安く買って高く売る。
投資の鉄則。
そんなことは誰でも知っていますよね。
知ってても出来ないのも投資の世界。
日経平均の長期チャートです。
自分の資産に対しても、
投資対象に対しても
視点を変えてみることはとても大事です。
木ばかりを見ないで、
たまには森も見てみましょう。
で、こうして冷静に過去の結果を見ると
ここで買って、ここで売れば・・・
ってわかりますよね。
2009年3月に日経平均は約7,000円の大底
現在の日経平均は23,000円、その差は3倍以上
10年で3倍なら文句ないですね。
当時、私のお客様でも数名の方が、
7000円台で買うことが出来ました。
でも、10年持ち続けた人は
1人もいません。
だって、たった数か月後には
10000円、40%UPです。
みんな売りますよね。
10年後に3倍になるなら、
黙って持っておけば良かった。
そう思えるのは、今の株価がわかるからです。
私が金融の世界に入ったのが2006年でした。
今見ると、リーマンショック直前、高値ピークですね。
あの時、高値だった~と悔やんでいた株価18000円、
今の株価からすると、20%オフのお得な価格になっています。
そう思えるのも、今の株価がわかるからです。
18000円が半年足らずで15000円になり
20%オフのバーゲンセールです。
そう思えるのは、その時の株価だけを見ているからです。
15000円の時、20%オフの
バーゲンセールで絶好のチャンスを
資産と投じた人の感情ってどうでしょう??
誰も買わない時、
こういう下がった時はチャンスって書いてたな…
投資を勉強して、逆張りでのチャンスを
勇気をもって取りに行った
はずなのに・・・
買って数か月後には、
約半分になっています。
「割安だったよな。
下がったらチャンスって言ったよな
」
他人に文句を言ったところで
お金が返ってこないのはわかってはいてもね。
冷静ではいられないくなります。
投資は常に変動するものに、資金を投ずるので
すべての結果に満足できることはないです。
必ず売買にストレスが生じますし、
その度に感情が動き、その記憶の積み重ねで、
以降の投資の判断を左右していくようになります。
投資でいう、当たり前・常識といわれる
概念がだんだん歪んでいってしまうんです。
投資で高値掴みしてしまう![]()
安くても買えるわけない![]()
短期で結果が出ないと意味がない![]()
戻るまで待つのがもったいない![]()
短期と集中投資は、
常に感情が動きます。
そこに投資の鉄則を歪めてしまう
くらいの強いエネルギーがあります。
視点を変えてみましょう。
まとまった資金による一括売買ではなく、
毎回定額でコツコツと積立投資ってどうなんだろう。
まとまった資金は一切必要ありません。
流れを作っておくだけ。
感情を揺れ動くことはありません。
たまに、『おっ、結構貯まってきた~
』って思います。
下がってもやめない。それだけです。
(出典:みずほ証券株式会社)
2000年1月から毎月3万円
投資経験がなくても、
まとまった資金がなくても大丈夫。
自分の積み立てに使ったお金が648万円
それに対して、1190万円です。
さらに、もしつみたてNISAだったとしたら
値上がり益はオール非課税
542万から引かれてしまう
税金110万も引かれなくて済みます。
購入方法では価格が低いときは大量に購入
価格が高くなると少量しか買わない。
自らが株の売買を執行する必要がなく、
流れを作っておくだけなので、
感情を挟まない、機械にお任せです。
投資の鉄則を守ってくれています。
相場はいつ上がりいつ下がるか分からない。
でも売買のタイミングを
気にする必要がないんですね。
仕事してても、旅行行ってても、
入院しても、デートしててもOKなのです。
何より相場の変動によって
精神的に気を揉むことが少なくなる。
さらに、資産を分散することで、
変動のブレ幅は少なくなりますよ。
自分の資産を作りたい
老後資金を作りたいなら、
完璧な知識よりも、時間を味方に![]()
いつやるの?
まだ始めないの?


