〜2年前の入院時の記事です〜
義足を履くにあたって色々トレーニングをする必要があります

まずは切断側(私は左脚)
義足の重みに耐え、細かいコントロールができるように、筋力と柔軟性を養います。
具体的には重りをつけて足を動かしたり、膝で立つ練習をしたり、膝裏を引き延ばしてもらったり、柔軟運動をしたり…。
そして健脚側(私は右脚)
左脚が当分あてにならないので、負荷はほとんど右脚にかかります。
ですから右脚をとにかく強く、バランスを保てるように色々訓練しました。
右脚で立てる時間を長くするとか、目をつぶって色んな動きをしてバランスを取るとか、右脚だけで動き回るとか…

「片脚で立ったり動いたりなんて簡単!」という方もいるかもしれませんね。
でも脚を切断すると、全身の重みのバランスが変わるんです。
今まであった重さが無くなった上で片脚でバランスを取るのは、脚があるときとは全く違いますのでかなり難しいです。
義足を履くイメージが掴めず戸惑ってばかりでしたが、言う通りにするのが一番だろうと考えて、大変且つユニークなメニューをこなしていました

実際に義足を履くようになってから、これらの準備やトレーニングがいかに大切なものなのか、痛感することになります。