2024年　星陵祭　備忘録

テーマ『Magic』

星陵祭とは都立日比谷高校の文化祭。

全学年、全クラスが演劇を行う。

これは三年生演目の観劇の記録

今年も三年生演目を全て観る事ができた

また、星陵祭の歴史を紡ぐ事ができる

星陵祭　備忘録シリーズ

日比谷高校星陵祭備忘録｜Saku-laboratory和泉桜樹さんのブログテーマ、「日比谷高校星陵祭備忘録」の記事一覧ページです。

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今回は全てのクラスの演劇レベルは同じくらいに良かった

甲乙つけ難い星陵祭だった

なので、全クラス演技が上手を前提として感想を記録しておく

今回の備忘録は文字数制限オーバーで前後編に分けています

先にわかりやすい様に各クラスの僕個人的な印象のお題目

『総合力』の31R

『芸術と学び』の32R

『熱量』の33R

『圧倒的パフォーマンス』の34R

『泣ける』35R

『伝統継承』の36R

『心動く』37R

『伝わる』38R

前編

『2024年　星陵祭　備忘録前編31R〜34R』2024年　星陵祭　備忘録テーマ『Magic』星陵祭とは都立日比谷高校の文化祭。全学年、全クラスが演劇を行う。これは三年生演目の観劇の記録今年も三年生演目を全…

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35R

コーヒーが冷めないうちに

２日目第二公演

演目は2018年の邦画だと思う

三年生の演目では初めてだね

この作品は個人的に原作小説読んでるし、映画も劇場で観たのよね

当時、めちゃくちゃ感動したわけでもなく、まあまあねって印象だった

このクラスは看板、舞台造形が秀逸

文化祭の造形レベルじゃなくて、凄く清潔感のある造りになっている

演技は上手なんだけど他のクラスに比べて特別ってわけじゃない

でも・・・あれ？・・・なんか？・・・泣いてる

僕だけじゃない、泣いてる観客がけっこういる

なんだこれ？

印象的だったのは認知症に悩む夫婦役の2人

映画では松重豊さんと薬師丸ひろ子さんがやってた役柄

完全にこの2人に泣かされた

そして、脚本と演出力だと思う

『泣ける』35R

今年の僕の大賞候補

36R

アルジャーノンに花束を

２日目第一公演

僕らの時代からも選ばれている古典演目

たぶん元ネタは映画だと思う

このクラスは舞台設計と演技力だと思う

ストレートな演目だからね

知的障害を題材にしながら、人間の価値は何なのかを問いかける

シンプルに伝えたい事がわかる

日比谷星陵祭（僕達の時代から）の伝統と王道を継承してくれたクラスだと思う

伝統を伝えるクラスって絶対に必要だと思う

『伝統継承』の36R

37R

TWO

1日目第ニ公演

２日目第五公演

三年生演目としては初めてだと思う

たぶん、高校生向けの演劇フリー素材台本サイトの『演劇ボード』の台本だと思う

元は劇団キャラメルボックス

台本自体はあるから、どう演じるか？

上手かった

自分達が何を選び、どのように表現したいか

芸術ってそこだと思うんだよ

命とは何か？

自分がやりたい事とは何か？

そして、選び、行動するか？

高校生達だからこそ

この演劇がよく似合う

観た時のこの感動は本物か？

確認するために2回観てしまったよ

『心動く』37R

追記、ノリオとマリがめっちゃかわいいんだよね

今年の僕の大賞候補

38R

ヒア・カムズ・ザ・サン

２日目第四公演

こちらの演目も『演劇ボード』に台本がある作品

純粋に物語が楽しめる

きっと何も知らない人が観ても、ちゃんと話のスジを理解できると思う

盲点かもしれないけど、星陵祭において意外と難しい課題でもある

50分と言う制限で観客に何をどうやって伝えるか？

歌？ダンス？装飾？資料やパンフ？

それらが何も無くても38Rの物語は伝わる

このキャラクターはどんな意図でここに居るのだろう？

その行動や言葉の意図はなんだろう？

このクラスの演劇はそれがちゃんとわかるんだよ

それがどんなにすごい事なのかは自分達じゃわかりにくいかもしれないね

『伝わる』38R

今年の星陵祭も楽しかったな

今回のブログはイレギュラーでふたつあげました

本来、僕のブログは2日に一回、奇数日の12時にひとつずつ

星陵祭について少し長めに続きます

4〜5回予定

1週間〜10日程度お付き合いください

（年一のこのテーマだけを読んでくれている人もいるのです）

次回に続く

2024年 星陵祭 備忘録 後編 35R〜38R

2024年　星陵祭　備忘録　後編 35R〜38R