【かぐや姫の物語】
★★★★★
監督:高畑勲
【あらすじ】
今は昔、竹取の翁が光る竹を見つけ、不思議に思って近づくと、そこから小さな小さな女の子が現れた。それは美しい女の子で、翁はその小さな女の子を天から授かった姫君だと、媼と2人で大切に育てることにする。
その赤ん坊は、たけのこの如く早く成長し、周囲を驚かせたが、大自然と周りの子供たちに囲まれ、活発で明るい娘になった。
山での暮らしになんの不満もない娘ではあったが、翁は、天から授かった美しい娘を、山で田舎娘としてではなく、都で高貴な姫君として育てようと山を出ることになる。
しかし、都での暮らしは、娘にとって鳥かごの中の鳥のように窮屈なもので…
【感想】
はっきり言って、まんま竹取物語です!!!
…なのに、こんなに胸が苦しくなるなんて。。。
話は知ってたし、かわいそうな話だったよなー。とは思ってたけど、
すごく引き込まれてしまって、感情移入してしまいました。
もう、切ないんですよ。本当に。
とにかく絵が雰囲気にすごく合っていて、
儚さがより感じられた気がします。
番宣で出てくる走っているシーンの疾走感がもうすごくって、
あの線でかぐや姫の感情がすごく伝わってきます。
苦労の無い良い暮らしをして欲しいと子を思う親の気持ち、
自由に生きる事を諦められない気持ちと、親を慕う気持ちの葛藤。
幸せの形は、人によって違うから上手く生きるのって本当に難しい。
むしろ悩んで上手くいかない事が、「人間」として
生きてるってことなのかなぁ。
うーーーーーん。
切なくてやるせない気持ちでいっぱいなんだけど、
今年一番見て良かったと思えた映画です。
