東大医学部卒医学博士 ♨️温泉療法医の温泉ブログ

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温泉が好きな人、健康促進に湯治を検討している方、マニアックな温泉・郷土料理に共感をしていただける方のためのブログにします。

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バスクリンと花王の研究所の入浴剤研究への参加

 

みなさん、こんにちは。ついに3月ですね。
いかがお過ごしでしょうか。
ここしばらく、日差しが明るくなってきたような…。
日本全国、地域によって違いますが、確実に春本番に近づいている今日この頃です。
 
本日は新型コロナウィルスのおかげで、外出を控えていらっしゃる方が多い中、お手軽に楽しめる入浴剤のお話をご用意させていただきました。
 
ドラッグストアで簡単に入手できる入浴剤が医学会ではどのようにとらえられているかのお話が今日のテーマです。
 
温泉水に付随する、最近の研究結果について、私が温泉療法医になる研修会の頃も講師として様々な温泉浴の種類と入浴剤の成分についての講座を担当されており、すでに多数の論文を発表されていた前田眞治先生の入浴剤や炭酸水の研究について触れておきたいと思います。
 
この、前田先生のお話も今は昔のなくなってしまった研修プログラムなのですが。
 
私たちが温泉療法医になった時代は、学会の研修会で入浴剤の細かい成分についての知識を知ることができました。
 
現在、例えば、前回の日本温泉気候物理医学会でも入浴剤メーカーのバスクリンと花王の商品開発研究者や入浴研究に企業内で携わっている研究者の方が成果発表を盛んにされています。
 
以前にブログにしたHSPの発表も伊藤要子先生とバスクリン製品開発部との共同研究となっています。
 
https://onsendr.com/2019/05/23/hsp/
タンパク質を健康にするヒートショックプロテインHSP入浴法
 
さらに、日本温泉気候物理医学会から届く冊子の裏表紙にはすべてバスクリンの広告が。
「きき湯」です。
 
 
バスクリンの研究者の方が参加されている発表は87件中7件と影響力も大きいようでした。
 
一方、パーソナルヘルス研究員の方による発表が1件だった王は炭酸入浴剤の効果・効能が医学的に認められており、誰でもご存知な花王「バブ」は温泉療法医の研修資料の中にも説明が含まれていました。
 
日本温泉気候物理医学会でも長く定評のある入浴剤です。
 
具体的な内容は、もう、かなり詳しく…。一般人は目にしないような内容でした。
花王社内の研究員の方々が目にするような化学式などではないとは思うのですが、入浴剤全般に対して研修時に詳しい知識を得ることができます。
 
ただ、一つ言えることは、医薬部外品であること、成分、効能、用法・用量は商品の箱を見ればわかるし、医薬部外品は薬事法に「人体に対する作用が緩和であること。」とされていて、入浴剤の中にはなんの効能もないものも多く存在する、いや、おそらく、バスクリンと花王の炭酸入浴剤以外は意味がないと医師である私は考えているくらいです。
 
おー。大変。
 
みなさん、入浴剤の記載事項をすべて信じないように用心しましょう。
 
ただし、気分転換や香りを楽しむものとしての嗜好品としては私もかなり入浴剤も愛しています。
様々な入浴剤をホテルで手に入れるたびに喜んでいくつか持ち帰り、あとで楽しみます…。
 
出張先は温泉地ばかりではないので。
 
ホテルのアメニティの入浴剤はささやかな楽しみです。
 
さて、優しい前田先生は入浴剤について、温泉療法医の研修テキストにはこのように記載されていらっしゃいました。
 
入浴剤は天然温泉の効能を期待し、家庭においてその期待を満たすべく考案されたものである。
 
温泉成分のうち、効能が期待され、品質が安定で、安全性が高く、安定供給できる基剤を選択、組み合わせ、さらに価値感を高めるために、色素、香料を添加し、入浴時、精神的な安堵感を与えるように開発された製剤である。
 
このように温泉好きの国民性のもと家庭でも簡単に温泉浴が楽しめるようにと、数えきれないほどの多様な人工入浴剤が市販されている。
 
これらの中には医学的にその効果が実証されているものもあるが、明らかな効果が証明されていないものもある。
 
効能効果の範囲も決められていて、一部の皮膚病、肩こり・腰痛や神経痛、痔、冷え性、リウマチ、疲労回復、産前産後の冷え性とされています。また、人体に強い作用を及ばさないだけでなく、誤用の際も人体に対して作用が緩和であるように作られているのです。
 
バスクリン「きき湯」や花王「バブ」の成分や使用感の詳細、その他市販されている入浴剤の成分と使用感ついては、またの機会にご紹介させていただきます。
 
バスクリン
https://www.bathclin.co.jp/
 
製品一覧:バスクリン・きき湯・日本の名湯・アーユルタイム、その他
https://www.bathclin.co.jp/products/
 
Amazon公式ショップ
 
 
花王
製品カタログ
https://www.kao.com/jp/products/
 
 
 
 
 
前田眞治先生について
 
 
最後に入浴剤についての研修を担当されていた前田先生をご紹介させていただきましたが、先生はTV出演多数、ラジオでもお話されていたことや、本も出版されていらっしゃる上、現役でたくさんの研究発表もされていて、最近は炭酸水を使った健康法の研究でも定評があり、書籍もいくつか出ています。
 
 
現在、国際医療福祉大学大学院リハビリテーション学分野の教授として教鞭をとられていて、まだ、ご活躍中です。
https://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/staff/cat/cat9/4159.html
 
自宅で楽しめる炭酸水の健康への活用もブログにしてみたいテーマではあり、温泉療法の分野では研究が進んでいます。
 
 
※効能は万人に対してその効果を保証するものではありません。

 

 

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世界の温泉分布地図 — 火山国・日本とヨーロッパの温泉文化

温泉に関する資格の定義と研修受講 — 温泉療法医は温泉に関して万能ではない

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本日は、入浴剤とメーカー・研究者の話についてご紹介させていただきました。
 
これからも、温泉療法医としての目線で、健康づくりに役立つ様々な温泉医学情報をご紹介していきたいと思います。
セルフメディケーションの時代、ぜひ、日常にお役立ていただけましたら幸いです。
 
本日はご訪問・ご拝読頂き、誠にありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します。
 
 
1)日本温泉協会 沿革
https://www.spa.or.jp/association/activities/
2)第84回日本温泉気候物理医学会「超高齢社会における温泉医学」総会・学術集会
  プログラム・抄録集
3)温泉療法医研修会テキスト 有限責任中間法人日本温泉気候物理医学会