なんだかんだと、暇な時は旅に出ておりますが、温泉と書いてあればついつい飛び込みたくなるのは温泉好きの性ですね。

今回は、グーグルマップを見ていて目についた温泉へ行ってまいりました。

岐阜県大野郡白川村にある、大白川温泉露天風呂です。

白山、岐阜県側山麓付近、白水湖々岸にある温泉です。

白山登山道平瀬口の出発点でもあります。

 

駐車場横のロッジの方が管理されており、入湯料は清掃協力金という形で350円。

基本、こっちに管理人いないんじゃ…

ということで、ポストに入金です (笑)

 

脱衣所を抜けると…

なんと野趣あふれる造り (笑)

ドーーーンとど真ん中に浴槽が1つ。

衝立なんぞございません(笑)(笑)

エメラルドグリーンの白水湖をのんびり眺め…ながr…

 

湯温、けっこう高いのね…

42~3℃くらいあります…けっこうのぼせます。

ちなみに、画像左下からお湯がジャブジャブ出てるので、右奥の方に行けばややぬるくなってます。

もちろん源泉かけ流しのお湯は硫化水素の匂いがプンプンし、湯の花も豊富でこれぞ温泉!って感じです。

 

一応、男女別なのでご安心を。

でも、これって女性用浴場から男性側は丸見えになりません?、この造り…

 

ちなみにカランなどはありません。

シャンプー、石鹸類は使用できませんので悪しからず。

 

この温泉、♯秘湯としていますが、なぜかというと…ここまで至る道路が11月~6月中旬まで冬季閉鎖になるようです。

1年の半分近くが来れないのか…

しかもこの道路、かなり曲者です。

白川郷ICから国道156号に乗って、平瀬温泉郷を過ぎたあたりを右折し県道白山公園線に入るのですが、これに入って1㎞も行くとこの先待ち構える難関が伺えて来ます。

ちなみに、10㎞ほどあるのですがそのほとんどが険(県)道です…(;^ω^)

2車線区間?ほぼ無いです(笑)

落石?上等(笑)(笑)

路肩?崩れてなんぼ(笑)(笑)(笑)

洗い越し?ワーイタノシイ

連続ブラインドコーナー?第6感発動!チュピーーーーーン!!!

すれ違い?ゆずり合い←これ最重要!&そこそこ対向車来ます…まぢで?…

極端に車高下げた車は|д゚)ダメ 部品落とすか亀になるから止めようね~、だって途中、数か所ジャンプ台あるから(爆笑)

運転に自信のない方は命の危険がありますよ、ここ。

 

という難関をクリアすると、やっとたどり着きます(*´ω`*)

いやでも、お湯はほんとに最高です♪

名湯の部類に入ります!

 

さすがにそこまでしたくない!って方はこちらへ…

国道156号沿いにある、道の駅飛騨白川に併設されている、大白川温泉 しらみずの湯です。

いちいちそんなややこしい道行かんでもあるやんけ!と思われるかもしれませんが、露天風呂のお湯とやはり違います。

露天風呂の近くの源泉(2号及び3号源泉と地下水の混合泉の表記あり)からお湯を引いていると思われますが、源泉によって泉質が違うことはよくあることなので。

しかし、こっちの強みは身体が洗える(笑)

 

そして帰りに見つけたこれ。

帰雲(かえりくも)城といいます。

奥に見えるのが、帰雲山といいます。

雲が空に帰っていく場所という伝承からその名が付いたそうです。

そしてこの城、幻の城と言われております。

これだけ見るとただの城跡にある石碑ですが…

今から430年ほど前の1585年、天正大地震(震央不明)M8.0前後(推測値)がありました。

北信越、東海、近畿で甚大な被害を出し、東北でも大津波を観測した巨大地震です。

東日本大震災と同様、複数の断層が連続して動いたのではとも推測されています。

そしてここ、飛騨、越中国境も未曽有の被害を出しました。それがこの場所です。

帰雲山の山肌の色が違い、木々が生えていない場所があると思います。

実はここ、山体崩壊を引き起こした場所です。

その名の通り、山全体が崩れ落ちるのです。

その結果、このあたりにあったであろう帰雲城とその城下町はこの崩れ落ちた山に飲み込まれ、一夜にして消え去ったのです。

ここを居城とした、内ケ島一族とこの地に住んでいた住人達、どれだけ少なく見積もっても数百人~千人単位の人々が、4世紀を超えた今でもこの地のどこかで眠っています。

近年、南海トラフに関わる巨大地震の危険性が叫ばれているが、過去はただの歴史ではなく現代への警告をも発しているのではなかろうか。

と、考えさせられる場所である。

 

さて次はどこへ行こうか?