フジテレビのドキュメンタリー番組の「アイドルすかんぴん」という番組を見
た。3人のアイドルの卵が苦労しているという話なのだが、かわいそうとか、甘
えているとか、がんばっているとか、他人事のように言うのは簡単だけど、何
か釈然としない。
それは、そもそも、「アイドル」とは何だろうということが私の腑に落ちてい
ないからではないか。逆に言えば、自分で自分のことをアイドルと呼ぶ人達に
対して感じる漠然とした違和感と言ってもいい。彼女達は「本当の」アイドル
になろうとして苦労している、ように見える。
だから、周囲の大人たちが悪気なく、脱ぐ、という選択肢を提示する。それに
乗るかどうかは彼女たちだけでは受けとめきれない大きな判断だ。失うものも
あるが、得るものも小さくない。それが成立してしまっている現在の日本の状
況を大人たちは反省する必要がある。
それだけの犠牲を払っても表現したい何かがある、そんなアイドル達を見守る
ことしかできないのか。
一方で、お笑い芸人を目指す若者たちや、起業家を目指す若者たち、小説家や
シナリオライターを目指す若者たちは、脱ぐという選択肢すら与えられず、もっ
と低い成功確率に賭けている。
要するに釈然としない番組だったのだ。
http://www.junoura.com/mt/2011/05/post-1165.html