先週は東北方面に出張していたので伊勢参りの続きがなかなか書けませんでした。といっても気合を入れて書くほどの大したネタもないんですけど。
 
朝7時過ぎに年寄を連れて自宅を出発、途中で県南から来る義妹夫婦と長男の乗ったクルマと合流し、さらに神戸の市内に入って長女一家と次女をピックアップして…と回り道に加えて休憩を多めに取りながらの行程で、もし私一人なら約4時間で走るところを6時間半くらいかけて外宮に到着しました。この日はとても天気が良くて、大阪より東には滅多に行くことがない我が家の一族は景色も含めてそれなりに楽しめたようです。
 
外宮の駐車場には前記事の通り「スルッ」と入ることができ、参拝者も歩きにくいほどに多くはなかった(といっても十分大勢)ため、足の悪い年寄と幼児を連れてどうなる事かと心配でしたがおかげさまで問題なく参拝終了。
 
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外宮駐車場
 
宿泊予定の鳥羽までどのルートを使おうかと思ったのですが、内宮付近の道を下見するのを兼ねて伊勢志摩スカイラインを通ってみることにしました。まあ翌日は天気が悪いのは分かっていたので、今日なら天気もいいので景色も楽しめるだろうという気持ちもありました。でも料金所で「?」でした…なんと片道1250円!タッカー!ちょっとびっくりでしたが、景色は最高でした。
 
宿は鳥羽の外れにある豪華なリゾートホテルで、新館と本館と同じような建物が2つあり、敷地が広大で温泉とかも点在しているためシャトルバスが行き来してました。かなりハイクラスっぽいので、私のような田舎者のおっさんはちょっと場違いかなという感じでした。でも食事(複数あるレストランの夕食で大体8000円以上)は高いものの、売店や部屋の冷蔵庫に入っている飲み物は市価と大差なくてある意味びっくり。仕事で泊まる4-5000円のビジネスホテルの冷蔵庫でももっと高いところもあるので・・・なんか貧乏たらしい話になってきましたね(笑)。でも田舎者なんてこんなもので。
 
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まあお客さんもリッチそうな人ももちろんいますが、団体さんやら私のような田舎者っぽい家族連れやら多種多様でした。オーナー用の駐車場を見ても高級外車ばかりかと思いきや普通の国産車のほうが多くてちょっと安心(多分本人ではないのでしょうが)。まあ私は旅慣れているのですが、あとのメンバーにとってはめったにない旅行の機会なんで、少し非日常的でいい思い出になると思います。それにしてもいちいちタバコを吸うのにエレベーターで降りて屋外の喫煙所へ行くというのはちょっと勘弁してほしいですね。
 
部屋は大体アメリカあたりと同サイズの広めのツインでソファがベッドに変身するようになっているため、3人部屋に変身という形式になっていて、これを4部屋。すべてオーシャンビューなんですが、見えるオーシャン(?)は小さな入り江というのはご愛敬で。本館は高い所にあるのでもっと景色は良かったのだろうと思います。
 
夕食は娘たちが予約していた鳥羽市内の「海老フライ」の店に行きました。よく見るとあちこちに海老フライの看板があり、どうも名物らしいというのにあとで気がつきました。伊勢海老というわけにはいきませんが、大きな海老フライが出てきました。娘たちは一回来たことがあり、少し事情が分かっていたので、彼女たちがいろいろと段取りをしてくれたので助かりました。
 
朝は1800円也というバイキングの朝食をとり、いそいそと内宮に向けて出掛けて行きました。これが遷宮の時期でなければ鳥羽で少しゆっくりしてから行けばよかったんでしょうが、メンバー構成上まあ仕方ないかと。
 
内宮については前記事の通りで、雨の中「スルッ」と神宮会館駐車場へ、アリガタヤ・アリガタヤ。後で地図を確認したら、鳥羽から高速道路を使うと出口が「伊勢IC」ですが、来る時は「伊勢西IC」を下りて外宮-内宮方面へと移動したのですが、私が前日とICが違うのに気がつかないまま「伊勢IC」から直近の交差点で前日走った道を横切る格好で直接神宮会館に入る道を走ったために思いがけずこの駐車場へ導かれたような格好です。
 
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神宮会館駐車場
 
この駐車場を出て道路を横切ったところが「おかげ横丁」で、駐車場→内宮→おかげ横丁→駐車場といった最も効率的な移動ができました。雨が降ったのがつらいところでしたが、年寄とベビーカーを連れてのお参りとしてはこれ以上はない条件でした、それも遷宮後の混雑の続くこの時期に。雨とはいえ周辺はすでに渋滞で参拝客も半端ない数でした。本当にオレンジさんの言われたように歓迎されたと思いたいです。
 
内宮は外宮と違いかなり距離を歩くのと雨が結構降っていたのとで、思いの外時間がかかりました。また参拝客が多くて正殿の回りで時間をかけられない状態で少し慌ただしいお参りでした。でも孫が内宮に入ったころから終わるまでベビーカーの中で寝てくれていたので助かりました。ただ結構玉砂利の中を押して歩くのは大変でしたが。
 
内宮の参拝を終えておかげ横丁に続く道を見たら傘で埋まっていました。これを歩くのはかなわんなぁ、と思ったのと買い物には興味ないしで、家族は自由行動にして一人でクルマに戻りました。ゆっくりタバコを何本か吸ってからおかげ横丁で「伊勢うどん」を食べてみました。腰がなくて柔らかいとは聞いてはいたものの、実際に食べてみると食べ慣れている讃岐うどんとはぜんぜん別物でした。だしは真っ黒で濃く見えても、味はそれほど濃くなく全部飲みほしました。これはこれでなかなかおいしかったです。でもどちらかを選べと言われたら、やはり私は讃岐です…翠さん、ごめんなさい。
 
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伊勢うどん屋さん
 
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分かりにくいですが、真中の木の向こうがおかげ横丁です(駐車場屋上から)
 
そんなこんなで特にトラブルもなく、総勢11名の4世代家族旅行は無事に終了しました。年寄の年齢や健康状態を考えると、今後このメンバーでの泊りがけの旅行は無理だろうと思われるので良い記念になりました。これもお伊勢さんのおかげと感謝感謝です。
 
本当は月読宮とか、外宮・内宮意外にもお参りしたいところがありましたが、今回はあきらめて次回一人でゆっくりと行ってこようと思ってます。帰りにも新名神を使わずに、名阪国道で帰って石上神宮に寄ろうかと思いましたが、年寄が疲れるのもまずいかなと思いあきらめました。
 
改めて、今回の旅行前にいろいろとアドバイスいただいた皆さん、本当にありがとうございました。