突した事実を報道している。

そんな人間模様を余所に、2005年のこの議論、大いに世間の注目を集めたようだ。
この記事を見ると、『なる程、バチカン内で議論がついて、その公式報告を昨年11月11日にしたのか!』となる。

ただ、天文台長も交替して、さらに4年もかかるものなのか?
哲学、神学的な議論になるので、もっと歳月が必要でも不思議ではないが・・・。
と考察された皆さん、この議論、バチカン内では ローマ教皇 が秘密裏に会談して解決済みとの事。
『ん!?その話は、本当か???』。そうとしか思えません。ニュースからも伺えます。

実は、2008年に2009年の公式発表よりも、過激な発言をバチカン天文台長が行っていました。



<引用> BBCニュース
バチカンが発言 「異星人が生存可能だった!」

$オオルリのブログ-火星 人面岩 見出し用 バチカン天文台の責任者が、『火星における生命は除外出来ない』 と発言。

バチカン機関紙によると、天文学者ガブリエル・フネス神父は 『神により創造された知的生命体は、宇宙の中に存在出来る』 と発言した。

フネス神父 : ローマ近郊のバチカン天文台の責任者。世界中の科学者と連携を取り、評価されている科学者。

「地球外生物の痕跡を調査する事は、神への信仰に矛盾しない。」 と発言。バチカン公式機関紙の彼の記事には、 『 異星人は、我が兄弟 』 との見出し。

”罪から解放”

地球上に様々な生物が居るように、神によって作られた宇宙には知的生命体が存在出来る。そしていくつかの異星人は 『 原罪 』 から解き放たれている、と同氏は推測する。

4世紀前にイタリア人天文学、物理学者のガリレオに下したカトリック教会の非難に関して尋ねられて、フネス神父は、 『 間違いを犯した 』 と外交的に言い、『 歴史の新たなページを開き、未来に進む時だ 』 と加えた。

科学と宗教が手を取り合い、多くの天文学者が神を信じ、神が読み手に保証をします。

科学的信任強化の為、バチカン市国は、来年の会議が種の起源「チャールズ・ダーウィン」の生誕200周年記念会議を予定している。

2008年5月13日 BBCニュース

<翻訳:オオルリ>
写真は、火星で撮影された人面岩

↓元記事(BBC NEWS)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/7399661.stm



この記事は、NASA発表の 『 火星に生命の痕跡はなかった 』 が世界的に一斉報道された事に対する、レスポンス記事。
何と!バチカンが、猛反撃に出たのである。勿論、バチカン内での了承が無ければ、ここまで思い切った報道は許されるはずも無い。

バチカン内の揉め事はともかく。疑問が湧いて出てしまう。
既に2008年に、地球外知的生命体(原文:intelligent beings in outer space)にまで、言及して発言している。
しかも、バチカン天文台の責任者、ガブリエル・フネス神父であり、2009年11月と同一人物である。
2009年では、知的生命体まで言及していない。寧ろ、後退した形になっている・・・。

では、なぜ?2009年11月に、控えめな発言をしたのだろうか???

色々、考察可能だが、リストアップしてみる。
1.少なくとも、ステップとして、まず、地球外生命体に言及した話を世界に公表する。
2.バチカン、ローマ・カトリック教会内での、認知と意見統一。更に、宗教的教義に、矛盾しない点を強調する。
3.バチカン単体での発表だけでなく、世界的な天文学者、宇宙生物学者も会議に招待して、世間の信用性を高めた。
ここまでは、普通の考察。否定的な意見も出にくいだろう。

更に、考察・・・。
1.チューリッヒ・カンファレンスでのオバマUFO公表の発言を受け、発言しやすいように下地を作った。
  (オバマ大統領が、UFO、ET公表を公表するとされたのは2009年11月27日)
2.その逆で、オバマ大統領の勇み足を、留める効果を狙った。(今回は地球外生命体の情報で留める)
3.バチカン内部の情報(勿論、UFO、異星人を含む情報)を公開する前振りとして、発表した。
  (バチカンは、内部に調査、諜報機関を持っている。中には、UFO、異星人の情報が含まれていると囁かれている)
4.他の政府、研究、学術機関と話し合い、歩調を合わせた。
5.既に、異星人と接触をしていて、公表プランを合わせた。

さて、最後の方まで来ると、笑い話ともとれる話だが。
何より、どう考えても、次への布石ではないか?と推論出来る。

最後に、2009年11月27日。オバマ大統領がUFO、ETに関する発表がありませんでしたが、代わりにNASAがこんな発表をしました。



今度は本当? NASA「火星に生命の痕跡」 英で報道

【ワシントン=勝田敏彦】英紙タイムズ電子版など英メディアは26日、米航空宇宙局(NASA)の研究チームが、火星から地球に飛んできた隕石(いんせき)に微生物が存在した痕跡を見つけた、と報じた。同じチームはかつて「勇み足」とされる発表もしているが、「今回は信頼性の高い証拠だ」としているという。

 チームは、南極で見つかったソフトボールほどの大きさの隕石に含まれる磁鉄鉱の結晶を電子顕微鏡で調べ、結晶構造の約25%は細菌が作り出す化学物質と見なせる構造を見つけたといい、「やはり微生物による構造という考えに戻ることになる」という結論に達したという。

 チームがこの隕石から見つけて1996年に発表した「生命の証拠」は現在は疑問視されているが、タイムズの報道では、NASAが新発見を30日に正式発表するという。そこで示される証拠の信頼性が焦点になりそうだ。
2009年11月28日 asahi.com サイエンス

↓ 元記事 asahi.com  (イギリスの報道は、11月26日、世界的には11月27日に報道された)
http://www.asahi.com/science/update/1127/TKY200911270372.html



さて、測らずとも、バチカン、アメリカ(NASA)が歩調を合わせた形になっています。

2009年11月11日 バチカンが地球外生命体の可能性を示唆
2009年11月26日 NASAが隕石から生物の痕跡を確認
その後、例の12月 世界的なUFO騒動

NASAの発表が二転三転するのは、この手の情報を 『公開する勢力』 と 『隠蔽する勢力』 が闘っているから、とも言われています。どちらにせよ、その話が真実なら、世の中の本当の事を知ってしまうと、巻き込まれる可能性が濃厚です。

去年末の、バチカン、オバマ大統領陣営は、少し 『公開する勢力』 に歩み寄った発表をした事になります。

※既に、この手の情報は、今年に入ってどんどん公開されています。
隕石から採取した石に、生物の痕跡があった。生物に必須なアミノ酸、地球外の有機化合物が確認された。などです。
この話は、バチカンから話がズレるので、またの機会に紹介します。


ん?まだ、気になりますか・・・。そうですね。
では、バチカンが隠している事とは、何でしょうか?
次回から、ご案内します。

その4へ・・・。