ソウルケイジ (光文社文庫)/誉田 哲也
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『ストロベリーナイト』が面白かったので、二作目に手を出してみた。


本筋とは関係ないが、印象に残った台詞は、日下主任が、自分の考える子供の存在について菊田巡査部長に語ったもの。


「…子供はいつか、独立した一つの玉になって、家庭を離れていく。そのとき、できるだけ丸い玉であるように、一人でも転がっていけるように・・・そうしてやるのが、親の役目・・・なのかも、しれないな」



”天職”。

そんな風に思える仕事を選べるだけの、思考ができる力と、思考をする上で必要なネタとなる経験をさせてやりたいと思っている。