そう!初めては一度きりなので!笑笑
感じたことを率直に書き記しておこうと思います。
これから話す全てにおいて、私が感じた事であり、日本とイタリアどちらがいいと言う事ではなくて、どちらも大切でどちらも必要…何事もバランスだなと。
「本番」と言うものに対する捉え方が違う。
日本人である私が、本番を迎えるにあたって
(これは私だけでなく私たち日本人と言っていい気がする)
いかに仕上げ、形にして、まとめると言う意識で
本番を迎えているかということ。
そしてどれだけ失敗!傷!を恐れているか
ということを思い知らされた。
これは昔から私が感じていることですが
私たちはどうしても音楽や時間を点で捉えがち
逆に彼らは流れで音楽や時間を感じているなと。
生活もそう…
私たちはいつも分単位での時間という点で、自らの時間をコントロールして、いかに多くの目的、目標を達成していくか。ということに美徳を感じている。
でも彼らは1日という時間の流れを、いかに留めることなく!穏やかな流れを作り出すか。ということに美徳を感じているように思うのです。
少し脱線しましたが…
だからこそ私たち日本人は、この一瞬に対するエネルギーの掛け方や集中力は抜群に長けてる!!!
これは私の最大の武器であり、今まで培ってきた日本での経験は財産だなと強く実感しました✨✨
逆に、いい意味で(クソ真面目な私は少し悪い意味にも感じちゃうけど笑)稽古と本番と変わらないんですよ。
いつもいつもその場で作られる音楽をいつも楽しみ、まとめるなんていう枠はそもそもないんです笑
失敗も傷もその時の音楽の味だ!みたいなね…
でも、本来音楽ってそういうものだよなって、今回の本番を迎えるに当たって私が一番学んだことです✨✨
他にも…
出入りの確認は?、タイムテーブルの確認は?、プログラムの確認は?、譜面製本しないんかいとか、入り時間に誰もいないんだか〜
みたいな細かな面白さはありました笑
そして、何より強く実感したことは
いい歌を歌えば皆が認めてくれる。
良いものは良いと、良くないものはよくないと、皆顔から言葉から、全てで語ってくれる。
沢山のイタリア人のお客さまが声をかけてくれた。
アカデミー生が、先生が、Bravissima! mi fa sorpresa!と話してくれた。
ようやくスタートに立ったんだな。
私歌い手としてイタリアにいることが認められたんだな。そんな感覚…
でも、私のやりたい音楽への道のりは果てしなく、まだ異国の厳しさを私はまだまだ知らない。
そう思えて前に突き進めるのは、
異国の地で戦う、同じ国で生まれた素晴らしい音楽家の仲間がいるから。
日本で応援してくれる人が沢山いるから。
直接会えなくたって
この街に日本人いなくたって
ぜんぜん寂しくないよ
苦しい事はあるけど寂しくはない!
苦しい時は
私はここに苦しみに来たんでしょ!
私は何しにここに来たの!
そう自分にエールを送る✨✨✨
そして、私はやっぱり舞台が好きだ。
いつか自分の力で、
この舞台で歌うチャンスを掴み取りたい。
バルコニーのダリアちゃんが満開です✨✨✨
yukikiii*