人の執念 夏の日差しに負けず…
(日記と駄文のページです。お気に召すかわかりませんが…)
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No2 再会

思がけない再会だった。


はじめ私は誰なのだかわからなかったが、薫は彼のことを一目見てわかったらしい。


小さい頃の王子さま・・・私は名前を忘れてしまったが、薫は「雄二くん!!」と読んでいた。


呼ばれた本人は、かったるそうにこちらに顔を向けてきた。


「あん?」


風貌がかなり変わっている。


私の知っているあの頃の王子様とは大違いだ。


耳には大小さまざまなシルバーのイヤリング、紙は金髪に染め上げられ、私がもっとも嫌う「ちゃらちゃらした男」そのまんまだった。まだ蒙馬を付き人につけたほうが何百倍もましだと思う。


「私だよ。小さい頃近所に住んでた薫だよ。」


薫がどのように彼を判別したかはわからないが、まるで、何にもないかのようになれなれしく彼に近づいていった。


あちらも、薫の反応にきずいたらしく、さっきの敵意丸出しの雰囲気とは打って変わって、フランクに話しかけてきた。


「おうおう、久しぶりじゃねーか?薫、ってことは隣にいるのは春菜か?」


私個人的にはこんな奴に名前なんぞを呼ばれたくはなかったが、軽く愛想笑いで返す。


「へ~二人とも結構いい線いってんジャン?これからどうよ?一緒に遊ばない?」


「ごめん、私たち買い「OK私たちは良いよ?」・・・ってえぇ?」


私は返答するも早く、薫は肯定をしてしまった。


「そう?そんなら待ってて俺の仲間あと少しでくるから・・・」


雄二はそう言うと携帯を取り出し、どこかに電話をかけ始めた。


しかし、私自身はこんな男と遊ぶなんぞトンデモはっぷんだ。


「なんで、あんなことを言ったのよ?」


「だって、久々に雄二君と会えたんだし、再会の意味も込めて遊ぼうよ?」


「だ・・・だけど買い物は?」


「そんなもの、また来た時で良いじゃん?今それよりたのしも?」


まったくお気楽なのか何なのか薫は、簡単に言ってくる。


そんな時、私の携帯から音楽が流れる。


そういえば、先週テストだったからアラームをかけていたんだった。


私はそのアラームを電話が来た風に見せかけ、そのまま帰ることにした。


「ハイ、もしもし・・・お父さん用事?・・・今行く。」


薫も雄二もこのやり取りを唖然と見ていた。


「ごめん、急に用事が入っちゃったから、お暇させていただくね。んじゃ」


私は、そのままかけてその場から離れた。 帰る間際、二人をチラッと見たが薫はぽかんとしていたが、彼を見たとき、私は背筋がぞくっとした。


その目は、まるで自分の獲物だというような、そう猛獣の顔だった。

No1 ストーカー

 

「春菜、どうにかしたの?」


-このごろ、誰かからの視線を感じる-


「・・・いいえ、なんでもないの薫、ほんと何でも・・・」


-あの男なの?-


「ほんと、変な春菜」


「変なとは失礼じゃないの?変なとは!!」


親友を追いかけながらも、私はさっきまで感じた視線の先を見た。


-あの竹やぶであった黒い男-


第一部 黒影の男


雪主 春菜 年18歳 なんだかんだ言ってもう大学生、世間では就職してもおかしくない年齢になってしまった。


15年前、私は一人の王子様を見つけるも運命は皮肉なものかな、彼とはたった1年で別れ離れになってしまう。


父親が人を殺してしまい、後ろ指さされるように彼らの家はこの町から出て行った。


さすがに私の親はこの土地の有力者であったため、私に被害がこうむることがなかったが、王子様の失踪は昔の私には荷が重過ぎることだったと今ではおもう。


小さい頃から私と一緒だった薫は彼の名前をいまだに律儀に覚えているらしいけど、そんなことどうでもよくなった私にとって、過去の遺物の名前は足枷にしかならないと名前を聞くのを断った。


