回胴百景ブログが遅れてしまい申し訳ありません。
年末進行の煽りを受けまして、作成に時間がかかってしまいました。
言い訳はこれくらいに、早速本題です。今回はCT機の名機「アステカ」について書いていきたいと思います。お楽しみください。



…とその前に、お詫びを。今回スロゲーセンへ出かける余裕がなく、一部写真がアプリのモノになってます。これでも移動中に頑張って回しましたのでお許しください。


※アプリとはいえ、デキがもの凄くいいんですよ!


基本的なゲーム性はBIGオンリーのBタイプ(BIG中のJACゲームが2回)。

※BIGによる獲得枚数は概ね300枚前後です。当選確率は1/315(設定1)~1/180(設定6)となっていました。そして最大の魅力はBIG終了後。ここで1/2の抽選に当選すると「CT」に突入します。




※BIG後、リール下のルーレットでCT抽選。緑の位置(5~8)で赤いランプが停止すればCT突入!
ルーレット演出には、ノーマル、スーパー、逆スーパーなど様々なアクションがあって、なれてくると途中で当選か否かを判別できたりもしました。




「CT」とはチャレンジタイムの略で、現在のものとはニュアンスが少し違います。まず終了条件ですが
・規定ゲーム数消化
・規定枚数獲得
・BIG成立
のいずれかを満たすと終了となります。現在との大きな違い。それは消化中にボーナスの抽選を行っていることなんです。規則的にBIGは終了条件となっていますが、REGでは終わらなくてもOK。



ここで紹介するアステカのCTのシステムは、150G消化or201枚以上の獲得orBIGの成立で終了…という、CT性能を最大限まで引き出したスペックになっていました。この性能によって低設定でも、一万枚を超える出玉を狙える夢のマシンとして人気を博したのでありました。




さて、肝心のCTとは何ぞやという部分ですが、消化中はほぼリールが無制御(ビタ止まり)となり「リプレイ成立時を除き、ボーナスとリプレイ以外の全ての小役を目押しで揃えることが可能」。機種によって引き込み制御(小役の引き込みを助けるスベリが発生する)のあるリールもあるのですが、基本的には15枚役でも、3枚でも、もちろんハズレでも自在に揃えることができるのです。ちなみにアステカの場合、第1停止のみ引き込みありの制御となっていました。

※ボーナス、リプレイ以外の好きな出目を自分で止めることが可能。こんな見た目豪華な出目も普通に止まりますw




これを考慮したうえで、最も効率のよい消化方法はこうなります。
まずCT開始となったら200枚キッカリまで獲得、あとはこれを149G間維持し、150G目で15枚役を獲得する…これがベスト。上手く150G以内にBIGを引ければ、また1/2でCTに突入…というループが巻き起こるため、その爆発力は凄まじいものでした。CT1回でBIGの300枚+CTの200枚、さらにはタダで150G回せるワケですからCTの価値は非常に高いものといえますよね。




ちなみに15枚を獲得するに最も効率が良いのが、このデカチリ狙い。当時はこの絵柄のインパクトに驚いたものでした。チェリーではなくチリってのがイカしてますよね。なお下チリは7枚役、上チリは1枚役。普段は同時に揃いませんが、無制御のCT中は複合で取ることが可能。下段&中段に止めることで15枚役として獲得できるワケですね。


※左リールにアバウトにデカチリを狙うだけで、カンタンに15枚役を獲得できたのも人気の秘密。目押しが楽しい…ということを広い世代に伝えたマシン。角に止まった下チリが7枚役(下段&右上がりの2ラインで14枚の払い出し)+中段の1枚役=15枚で獲得できるワケです。




15枚役を16回で純増192枚、これにハズレを1回で純増189枚にし、
変則押しで7枚役を角に止めることで14枚獲得し、これで200枚完成。

この後は5回ハズレを出し、15枚純増を減らして、再びデカチリ獲得で200枚…これを繰り返すことで現状を維持。BIG当選or150Gまでこれを続けるという感じです。



これは一般的な消化方法で、上級者になるともっと凄い。まずは200枚まで2枚掛け。左リールにデカチリを狙いつつさらに中&右リールで帽子を複合で狙い15枚で獲得。なに? 意味が分からない? つまりこういうことです。まず2枚掛けは平行の3ラインのみ有効なので、デカチリだけだと8枚払い出し。だから上段ラインで帽子(7枚役)を複合で狙い15枚で獲得するというワケ。

※帽子との複合で15枚。


ではなぜ2枚掛けか? これは3枚掛けで200枚獲得する途中、BIG成立による即パン(即終了)を防ぐため。2枚掛けはボーナス確率が下がることを利用したテクニック。目押しは難しくなりますが、ほぼ確実に200枚を獲得できるのです。さらに200枚に達したあとは、サボテン(3枚役)を毎ゲーム獲得することで200枚の状態を常にキープ。これがアステカのCT性能をフルに引き出す打ち方になるのです。 


※サボテンは3枚役なので、これを揃え続ければ現状維持が可能。規定枚数ギリギリの状態をキープしつつ、BIG成立を待つ…これがCT機最強の技術介入でした。



さて、そんなエレコ社の爆裂CT機アステカ。本誌回胴百景でも書いたのですが、僕もそれなりに打ち込んだ機種。ただし最初の印象は微妙でした。その理由。それはエレコ系の「ボーナスの一直線はNGで、ズレた方がリーチ目」というマニアックすぎるゲーム性。これがどうも合わずに敬遠していたのです。

※例えば、これがダメで…


※これがOK…ってのが好きになれなかった。


ところが後輩の「中押しが面白い」という一言から状況は一変。アステカの魅力にハマっていくのでした。


中押しの魅力は、とにかくメリハリがあり分かりやすい出目。これにつきました。簡単に書くと、ハズレや小役成立時は中リール中段にリプレイや帽子が止まりやすいのですが、ここで7やサボテン、チリが止まるとボーナスの大チャンス。サボテンのこぼしorボーナスといったアツい出目が多くなるのが特徴でした。

※小役を否定すれば…



※この瞬間が堪らない


このメリハリのついたゲーム性のトリコになったのでありました。




今回はここまで。その2ではリーチ目などについて書いていきますね。


というか早くクランコとサンダーのその2を書かないと…。お待たせしてごめんなさい。

※クランコ編その2はコンドル狙い付近のリーチ目+αをお届け予定。



※サンダーV編その2はリーチ目全般についてお届け予定です。