第1セメスター最後の授業は、Corporate Finance(企業財務)。12月第2、3週の8日間それぞれ半日の講義だった。Financeについては、力の入れ具合はスクール毎に異なるものの、MBA花形モジュールの一つであると思われるので渡英前から不安も混じりながら期待していたが、あまりよい講師とは言えず、残念であった。

MBA全般について言われているように、また、これまで受けてきた授業の経験からも、MBAで学ぶ知識や情報は日本で本を買って勉強するのと変わりはないというのは事実だと思う。ただ、その基本知識をもとにクラスメイトと議論したり、講師とのインタラクションがあったり、あるいはアサインメントを通して知識を深堀して身に着けていくところに意味があるように思う。授業の大半が雑談で構成されていたため、今回はその講師から得るものがあまりなかった。

ファイナンスは下記テキストが非常に勉強になる。文中に記載されているファイナンスについての説明、「アカウンティングのように数字中心の学科ではなく、ビジネス戦略と密接に連動するダイナミックな学問」というのはその性質をよく表している。



現在、Quality and Operation Management(品質と生産管理)の課題に取り組んでいる。今回は3名以下なら自由なグループでよいということで、現チームの中から、イギリス人と台湾人と組むことになった。やはりネイティブがいるアドバンテージは大きい。

このモジュール自体は11月後半に4日間使って行われたが、どちらかというと影の薄い授業だったように思う。授業中、トヨタ、そしてそのカンバン方式(JIT)への賛辞で留まっており、あまり進展が見られないというか学問的にチャレンジもしていないエリアのようにさえ感じた。思わず何が学問的にホットなのか質問してしまったほどだ(あまり明確な回答は得られなかった)。

ひとつ印象に残っているのは、オペレーションは企業戦略の実現そのものといっても過言ではないので、経営幹部になる人材にとって避けては通れない重要なエリアいうこと。工場で業務をしている人だけが学べばよいというものでもないし、幹部候補が何の知識もなく業務を遂行しようとするのは非常に危険だ。アウトソーシングや企業提携など大掛かりな経営判断と密接に関わってくることからもそれは明らかだ。

この課題は引き続きクリスマスバケーション中もメール、Skypeなどを通して取り組む。

また、これまで提出した課題の結果も返却され始め、それなりの高得点を取ることができており、英語環境の中でもやれることがわかってきた。

いずれにしても今日でセメスター1の授業は終了。明日、日本へ一時帰国する。




今日が締め切りだったアカウンティング(会計学)のアサインメントを無事に提出した。7名のグループで、ある実在の会社のファイナンシャルを分析するパートAとバランスドスコアカード(BSC)の適用を評価するパートBの2本立てからなる。

ボリュームが結構あり、且つチームメンバーのネイティブが議論好きなこともあって、ディスカッションを相当重ねた。4-5時間の議論を4、5回やったのではないだろうか。その間に個人で調査し、アウトプットを作成した。

ちょっとづつではあるが、クラスでも早口で有名なこのネイティブメンバーの英語が理解でき始めた。もちろんちょっと早口でジョークを言われたり、議論から外れたりされると、まだまだわからないが、さすがに少しずつは慣れてきた。

この過程でひとつのことを経験した。

それは味わったことのない疲弊感だ。脳の違う部分を使っているのではないかと考えたくなるほどの疲労感で、9時間も寝た次の日も全身に疲れが残っていた。これはやはり、異なる言語を本当に理解できるようになり、その集中力が長時間続いたことによる新しい感覚のように思える。

一方、この早口ンのネイティブに合わせようと、スピードアップしてしゃべると文法が全くめちゃくちゃな文章になってしまい、通じてはいるがいまいまいち進歩を感じない。

4か月後の診断:
聞く: 集中して聞けば難しい議論の内容も理解はできるようになってきた。まだまだ展開が急に変わるとついていけない。
話す: ちょっとでも事前に文章を考えるとすらすらと出てくるが、その場での対応ではまだまだ。あと9月程度で改善するのかちょっと不安すら感じる。

書く: やはり文章を書くと、ネイティブから見ると多くの不自然な点が見つかるようだ。ある程度までいくとこのノンネイティブの壁を超えるのは難しいんだろうと思う。

読む: いわゆるナナメ読みは早くなったが、あまりきちんと読んでいるという実感はない。それでもさすがに上達しているんだろうと楽観している。

一番上達しやすいはずのリスニングですら、相当な壁を感じるので、4か月ではまだまだ道のりは先にある。