そんなこんなで、私は今の生活にいたったわけだ。


あの光景を見るまでは・・・


あの赤い惨劇の中の黒い幻影を見るまでは・・・





私の家は、地元でも有名な旧家の次女だった。


姉は、ばーちゃん、母のいる雪芽原村で跡取りとして育てられ、私は陶芸作家の父と住宅街から離れた竹藪の中の豪邸に二人ですんでいる。



父に母のことはさびしくないのかと聞いたが、

「さびしいけどね、彼女は彼女の考えていることがあってやっているんだ。こっちに逃げてきたら、そのときは暖かく見守ってやればいい。」

と苦笑交じりに話していた。


まぁ、姉がどんな生活をしているのか少し興味がわくところだが、姉は今はどっかのお嬢様学校に通っているため、今は家にいることはないと伝えられた。


というか私がこの情報をGETしたのは元家老ばーちゃんだ。


私も父と年に1回は帰るのだが、ばーちゃん以外はおばちゃんである菜津さん、その付き人である竜間さんそして、元私の付き人で今はばーちゃんの手伝い風桐蒙馬以外はあまり顔を合わせることがない。


雪主の家老、またはその血縁のある女性は付き人という一種のボディーガードがつくのだが、私には父が反対したのと、その意見に賛成したばーちゃんが私には父がついているという理由で一応父が付き人を兼任することで片がついている。


と、当の母親と姉は顔を一切見せないし、電話で話したり手紙もくれない。


顔も見たことが無いため、私から見たら赤の他人にしか思うことができない。


確かに忙しいのかもしれないが、実の子供や妹が来たんだから、もう少しは反応してくれてもいいと思うんだけどな。


っとはなしが大いに脱線したけど、その本家のしきたりやら何やらで遠くに住んでいる私は、その村についてはよくわからないというか、自分の家の存在についてもぜんぜんわかっていない。


そう、わたしは普通の女の子なのだ。どこにでもいる普通の・・・


・・・まぁすんでいるところは多少偏屈だけど・・・


そんな私が、この頃気になることがある。


それは、ちょうど一週前それは私が薫と一緒に渋谷まで出て行ったことから始まる。


No,0 在り来りな話 (Prologue)

昔々、女の子がいました。


少女は小さい頃から体が弱く友達は一人もいません。


少女の唯一の友達は本だけでした。


お父さんもお母さんもお兄ちゃんもお姉ちゃんも少女にたくさんの絵本、漫画をくれました。


彼女は大のファンタジーものがお気に入りでした。


そして、いつか自分も王子様に助けてもらうことを夢見ていました。


そんなある日、彼女に王子様が現れました。


王子様はデパートで迷子になった少女が悪い男の人に連れ去られるところを助けてくれました。


それ以来、少女は王子さまとよく遊ぶようになりました。


しかし、王子さまはある日、少女を残いなくなってしまいました。






そんなことがあってから


もう15年以上たつ…


それ以降は、ほんと何にもない日常的な生活


そのまま、小学校、中学校、高校と今は大学に通っている。


専攻は文学


教授の長ったらしい講義を聴いてそれで友達と遊んで帰って一日が終わる。


あれ以来、王子さまとは一度も会っていない。


というか、王子さまに完璧に当てはまる人間がぜんぜん出てこない。


どれか一個は当てはまる奴はいるのだが、二つ以上の人間がぜんぜん出てこない。


そんなこんなで私は大学までをすごした。


そんな平凡な生活に遂にピリオドを打つ日が来るとは思いも知らずに…





































なんてめっちゃくっちゃ土下手なプロローグで始まってしまいましたが、これからこんな感じを書いていくつもりです。


作中に、こんなキャラを入れてほしいとかあったらコメントなり、メールなりでお伝えください。


どうにか入れられる用に努力します。