前に今年の冬にミライースを大破してしまい、急遽中古で3年落ちのワゴンR・4WDを買ったと書きました。このワゴンRに乗り始めてすでに8か月、走行距離は2万キロチョイになりました。わたしの1年の平均的な走行距離は大体3万キロなので順当なところです。
冬の終わりからクソ暑い夏を挟んで2万キロも走れば、大体のことは把握できたような気がします。まず燃費ですが、私の通勤パターン(田舎道メインで市街地少々の往復100キロ)で春や秋のエアコンを使わない時期だとリッター当たり28キロ以上は出ます。証拠と言っちゃあ何ですが、下の写真は350キロ程度走った時の燃費計を撮ったものです。28.6キロは出来過ぎですが28以上はほぼ出ますね。まあ、エアコンを使ってもミライースよりも1キロチョイ燃費は伸びます。
同じ季節条件でミライースが26~27キロ程度だったので、より重量の重いワゴンRがこの数字を出すというのは驚異的です。これは「なんちゃって(=マイルド)ハイブリッド」が地味に貢献しているのだろうと思います。私のは4WDなので2WDなら楽勝で30キロ以上は出るだろうと思われます。走りについてはコーナリングもきびきび感もミライースの方が上ですが、車重や車高の差を考えればワゴンRが決して悪いというわけではないです。というか、カーブでロールが大きいぶん若干の違和感は未だに感じますが、結局は慣れの問題です。
ミライースと比較して燃費以外でワゴンRの優れている点で個人的に一番評価できるのは走行音の静かさですね。それ以外には軽なりに上級車種になるぶん全体の質感やシートアレンジの多様性とかもかなり違います。特にリアシートが分割&リクライニング+スライドできるのは大きいです。ミライースもせめて分割可倒できれば、というのはいつも思っていました。とはいってもミライースというのは軽と普通車をひっくるめて、日本の5ナンバー車で最も安い車なので、これと上級車種を比較するのはあまりフェアではないかもしれません。ワゴンRにしても最近売れ筋の200万円超の軽と比較すればかなり見劣りしますしね。
私にとっては今回のワゴンRがほぼ初めてのスズキ車ですが、いい意味で完全にイメージが変わりました。今まではダイハツ党だったのですが、今は両メーカーの思想や造りの違いも理解できたので特にどっちが上という考えはなくなりました。とはいえ両者の違いってかなり大きいです。後は好みと重視するポイントが何かというのをよく考えて選ばないといけないような気がします。ダイハツは小さいなりにトヨタ品質だし、スズキは想像以上に燃費がいいけど軽には時計が付いていないのが案外不便だとか、いろいろとありますから(笑)。
走行距離は約358キロ
358キロ(通勤3.5日)の平均燃費が28.6キロ