女の子をホテルに誘った私でしたが、もちろんラブホに行くのは初めてです。
入口でキョドりそうでしたが、事前にネットでラブホについて調べたのでなんとか事なきを得ました。

正直ホテルに入ってからのお話はここに書いていいかどうかわかりません(というかアウトでしょう)
ですが、滞りなく私は初体験を済ませ、無事に29年間背負った童貞という重荷を下ろすことができました。

これも全てオーキト博士のおかげです。本当にありがとうございました。
童貞を捨てた時の感想は、あっ、こんなもんか、という虚しさでした。
しかし、家に帰って一人でそのことについて考えているときに、ようやく俺はやり遂げたんだという達成感が湧いてきました。
私は再び大泣きしました。そう、童貞であることが悔しくて一人で泣いたあの時のように。

私は童貞を捨てられたのが嬉しくなり、周りの人に吹聴しまくりました。
ただ、私以外の男は女とヤるのは当たり前のことです。そのため、何言ってんのコイツ?みたいな白い目で見られました。
やはり人間のコンプレックスというのは際限がないようです。

人生で一回だけヤッてみたいという私の願いはかなえられましたが、今度は女の子と何人もセックスして楽しみたいという新たな願いが現れました。
そこで、この間やったた女の子にLINEを送りましたが一向に既読がつきません。

やっぱりセフレとして出会い系で知り合った女の子をキープするのは難しいということを知った私は、新しい獲物を求めて新たなる冒険に出発することに決めたのです!
 



いよいよデート当日。
はかせ曰く写メを確認すると女の子が嫌がることがあるので一切顔のことは言いませんでした。
ヒサユキみたいにデブスが来たらどうしよう・・・

私はいまさらながら怖気づいてきましたが、一生童貞でいるかブスとヤるか問われたら、後者を選ぶ覚悟はありました。

私は時間より30分ぐらい早く到着してしまったので、ずっと待っていましたが、ついに女の子が現れました。

顔は普通の女子大生って感じで、かわいくもなく、ブスでもなくって感じでしょうか?
まあ、100キロオーバーのデブスや、全身リスカだらけのモンスターとかもたまにいるようなので、本当に運が良かったと思います。

女の子はちょっとおとなしめの感じがしたけど、話してみると普通に明るかったので一安心。
ですが、ここで話してばかりではいけません。私は今日この子とデートに来たのではなく、童貞を捨てに来たのですから。

女の子をうまく誘導し、最終的な到達地点であるホテルへいかに効率よく誘うかがこのゲームの内容なのです。

私たちはたわいもない話をしながら、はかせイチ押しのデートスポットであるカラオケに直行。
お酒を少し入れるとちょっといいムードになり、女の子に身を摺り寄せていくと、彼女も私に応じ・・・


初キッスに成功!
これでようやく私も大人の仲間入りを果たしました!

ですが、感動に打ちひしがれている暇はありません。初キッスも目標の一つでしたが、もう一つの目標である童貞卒業はまだ残っています。
女の子とカラオケでイチャイチャした私は、震える声でホテルに誘いました。
 



はかせの集中講義をネットで受講した私は、出会い系をやってみることにしました。
出会い系よりもタップルの方が簡単にヤレるみたいなのですが、タップルはトータルで一万円以上かかるのでやめました。
出会い系なら無料ポイントがあるので、うまくいけばタダでヤレるそうです。

私ははかせの教えを守り、イケメン自撮り写メを用意し、プロフを作り込み、日記やつぶやきをちゃんと更新して万全の準備を整えました。
そして、足跡をつけてくれた女の子を狙ってメッセしたら、返信が来たではありませんか!

相手は22歳の大学生で、受け答えもちゃんとしていたので業者ではないようです。
はかせの教えでは2通目でLINEに誘導しろって書いてあったのでさっそくLINEを聞くと即成功!

勢いでデートに誘うとまたまたOKが出てしまいました!これはヤレる!ついに俺も童貞を捨てられる!
約束の日まで私はウキウキしてそのことばかり考えていました。


いよいよ私を29年間苦しめた童貞という重りがついに消えてなくなるのか・・・
てるくんごめんよ今まで心の中でバカにして、でもついに俺ももうすぐそっちの世界にいくからね・・・

仕事そっちのけでわけのわからないことを考えていたらデートの日になりました。
 



マッチングアプリでヤレなかった私でしたが、
諦めきれなかったのでヤリチンの後輩に聞いてみることにしました。

ただし、私がタップルをやっているのがバレたら恥ずかしいのでさりげなくですが。

どうやってタップルでヤッてるの?

え?普通に適当に女の子にいいかもするだけっすよ

それだけ?コツとかないの?

コツ?うーん、ないっすねw僕の友達とかもやってますけど、みんなヤッてますよ?

