①2003年以降に東京芝1800m(良)で行われた10~12頭立てのレース
該当レース数は84レース。
1番人気馬の成績は、勝率=31.0%、連対率=56.0%、複勝率=67.9%となっており、連対率、複勝率は高めの数値となっている。
脚質傾向としては、1着馬について先行馬有利(1着数シェア=45.2%)、3着内については、先行馬と中団馬が互角(ともに3着内数シェア=36.1%)となっている。
上がり3F時計1位の馬の成績は、勝率=41.8%、連対率=63.3%、複勝率=80.6%となっており、末脚の強力な力量上位馬が馬券の対象となる可能性の高いレース条件となっている。
枠順に特段顕著な傾向は窺われない。
②2004年以降に行われた共同通信杯
馬場状態については、全ての年において良で行われている。
1番人気馬の成績は、3-2-1-2となっており、信頼度は高い。
1着馬の人気順は、1(3頭)、2、3(2頭)、4、6番人気となっており、中位人気馬までは優勝可能性を見込むことができる。
脚質傾向としては、道中のポジションに明確な傾向はない。
上がり3F時計1位の馬の成績が3-2-3-1、2位の馬の成績が2-1-3-2となっていることから、いかに府中の長い直線で末脚の切れる馬を選べるかが重要なポイントとなる。
尚、この点に関しては、前走の脚質で必ずしも見極めがつかない点に留意が必要である。
(前走上がり3F時計4位以下でも3-4-4ー30と、2、3着馬の半数を占めている)
前走クラスについては、未勝利、新馬勝ちの馬で馬券の対象となった馬はいない。
500万条件から馬券の対象となった馬は、昨年のディープサウンド(1番人気10着)を除いて全て連対している。
③結論
現在1番人気のディープブリランテであるが、優勝可能性が極めて高い1頭と見ている。
新馬戦騎乗後の岩田騎手のコメントは、「素直な馬で本当に乗りやすかった。先が楽しみな勝ち方ができた。」とのもの。
前走東京スポーツ杯騎乗後のコメントも、「凄く素直で乗りやすい馬。」とのものであり、常に余裕を持ってレースを出来ていることが良く分かる。
強いて懸念材料を挙げるとすれば、多少テンションが高いところであろうが、仮に差されたとしても2着を確保できるだけの性能の違いはあると見ている。
相手筆頭には、エンジンのかかりの遅さを東京コースでカバーできそうなゴールドシップを挙げる。
前走ラジオNIKKEI杯2歳S騎乗後の安藤騎手のコメントは、「能力は確か。これからもっと力を付けていくと思う。」とのもの。
負かされたアダムスピークについて、ルメール騎手が「クラシックレースを意識できる」とコメントしていることからも、東京コースなら、ゴールドシップは同レベルのパフォーマンスを示してくれると考える。
一発候補としては、前走葉牡丹賞勝ちのコスモオオゾラを挙げる。
葉牡丹賞騎乗後の中谷騎手のコメントは「先々の手応えを感じさせる馬。ここでは力が違った。」とのもの。
先行して上がり3F時計がメンバー中最速となっているように、このレース条件での信頼度が高い脚質といえる。
中山コースの坂超えからの瞬発力はとても不良馬場でのものとは思えない切れ味であり、良馬場でのこのメンバーとの対戦に注目する。
東京11R
購入金額 3,000円
3連単 フォーメーション 2、3着マルチ
1着 2 ⇒ 2着 3、9 ⇔ 3着 3、4、6、7、8、9、10、11 (26点:各100円)
馬単 フォーメーション 1着 3、9 ⇒ 2着 2、3、9 (4点:各100円)