IT化が進み世界的にも睡眠に悩んでいる人が多くなっている中で、睡眠がいかに大切かわかっている人がどれだけいるでしょうか?

日本人の2割(21%)が不眠症で悩んでるというデータがありますが決して少ない数字ではありません。先進国の平均は25%位と言われていますが、半数以上の人が積極的に医療に掛かって治そうとしています。しかし日本ではわずか8%しか治療を受けていないのです。

今回は不眠症に悩んでいる人の助けに少しでもなればと、睡眠の改善について書いていきます。

 

目次

1.なぜ不眠症になるのか?

2.睡眠負債とは?

3.不眠症の解消法は?

4.お勧めの快眠グッズは?

5.まとめ

 

1.なぜ不眠症になるのか?

 なぜ不眠症になると思いますか?

結論から言えば自律神経が興奮して熟睡できていないからです。原因は人それぞれですが、大きく分けて3つのタイプに分類できます。

1.寝つきの悪い「入眠障害」

2.眠りの浅い「熟眠障害」

3.目覚めの悪い「覚醒障害」

どのタイプの人も十分な睡眠がとれず、日常生活に影響が出ているはずです。

また、不眠症には、躁うつ病、統合失調症、神経症などが原因となっておこる不眠症と、腫瘍、内出血、疼痛などに付随して起こる不眠症があります。
また、花粉症のような目・鼻・耳の症状が、呼吸器に影響を及ぼして正常な睡眠を妨げ、不眠を招くこともあります。
あるいは、更年期障害でも不眠になることがあります。

このように、さまざまな疾患が原因となって不眠に悩まされる二次性の不眠症と、不眠を招く病気もなく、特に精神的な緊張を強いる誘因もないのに発症する不眠症があります。

 

2.睡眠負債とは?

 睡眠負債という言葉を聞いた事がありますか?

睡眠負債とは、毎日の睡眠不足が「借金」のように積み重なり、やがて「負債」となって健康被害を及ぼすことをいいます。睡眠不足で疲労回復しない状態が続くと、判断力や記憶力が低下して、単純ミスを繰り返すなど仕事に悪影響を及ぼすだけでなく、自律神経が乱れ高血圧や不整脈などの体調不良を引き起こす原因にもなり兼ねません。

よく睡眠不足が続くからといって、週末にいつもより睡眠時間を多くとって、寝だめしようとする人がいますが何の解消にもなりません。多少は負債の返済は出来るかも知れませんが、そもそも人間の身体に寝だめという機能は存在しません。むしろ週末の寝だめは、お昼近くまで寝てしまうため、1日の生活リズムが乱れてしまい、その日の夜の寝つきが悪くなる可能性があります。その結果、月曜の朝すぐに起きられなかったり体がだるくなってしまったりと、悪循環に陥ってしまいます。

睡眠負債の原因について

睡眠不足

人は本来、太陽が昇る昼間に活動し、太陽が沈む夜に眠るという自然のリズムによって生活しています。しかし、現代ではこの自然のリズムが維持しにくい社会構造になっており、深夜遅くまで働く長時間労働者が増えて、オフィス内は蛍光灯が煌々と照っています。コンビニや飲食店をはじめ24時間営業の店も多いため、夜中でも常にネオンが光っており、太陽が沈んで眠らなければならない時間帯でも、起きていられる環境が当たり前になってきました。こうした自然の眠りが妨げられる環境が原因で、睡眠時間が減少し睡眠不足に陥る人が増えています。

睡眠障害

睡眠負債の原因には、前述した睡眠不足が習慣化することで発症する睡眠障害があります。睡眠障害には夜中に何度も目が覚めて、眠りが浅い状態が慢性化する「不眠症」や、眠り出すと呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」などがあり、これらの症状は睡眠不足の生活が慢性的に続くことで起こりやすくなります。単に眠りづらくなるだけでなく、昼間に活動する交感神経が刺激されて、リラックスできずに精神的にも不安定になるリスクも潜んでいます。

睡眠負債のおもな兆候とは?

睡眠負債の場合、睡眠不足の状態が当たり前になってしまい、睡眠が足りていない自覚がほとんどありません。睡眠負債には主に次のような兆候が見られますが、3つ以上当てはまるなら要注意です。あなたは大丈夫ですか?

睡眠負債のチェックテスト

  • 休日は昼まで寝ていることが多い
  • ベッドに入るとあっという間に寝落ちしてしまう
  • 寝ている間、よくいびきをかく
  • 寝汗でパジャマがビショビショになることがある
  • 電車で座っていると眠気を感じて居眠りをしてしまう
  • 起床してから4時間後に眠気を感じてしまう
  • 仕事や家事でケアレスミスが目立つ
  • 最近、やる気が出ない
  • 最近、よく風邪をひく
  • 朝、目覚まし時計で起きている

睡眠負債が続くとどうなる?

睡眠負債は、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積されていきます。はじめは記憶力や判断力が低下し、物忘れが多くなる症状に見舞われます。睡眠負債が続くと、体の回復力や免疫力も低下するため、風邪をひきやすくなります。また、夜中に何度も脳が覚醒するため、日中に活動する交感神経が活発になります。交感神経が活発になると、心臓が送りだす血液量が増えるので血圧が上がってしまいます。夜中なのに日中と同じように血圧も高めの状態になり、その結果、高血圧症になる可能性もあります。さらに、夜中や早朝に高血圧気味になると、やがて心筋梗塞や脳卒中になるリスクもはらんでいます。

 

3.不眠症の解消法は?

不眠症の解消方法はただ1つ、普段より早く寝る事です。

えっと思うかも知れませんが、今の所他に方法が存在しません。休みの前日だから夜更かしをするのではなく、翌日もいつも通り起きる為に30分でも1時間でも早く眠るだけで大丈夫です。

平日に撮りためた録画は翌日の日中に見ましょう。夜更かししてみてもほとんど頭に入ってきません。

簡単な方法ですが実行するのは意外と難しいので試してみて下さい。

ただ、疲れすぎて眠れない、睡眠の質が悪いという人がそのまま寝ようとしても熟睡できません。自律神経がバランスを崩していたり、筋肉が緊張しすぎていたら質の良い睡眠は得られないので先ずはそこからアプローチしましょう。そんな人に有効なのが鍼灸治療です。筋肉の緊張を緩めたり、高ぶった神経を緩めるのに即効性がある為、悩む暇があったら是非試して下さい、お勧めです。

 

4.お勧めの快眠グッズは?

体に問題がない事が前提ですが、枕、マットレス、BGM、アロマなどが良いです。枕、マットレスはどちらも消耗品なので長年使っていたら買い替えを検討しましょう。劇的に変わるはずです。(枕は過去に書いてあるページを参考にして下さい)BGMは理解できる言語が入っていないモノ、アロマは香りの弱いモノがお勧めです。

 

 

 

 

5.まとめ

現代人の多くが悩んでいる不眠症もきちんと治療をすれば治ります。また快眠グッズなどを活用するのも効果的なので、1人で悩まず身近な人に相談してみましょう。

それでもだめなら相談に乗りますので、個人的にメールをください。oomorinishiseikotuinn@gmail.com

 

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