大和哲也×野杁正明を見てきました | おおおかのボクシングBLOG

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"豪腕"か。"怪物"か。
と謳われた、この大和哲也×野杁正明というマッチメイク!
この試合が実現と聞いて、チケットを買いました。
この一戦のおかげで、満員だったんだろうと言うのは、他の選手には申し訳ない。(僕は、大和侑也と羅紗陀に、期待もして行ってましたけど)
でも、そう確信したのが試合前のワイクーだ。
まず、野杁はロープを伝って各コーナーで祈った後は、いつものようにコーナーに、もたれ足を組んで待つ。
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それに対し大和哲也は、自身のムエタイへのこだわりを見せつけるかのようにじっくり時間をかけて舞う。
その時の異様な静まり返った空気感。
そして、二人のコントラスト!
固唾を飲んで見守る…とは、こういう事なんだろう。
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一応、ワイクーを説明しておきます。
タイの格闘技ムエタイの試合前の舞いです。
師匠と両親に礼をして、感謝・勝利・無事を祈る独特の舞踏。
舞いが知らなくても、試合開始前にロープに手を沿ってリングを一周し、父、母、師に礼をするのが式たりですね。
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さて試合なのですが、立ち上がりは前蹴りをボディやら膝、股関節の辺りにコツコツ当て合う牽制とリードパンチのフェイントやら駆け引きで1ラウンドは終わる。

2ラウンドに、一気に試合は動き出す!
野杁が、得意の右の顔面前蹴りで大和哲也のアゴを跳ね上げる!
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ここで、大和哲也の勝気な性格が出る。
サンデーパンチである、左レバーフック。
そして、接近戦と長距離からの縦肘を繰り出し、プレッシャーをかけていくようになっていく。
接近戦で、あのガードを掴みつつ外しての肘とか、キックってやはり恐ろしい競技だなと痛感する。
技術と腕っぷしの融合か。。。
なんて感心してたら、野杁が徐々にロープに詰まる。
だが、“怪物”というあだ名より、「若き鬼神」と僕は言いたい、野杁正明は思いっきり肘をぶちかます!
この日、野杁正明は不慣れであろう肘の一発目で大和哲也をカットさせた!
恐ろしいほどフォロースルーの効いた肘打ちだった。
それが、今日出場していた肘打ち経験者達の選手より恐ろしくみえた。
この大和哲也のカットで、レフェリーが中断した瞬間、「肘でカットさせた」とアピールする野杁正明が舌を出していた!

「おらっ、見たかっ!?」

って、見栄を切る!
その表情がたまらなかった。やっぱり、華がある。

試合再開された直後に、大和哲也はリング中央で笑顔を浮かべる。
すると、すぐ前に出る。
そこで、またもや左レバーブロー!あれは、表情では分からないように見せていたが野杁は効いていた!
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その流れでロープを背負う形になっていた(これが果たして、誘ってるのかは僕には分からない)野杁が、顔面に前蹴りを決めるんだが大和哲也は、気にせず詰める。
僕の目には、右ストレートから右の縦肘に見えたんだが、これで野杁は膝が落ちてダウン!!
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そんなコンビあるのか!?って感じだった。
できれば、映像で確かめたいシーンだった。
でも、ダウンから立ち上がった野杁の気迫は、凄まじかった。
2Rのここで弱みを見せたら終わりだというのが伝わる。
大和哲也も、自らの肘の技術に対する自信・こだわりを見せガンガン仕掛ける。
この場面の応酬で、野杁は苦境に立たされたかと思いきや、
3R開始したら、右肘やらノーモーションの右ストレートやらで大和哲也は顔面を跳ね上げられ、
おまけに飛び膝で煽られ、下がってしまう。
でも、大和哲也は、勝負のポイントをよく分かっているのだろう。
フックや左ボディでを反撃して、譲らないようにする。
4Rも野杁が有利な展開だったが、
大和哲也が、お返しだ!
と言わんばかりに肘で、野杁の目の当たりをカットさせる。
ここで、お互いにパンチやら肘打ちを縦・横と色々やりあう!
僕は、野杁のパンチの右ストレートがすごく印象的だった!
最終の5R、
大和哲也が仕掛けていたが、野杁のボディへのパンチ、膝蹴りが効いてしまい失速する。
そして野杁は、この日冴えていたノーモーションの右ストレートでアゴを跳ね上げる。
明らかに、表情が苦しそうに見えた。
そんな流れで、試合は終了した。
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お互いに血まみれになりながらの死闘を演じ、互いに労いの言葉をかける。野杁は判定の採点前から悔しそうな顔をしていた。
やはり、目標というか目線が高い男だなと感じた。
採点は、ダウンを奪った大和哲也が判定勝ちをおさめた。
同じ愛知県出身、同胞である。
互いによく知る二人が、雌雄を決した。
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勝利者のマイクで大和哲也は、野杁を称え、「正明のためにも世界を絶対獲ります!」と語った。
リングサイドで狂拳・竹内裕二が見ていたのも興味深かった。やっぱり好きだなー、狂拳!
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僕が言いたかったのは格闘技は、こうであってほしい!

亀田の法廷闘争とか、クソくらえだ!!