先週の土日で長年の希望だった熊野詣でをやっと実現できました。仕事柄全国を歩いてきたので、熊野方面も何度か行ったことはあるのですが、やはり仕事で行くとなると自由な時間は限られます。今回2度目となるのは熊野本宮だけで、それ以外は初めての参拝でした。
自宅を出たのが朝の6時で、予定では午後一番で玉置神社に到着し、できればその足で本宮大社まで行ければいいかなと思っていたのですが、意外と早く移動できたため結局1日目で速玉大社・神倉神社まで参拝できました。
愛車のミライースで総走行距離950キロを2日で走ったのですが、思いのほか疲れませんでした。6時に出発して中国道から近畿道に入り堺から橿原経由で五条まで高速道路で約3時間。そこから十津川村まで約2時間ちょい、ひたすら山道を走りました。最初の目的地である玉置神社に到着したのが11時過ぎでした。ここまでの距離が350キロでしたが、それにしても紀伊半島南部の山の深いことと言ったら本当にスゴイっす。
私も中国山地の山深い土地で生まれ育っているので山には慣れているつもりですが、山の高低差という意味ではなく、行けども行けどもひたすら集落や民家もないままどこまでも山の中を走り続けるという意味で中国山地とは違う印象ですね。似たような経験は福井から飛騨高山方面に抜けた時以来です。あそこも山が深いです。
玉置神社で1.5時間くらい過ごしたあと玉置山を下りて国道に戻り、そのまま3時前には本宮大社に到着。こちらは国道沿いにあるので参拝の時間もあまり掛からなかったため、頑張れば4時ごろには速玉大社に行けそうな感じだったので急いで移動しました。というのも私はお祭りとか特別な時以外は日没以後はお宮に参らないことにしているので。
速玉大社も神社横の駐車場に入れたため即参拝できました。こちらの社務所でご朱印を頂くときに摂社の神倉神社に参拝することを勧められました。こちらは山を背にして東に向いているため、日没まではまだ時間はあったものの、地形の関係上すでに薄暗くなりかけていました。そういうわけでちょっと迷ったのですが、思い切って神倉神社にも参拝することにしました。でも聞けば500段ちょいの石段、それも整備されたものではなく昔の自然石でできたワイルドなもの。角度も急なうえに段差も並びもバラバラ…だんだん腰に来て歩けなくなり、何度かやめようかと思ったのですが、何とか登って来れました。でも下りるときは足の力が抜けてきていて転げ落ちそうでちょっとヤバかったです。
玉置神社の参道(駐車場から往復30分以上山道を歩く)からすでに腰の症状が出始めていたのですが、参道脇の山の神様に何とか腰を守ってくださいとお願いしたのが良かったのだろうと思います。
今回の熊野詣での旅も、これで残すは那智大社のみとなりました。こちらは2日目の朝一ということになるので、最寄りの道の駅「那智」で寝ることにしました。ここは温泉もあり、車中泊には最適です。でもたどり着いたらすでに駐車場は一杯でしたが奇跡的に一台分空いているのをゲット。まあ、一旦道駅に行ったのですが、地デジの電波が悪くワールドカップラグビーの決勝戦が視られないのが分かり、そのまま出て電波状態のいいコンビニを探して昼飯兼晩飯を食べながらラグビーを視てから入ったのが原因なんですが。それにしても100キロの巨体のおっさんが軽自動車で車中泊というのが唯一今回の問題点でしたが何とかそこそこ仮眠できました。
2日目は7時頃から活動開始し、那智の滝に寄ってから那智大社の参拝を終え、そのまま紀伊半島西側を回って帰ってきました。高速道路もだいぶん半島先端に近くまで伸びており、那智勝浦から1時間半ほど走れば乗れるくらいになってました。途中で串本のトルコ船難破の慰霊碑に寄って手を合わせ、後は一気に走り切りました。
なんやかんやで自宅に帰り着いたのが6時ごろ、950キロをミライースは快調に走ってくれました。普段軽に乗っている時には燃費を考えて高速道路も90キロくらいに抑えるのですが、今回は時間も考えほぼ100キロキープ。道の駅でも朝方冷えてきたため3時間程エンジンをかけていたのも含めて総燃費は23キロでした。100キロで走ると一気に燃費が落ちるようです。まあ十津川村の山道もかなりなんですが。
それにしても今回の弾丸ツアー、天気は快晴で3連休にも拘らずどちらの神社も「スルッ」と参拝できたうえに渋滞や駐車場にも悩まされることもありませんでした。これもすべて神様の思し召しということにしておけばメデタシということですね(笑)。
それぞれのお宮についてはこれから記事にしていきます。
なんか画像のアップロードが難しい。元ファイル上では回転させているんですけどなぜか横向きなんです(泣)。誰か直し方を教えてください。