平成14年2月2日に開院し、19年目を迎えましたが、諸般の事情により、令和2年3月31日をもって、閉院することになりました。

 

通院されている皆様には、ご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒、ご理解ください。

紹介状の必要な方は、予約の上、3月中に来院をお願いします。

迅速に準備いたします。

 

私が医大生であったとき、宇都宮病院事件が起こりました。患者さんは望まない入院を強いられ、挙句、杜撰な管理で死亡するという衝撃的なものでした。そのころは、精神科は敷居が高くて、外来に受診するのも、ためらわれる時代でした。

我が郷里に、いつか、開放的で気楽に相談しやすい精神科のクリニックを開きたいと漠然と思ったことが、20年後、実現できることになりました。

 

その間、画期的なうつ病の治療薬の登場などで、世間に、精神科の病気の認知が進み、精神科、心療内科に通院しやすい環境になっていきました。

 

当院開業後も、地域に、新たに、精神科、心療内科の診療所が増えました。

 

この地において、精神科診療発展の流れの、いくらかの力にはなっていたのではないかと自負しております。

 

通常の診療の中でも、平成23年3月、東日本大震災、平成27年9月関東東北豪雨など、被災された皆様の診療にも携わったことは貴重な体験になりました。

 

定期的な介護審査委員、約15年生活保護審査委員を務め、オレンジリボン運動初期にアドヴァイザーを、男女均等企画室立ち上げのときにも参加させていただきました。また、猟銃所持の認可の診断書作成を行い、地域の安全に関与してまいりました。

 

個人のメンタルクリニックとして、自分のできる限りの役割は果たせたと思っています。

 

58才で健康なまま、退くのは、通院中の皆様に申し訳なく思いますが、どうか、ご容赦ください。

今後は、別のクリニックでチーム医療や先進的な治療に取り組んでまいります。

 

地域の皆様、ブログを読んでくださった皆様の健やかな日々をお祈りいたします。