フィレンツェにて
続きです・・・夫は、旅慣れているので元気そのもの、早朝miyukiを起こさない様に散歩に出掛けダンテ・アンギエーリやフランチェスコ・ペトラルカ、ジョヴァンニ・ボッカッチョなどイタリアの三大詩人(石像)に会いに行きました。悪酔いした私は午前中休んだのでだいぶ楽になり、夫が少し気分転換にアルノ川沿いを散歩しようと誘ってくれました。アルノ川沿いのアメリゴ・ヴェスプッチ通りを下流に向かう道すがら、アメリゴ・ヴェスプッチはアメリカの由来となった人物とか、フィレンツェは天井のない美術館なので建築物などいろいろと説明をしてくれます。アルノ川からサンタ・マリア・デル・カルミネ教会を写すアルノ川を渡り、サント・スピーリト教会前の広場で軽く昼食をとります。夫はパスタです、このパスタの麺はモチモチっとしているようね・・・私はこちらもパスタ?でしょうか・・・クリームのからみがよく、この時まで気分が悪くて、食べれないなあと思いつつ少しづつでも食べると、あら不思議~??この後胃に入れたおかげでお昼からの行動が楽になりました。なんだぁ・・・二日酔いには何か食べたらいいのか(笑)美味しいお店に連れて来てくれてありがとうサンタ・マリア・デル・カルミネ教会ファサードmiyukiさん食後は、ルネサンス芸術最高の絵画の一つ、裸の絵を観に行きましょうか。向かった先は、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会のブランカッチ礼拝堂です。夫は、道を歩いている時はボディガード兼ガイドさん、絵画鑑賞の時は学芸員の様に絵画を詳しく解説してくれます。 えへへ、miyuki専属なんですよ。夫がルネサンス期最高の絵画の一つ裸と言っていたのは、マサッチョ作『アダムとイブの楽園追放』です。そしてマサッチョ作『貢の銭』。このマサッチョのフレスコ画は、ルネサンス初期の最高の絵画で、後世の芸術家ボッティチェッリやレオナルド、ミケランジェロなどが、マサッチョのフレスコ画技法を学ぶため足繁く通ったと伝えられる作品です。ブランカッチ礼拝堂左壁面:アダムとイブの『楽園追放』と『貢の銭』がマサッチョ作右壁面はマサッチョの師とされるマソリーノが描いた『原罪』ですマソリーノは、アダムとイブが蛇に唆され禁断の果実を口にする前の情景を描いています。この禁断の果実を口にしたアダムとイブは、裸を恥じらうようになり、無垢さは失われ左壁面に描かれた『楽園追放』に結び付く様に描かれています。マサッチョの描いた楽園追放には、死すべき定めと生きていく苦悩と悲しみが描かれていて、イブの左手は秘部を右手はバストを隠しています。ここの、礼拝堂は日本の道路を渡る時の様に、先ず右見て左見てそれから壁画鑑賞をするのが好ましいです。しかし、この物語を書いた人物はよっぽど女性にモテない人が書いたんやろね! まあ,自分的にはアダムとイブが禁断の果実食べてくれたお陰で子孫繁栄、目出度しめでたし結果こうして愛する妻とハネムーン旅行に来れてる訳やし、イブに感謝かなと真面目な夫にしては珍しい冗談を言いつつ観賞していました。マサッチョの『貢の銭』マサッチョの『貢の銭』は、聖ペテロの生涯を描いた六つの連作の一つで、イエスの一番弟子ガラリヤの漁師であったペテロが、中央のイエスの指示をうけ、絵の左:ゲネサレ湖で魚の口から銀貨を取り出すペテロの情景を描き、右の絵にはその銀貨を収税吏に手渡すペテロの姿を描かれています。一つの絵画の中にペテロの三つの情景が描かれた作品ですが、当時は文字を読めない人が大半で、宣教師が信者に解説しながら布教をしたと思います。壁画はマソリーノとマサッチョの共作作品で聖ペトロの布教を題材にしています。制作途中に、マサッチョの急死に加え依頼者の資金不足により中断、壁画を完成させたのは約70年後フィリッポ・リッピの息子フィリピーノ・リッピが仕上げています。中央の祭壇画は作者不詳『カルミネの聖母』天井画は、後期バロックの画家ヴィンチェンツォ・メウッチの作フィリピーノ・リッピの父親フィリッポ・リッピは、初期ルネサンスを代表する一人で弟子には『ヴィーナスの誕生』や『プリマヴェーラ』を描いたサンドロ・ボッティチェッリがいて、ボッティチェッリの初期作品はフィリッポ・リッピの絵画と見分けがつかないほど影響を受けています。フィリピーノ・リッピは、そんなボッティチェッリを快く思っていたようで、礼拝堂の壁画にはボッティチェッリを描き、自身の自画像もちゃっかりと書き込んでいると説明をしてくれました。夫の仕事の関係先、ジュンティ出版社を訪問する時間が迫って来たので散歩を切り上げホテルへと戻ります。どこに誰が描かれているのか解り易い動画です。<a、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会は貴重な壁画があり6月にフィレンツェを訪れた時に来れなかった教会でしたので、夫の説明を受けて一緒に見る壁画は歴史とその背景にある話がとても興味深いものでした。続きは、ピッティ宮殿内にあるパラティーナ美術館のお話しです。</a