大西征孝のブログ

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355「病床日記」ー頂上会談 豊洲問題の真相ー


「墓場まで持っていく」
そんな言葉をご存知であろうか。
生きている間は、お互い公表しないと取り決めた約束事……とでも言い換えようか。
個人の間でも、企業の間でも稀に、そんな事が起きるようである。
企業の重要案件を決裁する場合、その企業の代表者なり実力者なりが関与するのは必定である。関与しない事はあり得ない。
そこで、昨今の豊洲移転問題である。事の真相を糺すために百条委員会なり証人喚問が忙しい。致し方ないところであろう。
だが私は、どこかで上原東京ガス会長と石原都知事が会い、大筋合意したに違いないとの見地をとる一人である。
だから、山が動いたのだ。
当時は、頂上会談で合意を公表できる状況になかった。
公表すれば、マスコミの一斉放火を浴びる。反対勢力も俄然勢いを増してくる。
波風を立てず、如何に穏便に豊洲移転を推進するかーーー。
だから二人は、極力表舞台から姿を消し、実務者が話し合いで豊洲移転を推進したと演出せざるを得なかったのだ。
踊る人、踊らされる人。
その区分けでいくと、踊る人は上原東京ガス会長と石原都知事であり、踊らされる人は上原東京ガス会長以外の折衝役全員であり、副知事以下全員の折衝役である。
こう考えてくると、この移転問題の本質というか真相が見えてくるのではなかろうか。
ず~と前、私はこの、「墓場まで持っていく」をテーマにした実話、つまりノンフィクション経済小説を読んだ記憶がある。
それによると、両巨頭は、「墓場まで持っていく」を合言葉に波風を立てることなく、大型案件を成就させたのだった。
それは、どのような経過を辿ったのか。
記憶と推測を織り混ぜて、豊洲移転を紐解いてみたい。
まず、〇月、〇日、〇時、赤坂料亭〇〇、東京ガス上原会長などと、メモ帳やスケジュール表に記載するのは、最も初歩的な幼稚なミスなのだそうである。何故なら証拠としての痕跡を残すから。