こんばんは!
今回も痛みのメカニズムについて書いていきます!
【トリガーポイントはこうして作られる】
筋肉の中に「筋硬結」ができるとその部分を押すと痛みを感じるようになります。
こうした筋肉の部位あるいはゾーンを「圧痛点」と呼んでいます。
圧痛点の中には、押すとその箇所が痛むだけでなく、他の部分に痛みが広がるものがあります。
これをとくに「トリガーポイント」と呼び、他の部分に広がる痛みを「関連痛」といいます。
このトリガーポイント・圧痛点が曲者です。
トリガーポイントの発生には諸説あります。
まだよく分かっていないのですが、当院はおおよそ次のように考えています。
外傷(急激な動き)や繰り返して行う動作によって筋肉に過大な力が加わると微小損傷が発生します。
そうすると筋小胞体が破れてカルシウムイオンが放出され、筋肉が収縮します。
こうなると運動した翌日ぐらいから、痛みやこわばりが出ます。
これを「遅発性筋痛」といいます。
通常は3〜7日で治りますが、続けて運動をしたり、寒冷にさらされたりしたり、何らかの影響で血流が悪い状態が続くともとに戻らなくなってしまいます。
この状態を「拘縮(こうしゅく)」といいます。
そして、拘縮(こうしゅく)がなかなか戻らなくなって長期化すると「ワケあり筋」となります。
この「ワケあり筋」の中に、押すと痛みが放散する点が見つかります。
これが「トリガーポイント」です。
例えば、このトリガーポイントが小臀筋(おしりの筋肉)にできると、、、
- 腰から足にかけての痛み・シビれ
- 重だるい腰痛
- ぎっくり腰になりやすい
といった症状が発生します。
ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断された方も同じ様な症状が出ます。
が!
神経が圧迫しているから腰痛やシビれがあるというのは、このトリガーポイントが原因です。
ヘルニアや脊柱管狭窄症のせいではありません。
病名宣告され、
- 「私は、ヘルニア持ちだから・・・」
- 「最終的には手術しか手段がない・・・」
- 「自分の腰痛は頑固だから・・・」
そう思っていませんか?
その病名に対して抱く「想い」も治るか治らないかは大きく左右します。
マッサージや湿布ではトリガーポイントに対しては、全く効果がありません。
もちろんトリガーポイントの施術だけでは不十分ですので、
あらゆる方向からの施術が必要です。
私の経験上ですが、
「手術が必要と言われたが自力で治したくて来ました...」
「一生杖をついて歩かないといけないよと言われました...」
「ブロック注射を週に1回受けています...」
「10年間何をしても腰痛が治らなかった...」
など、そんな方達を多数改善させてきました。
※もちろん個人差はあります。治せなかった人もいます。
そういった方達をみて思うのは、
今まで原因に沿った「自分に合った最善の施術」を受けていなかった方ばかりです。
骨に原因がないのに、レントゲンを撮り、病名宣告・・・
慢性痛の負のループの入り口ですね、
....
みなさんはそうならないように願っています。
そして何か不調がある方はLINEでも電話でも良いので相談して下さいね^ ^
最後までお読みいただきありがとうございました!