八日目の蝉

映画『八日目の蝉』を見た。

なかなか、考えることの多い映画であった。

人を育てる上で、人の人格を形成していく上で、愛情を注ぐことが極めて重要な要素になるというメッセージがあったように思う。

そして、愛を持つ人間に育つかどうかは、血に裏付けされた先天的なものではなく、誰かがしてやれば、身に備わるものなのではないかという可能性について、問題提起かあったようにも思う。

子どもの虐待とイジメの増加。

愛情を注がれていない子どもが増えている可能性を切り口とすれば、なんとなく社会現象に一定の相関性を認められるような気がする。

そして、その解決策は、個々の親だけにしか見つけられないものではなく、もし愛情を得ることの出来ない子どもがいたとしたならば、社会で支える方法を見つけてあげられるのかもしれない。