深い河 (講談社文庫)/遠藤 周作

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【深い河】遠藤周作
愛を求めて、人生の意味を求めてインドへと向う人々。
自らの生きてきた時間をふり仰ぎ、母なる河ガンジスのほとりにたたずむとき、大いなる水の流れは人間たちを次の世に運ぶように包みこむ。
人と人とのふれ合いの声を力強い沈黙で受けとめ河は流れる。
初の遠藤周作作品。
この作品を手に取るまでは知らなかったのだが、
著者はキリスト教作家とのこと。
この物語では様々な過去を背負った5人が主人公として登場し、
○○の場合といったそれぞれの視点で描かれている。
その5人がそれぞれ抱えている様々な事情に
何かの答えや手がかりを求めてインドへ向かう。
そして、母なる河、ガンジス川と向き合い、自分の中にある何かとも向き合う。
人生とは何なのか、愛とは何なのか、そんなことを感じさせられる作品。
最終的に主人公それぞれが答えを見出せたのかは、はっきりはしないのだが、
どんなことがあってもそれはそれでいいんだよ
と受け入れてくれる深さがこの作品のタイトルでもある
深い河=ガンジス川にはある、と言っているようにも感じた。
キリスト教作家である遠藤周作がインドを舞台にしたのは、
やはりそこに何か感じるものがあるからだろう。
この作品が書かれた時とは時代背景が違っているが
インドはこれから確実に伸びてくる国だと思う。
宗教的なことだけではなく、色んなパワーを実際に体感したいので
いつか行ってみたい。
追伸
この作品を薦めてくれた、ユエルンさん。
この作品も本当に深く考えさせられる作品でした。
きっかけを作って頂いたことに感謝しています。
ありがとうございました。
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