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ではでは、「温泉分析書」の読み方、つまり注目すべき項目を列挙していきますので、ぜひご参考ください。今回は上級編ですのでかなり高度な説明をします。細かい物質目てな数値をメインに見ていただきます。項目も多数になりますので数回に分けて説明します。

 

泉質名の温度分類に注目

温度分類は「高温泉」「温泉」「低温泉」の3つがあります。源泉温度が25℃以上あれば「○○温泉」という表現になります。例えば単純硫黄泉の場合は「単純硫黄温泉」となります。25℃未満なら「○○冷鉱泉」という表現になります。先ほどの例なら「単純硫黄冷鉱泉」となります。

 

「泉温」で熱いと・・・

源泉温度が5℃以上だと加水率が高まります

 

「泉温」で冷たいと・・・

25℃未満、つまり「冷鉱泉」なら加温だけでなく循環も必要となるので消毒のため塩素が入っている可能性が高いです。

 

「湧出量」

浴槽が1時間でいっぱいになるほどのかけ流しであれば非常に新鮮な温泉といえます。湧出量と浴槽の大きさは「鮮度」に、湧出量と入浴者数は「衛生」にそれぞれ関係します。

 

「水素イオン濃度(pH値)」

pH10以上なら短時間に肌の確執をとるため「ペタペタ感」が強くなります。

 

「浸透圧」で「高張性」なら・・・

湯あたりする可能性があるので注意が必要です。非常に濃い温泉になります。

 

「溶存物質(ガス性のものを除く)」

1,000㎎/㎏以上で「塩類泉となりますが、単純温泉で700㎎/㎏以上あれば塩類泉に近い効果があると考えられています。「塩類泉」となる1,000㎎/㎏以上の場合は個性を発揮してきます。5,000㎎/㎏、10,000㎎/㎏、15,000㎎/㎏が濃さの分岐点となります。

 

「溶存物質(ガス性のものを除く)」が多ければ二番手・三番手に注目

溶存物質(ガス性のものを除く)が5,000㎎/㎏以上あれば、温泉分析書の「ミリバル%」で20%未満の物質にも注目しましょう。また、20mval%(ミリバル%)に満たなくても絶対量の方が多い場合もあります

 

今回はここまでにします。次回はもっと具体的な物質と数字に注目していただきます。