①2002年以降に中山芝2000m(稍重・重)で行われた16~18頭立てのレース
該当レース数は26レース。
1番人気馬の成績は、勝率=38.5%、連対率=57.7%、複勝率=69.2%となっており、信頼度は高い。
脚質傾向としては、先行馬有利(1着数シェア=53.8%、3着内数シェア=43.6%)となっている。
逃げ馬は、勝率=18.5%、連対率=37.0%、複勝率=48.1%の成績を残しているが、馬券の対象となったのは全て5番人気以内。
一方、後方の馬は、2着馬2頭のみが馬券の対象となっているが、9番人気馬と10番人気馬になっている。
穴を狙うなら後方脚質の馬からであろう。
枠順については、4枠よりも内が有利な傾向が窺われる。
②2001年以降に中山で行われた皐月賞
馬場状態については、2010年が稍重、その他の年が重で行われている。
1番人気馬の成績は、4-1-2-3となっており、信頼度は高い。
馬券圏外となった3頭の内、2頭は4着であり、大敗したのは2009年のロジユニヴァース1頭のみとなっている。
1着馬の人気順は、1(4頭)、3、6、7(2頭)、10、15番人気となっており、低人気馬の1着狙いも十分に狙えるレース傾向にある。
③結論
現在1番人気のワールドエースであるが、馬券圏内を確保する可能性の高い1頭と見ている。
きさらぎ賞騎乗後の福永騎手のコメントは、「4角でムチを入れたら自分が思った以上の反応を見せて、早く先頭に立ちすぎたが、最後までいい脚を使った。」とのもの。
激戦の予想される今回に、きさらぎ賞の経験が生きると見る。
2着のヒストリカルに騎乗した安藤騎手も、「相手は一枚上だったが、この馬も切れ味が凄かった。」とコメントしており、ワールドエースの力量が、この世代でワンランク上にあることが、窺い知れる。
前走の若葉Sは前が楽をしているレース展開にもかかわらず、直線だけを”飛んで行って”快勝。
コーナー4つのコース形態も経験させて、予行演習も万全に終えている。
波乱のある皐月賞だけに鉄板とは言えないが、スムーズに運べる展開なら勝ち負けして良い。
相手筆頭には、思い切った先物買いでサトノギャラントを挙げる。
この馬を挙げる根拠は、ベゴニア賞を勝った後の藤沢調教師のコメント「器の大きさを感じさせる内容。」に尽きる。
ベゴニア賞での直線のフットワークは、とてつもなく大きなエンジンを搭載している可能性を感じさせるものだった。
前走のスプリングSは、4着とはいえ、休み明けで優勝したグランデッツァと同じ35.5秒の上がり3F時計(メンバー中最速)をマーク。
今回大外一気の妄想も膨らむ。
父=シンボリクリスエス、母=スティンガーの良血馬。
黄金の馬体に胸騒ぎを覚え、単穴指名した2004年の優勝馬ダイワメジャー(10番人気、父=サンデーサイレンス、母=スカーレットブーケ)同様の、”血”が放つオーラを感じずにはいられない。
そのサトノギャラントに、新馬戦、前走スプリングSで先着しているグランデッツァを次位に挙げる。
皐月賞2勝(ネオユニヴァース、ダイワメジャー)、2着1回(タイガーカフェ)の鞍上M.デムーロも心強い。
中山11R
購入金額 3,000円
単勝 8 (200円)、9 (600円)
複勝 8 (300円)
3連複 フォーメーション
1頭目 9 - 2頭目 8、18 - 3頭目 2、3、5、6、7、8、14、15、16、18 (19点:各100円)