世間は3連休の初日という先週の土曜日、満席の飛行機に乗り込んで北 海道へやってきました、もちろん仕事ですけど。それにしてもやれ不況だ何だといいながらも、飛行機で(というか何でもいいんですけど)旅行できる身分の人は結構居るんですよね。私なんかプライベートの家族旅行なんぞ、12年前に5人分の旅費を節約するためクルマでディズニーへ行ったくらいで、それも宿代浮かすのに知人の家に泊まって・・・ま、貧乏人のぼやきはこのくらいでやめにして本題へ(苦笑)。
実はこのところかなりハードな仕事が続いていて体調があまり芳しくなく、出発する日の朝には「ちょっと体調がまずいかも・・・でもいまさらキャンセルは出来んし・・・ま、何とかなるか」と思いつつ家を出ました。
で、乗り継ぎのため東京へ向う飛行機の中でのこと。少しうとうとして目が覚めました。そこでいきなり目の前が真っ暗に、それから脂汗がだらだらと・・・体中の毛穴が開いてぴりぴりする感じで心臓はバクバク。
いったい何が自分に起きているのかまったく認識できませんでした。とりあえず尋常な状態ではないし、このまま飛行機が着陸するまで身が持つのだろうか? とまで考えてしまいました。そうこうしている内に着陸態勢に入りシートベルトサインが点灯しましたが、実際に飛行機が停止するまでといえば更に15分以上先。脂汗ダラダラ・心臓バクバク状態のままで目の前が真っ暗になりました、ってか既になっていたのですが(苦笑)。
通りがかったCAに体調不良を伝え、飛行機がボーディングゲートに着いたら最初に外に出して欲しい旨を伝えました。その間冷えたおしぼりを何度も持ってきてくれたり体調の確認をしてくれたりとえらいことお世話になりました。
まあ、何とか外に出て札幌行きの乗り継ぎ便を待つ間、空いた席で横になっていたらなんとか少しだけ回復してきたのでそのまま乗り込みました。とりあえず千歳空港に着いてレンタカーを借りたら、その足で千歳市内の当番医へ直行。初診に休日ということでえらい高くつきました。幸い出張先も千歳に近く、当日は顔を出すだけだったので助かりました。
朝から体調不良の原因は察しがついていたのですが、どうも大腸の憩 室炎を発症していたようで、とりあえず抗 生剤をもらうしか手がないため病院に直行となりました・・・これが地元の病院ならまず血 液検査で炎 症反応を調べ、きっとひどいだろうから即入院へ、更に4-5日は絶食して抗 生剤と栄 養剤の点滴、それからやっとおかゆに変わり1週間から10日でやっと退院へ、というパターンなんですが(2-3年に1回はなるのでよく分かっているんです)。そこは旅先のこと、憩 室炎だと思うが北 海道までやってきて仕事もせずに帰るわけにもいかないと主張するとろくに腹も触らずに抗 生剤をいただきました、ハイ。
それ以来消化のいいものというか、固形物をなるべく取らないようにして、朝昼晩3食プリンとかゼリーとかヨーグルトとかちょっとだけ柔らかそうなパンとかでしのいで4日目。やっとこさ腹の痛みも少し和らいできて、まともな空腹感も出始めてきました。それにしても仕事は相方の手前手も抜けないし、根性でしのいできましたが、さすがに体調不良に栄養不足の悪循環で夜は脂汗を流しながらじっとしのいでいました。幸い夕べは早く仕事も終わり、腹の痛みもひどくなくて10時間くらい眠れたので今日はかなり楽になりました。
そういうわけで今夜の晩飯はプリンとか以外の少しはまとも(?)な味のする固形物をということでコンビニでグラタンとおにぎりを1個買ってきました。体調に拘らずどこまで行ってもひたすらコンビニものしか食べていません、こんな不規則な食生活をしているので出張すると体重が増えるんです(涙・・・でも今回だけは激ヤセ、かな?)。1週間も出張がなくて規則的な生活していると3キロくらいすぐに減るんですけど。
幸か不幸か今日帰るはずが明後日に伸びたので(体調も悪いけど仕事の方もちょっとワケありで・・・(泣))最後の日くらいは何とかラーメンの1杯くらいは食べたいというのが今のささやかな願いであります。本当に小市民ですね(身体だけは大市民ですが)。それにしてもせっかく千歳空港のそばで仕事をしているのに、先日の小松基地での事故の影響でF-15が訓練停止のため飛びません(もし飛べば訓練ではなく、スクランブルなので緊急出動ということになります)。これはこれでかなりガッカリなんです、ワタシ的には・・・。