アメリカ国務省のForeign service institute language difficulty rankingsで、日本語はCategory V*にランクされている。88週間以上習得に時間がかかる。


ちょっとベトナム語と比較して考えてみたいが、手に相当する語彙はベトナム語ではTay という。これを覚えてしまえば、腕cánh tay、爪móng tay、指ngón tay とTay に関連する言葉として、覚えることができる。よくまとまっている。


日本語では


うで

つめ

ゆび


語彙を覚えるのに何も関連性がない。


他には類別詞と言ってxe とつけば車両を意味し、バイクxe máy、バスxe buýt、自動車xe ôtô、と極めて整理されている。

このように語彙が合理的に纏まっているのは、ベトナム語がフランス人宣教師によって発明された文字を使用していることなどの影響から来ているのかもしれない。アジア系の中では、はっきりと欧米の影響が認められる。


日本語には漢字がある。



一つとってもいくつ読み方があるのだろう。


山田

富士山

火山


日本語は一見バラバラで、文字もひらがなカタカナ漢字ローマ字など、アラビア文字を習う以上の困難さが伴うであろう。更には、


何を食べたんですか?

何を食べた?


など話し言葉もビジネス言葉と友達言葉に分かれており、私が外国人だったら余程のことがない限りモチベーションが続かず、勉強を投げてしまうだろう。


こんな奇妙な言語を勉強してくれてありがとうございます、としか言いようがない。