ごーくんがコクーンで主演舞台するんですね。
一瞬のうちにいろいろ考えてしまった。
もしわたしがもっと早く教授に連絡していて、
もしわたしがまだじょうちに通っていて、
もしわたしがまだあのバイトを続けていたとしたら‥
少なくとも今よりは、
わたしの憧れる世界、舞台、演劇の近くにいたんだろうな。
いろいろな出会いの可能性だって、あったに違いない。
けれど現実は、
わたしはてっきり退学になると思い込んでいたし、
在籍していたとしても大学に復帰できていたとは思えないし、
あのバイトは上司の問題もあってばっくれた。
「あの時がんばれていたら」って、思うのは簡単なんだけど、
その時その時でわたしなりに苦しんでいたこともあっただろうから、
過去の自分に全責任を負わせることはしたくないと思う。
ただ、ただね。
わたしはそんなところにいたんだなぁ、って。
時々つい確認したくなるんだ。
いまの自分はみじめだと、自分でも思う。
けれどここに至るまでの過去には、
恥ずかしいことのほうが多いけど、誇れることだってあった。
いまだって、友達がいて、毎日がそこそこ楽しくて、しあわせだと思う。
だからあとは、自分が何を望み、何のためになら努力できるか。
それを見つけることなんだと思う。
はあ、生きるって難しい。