音信不通でお別れすることになった彼氏とは、ずっと昔から友達で。
付き合い出すまでに既に6年も一緒に時間を過ごした人。
知り合った当初から私は、彼に想いを寄せていたこともあって、彼の彼女になれた事はめちゃくちゃ嬉しかった。
彼との時間以外に、欲しいモノなんて何もなかった。
付き合いだしてすぐ、彼は私の両親と会ってくれた。
「この人と結婚する。」
願望が、確信へと変わっていった。
幸せ気分もつかの間、ある日突然何の前触れもなく、彼は私の前から居なくなった…音信不通になった。
死んだ!?
事故!?
なんで?
どうして…??
連絡をしてもリアクションがない。
それでも毎日返事を待ち続けた。
頭の中の「音信不通」の4文字を、何度も見て見ぬ振りをした。
不安でたまらなくなって、ネットで検索しまくった。
ネット上に答えなんて落ちてない…彼の答えは、彼しかもっていない。
そんな事はもちろん分かっていた。
けど当時は、そうせずにはいられなかった。
検索すればするほど、いくらでも出てきた。
音信不通 彼氏…
音信不通 突然…
男が音信不通にする時………
世の中にはこんなにも、音信不通で苦しんでいる仲間が居るのかと驚いた。
結局、音信不通になってから3ヶ月 ほど後に、自爆した。
そんなに時間をかけなくたって、結果なんて言葉とか態度で確認するまでもなく、現実が見せてくれている。
音信不通にするような男はロクでもない。
こんな感じのワードがネット上には沢山落ちていた。
それは、間違いなかった。
という、失恋の記録です。