それって、普通の男なら何もしなくてもセックスできるってこと?

よっぽどブサイクできもくなければ大丈夫じゃないっすか?


この時私は自分がよっぽどブサイクでキモイことを知らされました。
ショックで泣きそうになった私ですが、そこは大人なので家に帰るまでこらえました。

家に帰ってからは久しぶりに泣きました。
なんで自分はこんなにみじめな童貞なんだろう
セックスするなんてとても簡単なことなのに、なんで俺だけいつまでたってもヤレないんだろう・・・

今までなるべく考えないようにしていた童貞であることの劣等感が堰を切ったように流れ出しました。

翌朝、私は一晩中泣いて、泣いてついに気づきました。
やっぱり童貞を捨てたい・・・
童貞を捨ててこの苦しい思いから一刻も早く楽になりたい・・・

そう思った私は、ついに行動を起こすことにしたのです。

童貞を捨てようと思いましたが、私の職場にはおばさんしかいないので出会いが全くありません。
そこでマッチングアプリを始めることにしました。

マッチングアプリというとお金をだまし取られるイメージがあったので怖かったのですが、
職場の後輩がタップルというアプリでヤリまくっていると聞いて、こっそりインストールしてみました。
しかし、毎月4000円ぐらいお金を払わないとメッセージのやり取りすらできないという課金アプリでした。
しかもタップルのコストは基本料金だけではありません。

タップルでは女の子に「いいかも」を送り、相手も自分にいいかも!してもらうことで初めてメッセージが遅れます。
このいいかもを一回送るごとに「カード」というアイテムを消費します。そしてこのカードはもちろん有料で、女の子とヤルために相応のお金が発生します。
まあ、簡単に言うとタップルは女の子を捕まえる課金制ネトゲみたいな感じですね笑


私は仕方なく4000円払ってタップルを使ってみましたが、全然マッチングしませんでした。
一回だけ30代後半の女性とマッチングしましたが、どう見ても40代後半から50代以上にしか見えませんでした・・・・

カードを使い果たした私は課金するかどうか迷いましたが、これ以上ヤレるかどうかもわからない女の子にお金をつぎ込むのはアホらしかったのでやめてしまいました。
 

私の友達は陰キャばかりなのですが、やることはやっています。
さすがにどんなオタクとはいえども、29歳になるころにはみんな彼女を作ってセックスして童貞を捨てています。
ですが、たった一人だけ私のほかに例外がいました。

それがてるくん(仮名)です。てるくんは私と幼稚園の頃からのズッ友なのですが、生まれてから女の子と一人も付き合ったことのないガチ童貞でした
しかもてるくんは女の子と2人で遊んだことも一度もありません。私は大学のころ一度だけ彼女がいたので、ひそかに優越感を覚えていました。

もちろんてるくんはとても穏やかで人柄も良く、社会人になった今もたまに飲みに出かける仲でした。

しかし、そんなささやかで平穏な日々も唐突に終わりがやってきました。
朝、てるくんから一通のLINEが届いたのです。

「大丸、俺今度結婚するんだ」

私は目の前が真っ白になりました。
デブで鉄オタで私の1000000億倍キモいてるくんが結婚・・・?
しかも相手は職場に入ってきた新卒の女の子で結構カワイイらしい・・・

私はおめでとうと喜ぶフリをしましたが、心中全く穏やかではありませんでした。

これはまずいことになった・・・
私は同じ童貞であるてるくんを見下すことで優越感に浸って心の平穏を保っていましたが、それが一気に崩壊してしまったのです。

もう俺もそろそろ本気を出した方がいいかもしれない・・・

私は27歳にして今だに童貞であることに数年ぶりに対峙し、心の底から果てしない危機感と焦燥感を覚えたのです。

こんにちは!大丸です。僕はアラサーにして女性経験が一回もないガチ童貞です。 僕は女性と話すのが苦手で、29年間生きてきて一回しか彼女ができたことがありませんでした。 

 

正直デブとかハゲてるとか、容姿がそこまで劣っているわけではありませんし、友達がいないボッチでもないです。 それなのになぜか女の子とは縁がなく、自分の息子を一度も挿入することがないままこの間27回目の誕生日を迎えました。 私は童貞であることにコンプレックスを感じてきました。

 

ですが、悩みだすと苦しみが止まらないので、ここ数年間はなるべく童貞について考えないようにしていました。 結果、悩みもなく仕事や遊びも順調だったのですが、結婚して家庭を持ち始める友達がちらほら現れ始め、焦りを覚えることも・・・ 

 

しかし、まだ私は現実と向き合うことから逃げ、29歳で童貞であるという事実と向き合うことをしませんでした。 こうして時はむなしくも流れていきましたが、自体は急展開を迎えます。 あることから私のいやおうなしに童貞という残酷な真実と対面せざるをえなくなってしまったのです。