福岡市南部の油山で光るキノコ「ヤコウタケ」が緑色に淡く輝き、幻想的な光景を醸し出している。

【写真】「森の妖精」淡く光るキノコ

 「油山市民の森」職員でキノコに詳しい岩間杏美さん(26)によると、ヤコウタケは白色で高さ約1センチ。梅雨時期を中心に枯れ木などに生える。昼夜光っているが、理由は分かっていないという。

 油山には複数の光るキノコが自生するが、保全のため場所は公表していない。岩間さんは「菌類はとても小さいが、自然界の中で重要な役割を担う。これからも見守っていきたい」と話している。