そして、そのまま歩いて手術室へ。
手術室へ入って、名前と手術の内容を聞かれ答える。
そして、手術室へ入っていく。
どこも痛くないし、自分自身はいたって元気な状態なので、なんだか不思議な感覚。
でも、私は今から手術をする。
お腹にメスを入れるんだ。
何もかもが自分のことではないような、なぜか他人事のような感覚だった。
手術台に横になり、麻酔の先生がやって来た。
手術台に横になり背中を丸めるように言われ、そして麻酔の注射をされた。
これが逃げたくなるぐらい痛かった😩
(でも、これが2人目出産の時はぜんぜん痛くなかった😅この麻酔の先生が下手だったのか??)
麻酔の注射が終わり、上向きに寝る。
麻酔が効いてきたかどうか確認される。
だんだん下半身の感覚が無くなってフワフワと浮いてるような感覚になる。
麻酔がちゃんと効いたことを先生が確認して、手術がはじまった。
色んな布で覆われて、自分では手術の様子が見えないように布で仕切りをつけられた。
そして、カチャカチャっと器具を持つ音が聞こえ、あっ、切られるって思った。
切られて痛かったらどうしよう!なんて思いながら、かなりビクビクしてたけど、もちろん麻酔がしっかり効いてるのでなんの感覚もない。
そして、数分後、、、
お腹部分をぐいぐいっと動かされ、
先生が「出るよ〜」っと言った。
さらにぐいっと引っ張られるような感覚の後、、、、
「オギャー!!オギャー!!!」
元気な声が!
先生が「産まれましたよ〜」
っと言った瞬間、とてつもない安堵感からか、自然に涙が溢れ、
「良かった〜」っと声がもれた。
産まれたての赤ちゃんを私の顔の横に持ってきて貰って、手を握った。
こんなに心があったかくなって、嬉しすぎて、安心して、幸せな気分は生まれて初めて経験した感覚だった。
そのあとお腹の縫合をして貰ってる間は、安心しすぎたのか爆睡して覚えてません😅
気が付いたら、手術台からベットに移動されて、みんなが待つ待合室の方に向かっていた。
手術室を出ると待合室でみんなが待っていた。
私はお母さんに「怖かった!怖かった!」っと何回も言ったらしいけど、これも覚えていない。
待合室から入院部屋に移動して、赤ちゃんとの対面を果たし、みんなは帰っていった。
後から聞いた話では、うちの母は、緊急帝王切開と聞いて、心配で心配で泣きながら運転して病院に来たらしい😅
これも後から知ったことですが、心拍異常での緊急帝王切開はかなり緊迫した状況らしく、一刻も早く赤ちゃんをお腹から出してあげないと赤ちゃんがお腹の中で死んじゃう可能性もあるような大変な状況らしいです。
そこまで大変な事とは産んでからもまだいまいち分かってなかったのですが、2人目妊娠した時に先生から聞いて、そんな大変な状態で産まれて来たのかとその時はじめて知りました。
とにかく無事に産まれて来てくれて本当に良かった!
つづく