今更ながらカレイドスターの話 | くじらのブログ

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今更感満載なのはわかっているけど、カレイドスターのことが書きたい・・!!

 

Huluでカレイドスターが配信されていますね!

初めてカレイドスター見たのがいつか忘れてしまいましたが10年も前じゃないはず。

 

初めて見たときも面白くて一気見した。

Huluで配信されたのをきっかけにまた見直しているのですが、

これ、むっちゃいい作品。

 

作画の荒さは確かに目立ちますし、

OP、EDの荒さもある。

 

けど、そんなこと、どうでもいいくらい、いいんです!

 

 

では、カレイドスターのあらすじから。

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サーカスとミュージカル、マジックを組み合わせたようなエンターテイメントを提供する集団があった。

その名を「カレイドステージ」という。

苗木野そらは、そんなカレイドステージに憧れて単身渡米した。彼女は様々な試練を乗り越え、やがてカレイドステージの花形へと成長していく。

(wikiから引用です)

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というお話。

 

私なりのカレイドスターの魅力をお話します!

 

 

ノリは完全にスポ根。

でも他のスポ根アニメとは一線を画しているのは、すごくライトなノリってこと!

基本スポ根の作品は見ないのですが、カレイドスターはタイトルロゴからしてスポ根というより完全に少女向け作品だよね。

そのノリで見るといつのまにか、主人公そらちゃんの流れにぐいぐい引っ張られます。

 

ギャグ満載で、ご都合主義な軽薄アニメ化と思わせるがそうではない。

 

登場人物にそれぞれ焦点を当てた話が所々に散りばめられているのだけど、みんなそれぞれにプライベートな悩みを抱えている(大体が家族のお話だけど)。

 

そらちゃんに至っては幼いころ両親を交通事故で亡くして、育ての親に懐きつつも、遠慮しながらつきあって、育ての親に一歩距離を置いている。

明るいだけじゃなくてそんな一面もあるのです。

 

 

そらちゃんの魅力がすごい。

正直周りを巻き込んで、ぐいぐいいっちゃうキャラはウザい。

そんなのが主人公だともうウザさ半端ないですよね。

そらちゃんも完全にそんなキャラなのですが、しかしこの子の魅力はそんなところじゃない。

 

 

中学時代にみんなが学習塾に通っているときに一人で英会話レッスンにいって、一人でアメリカに乗り込んで、憧れのカレイドスターのオーディションを受ける。

 

すげえ行動力・・。

 

 

 

カレイドスターがショーだと言っても、基本ベースは「体操」なんですよ。

日本にも体操部ってあるじゃないですか。オリンピックでもそんな競技がありますよね。

カレイドスターは体操をベースにショーとして進化させているシルクドソレイユのようなもの。

、そらちゃんは当然中学のときから体動かすのが得意だったようです(カレイドスターを目指していたからでしょうけど)。

 

 

とにかく体動かす。

 

むっちゃ動かす。

 

特訓、練習。そんな毎日。

 

 

そらちゃん自身体操の才能があるのでしょう。

 

だけど、彼女を見ていると、

「天才とは1%のひらめきと99%の努力」

という言葉がぴっったりなのです。

 

カレイドスターは政界最高峰のエンターテインメイントショーなのです。

そこにいるキャストも世界一で、そらちゃん一人が才能に溢れているわけじゃないと思うのです

 

しかし、彼女が他の人と違うことは

 

努力の人!!

 

であることです。

 

 

今のアニメにはない努力という部分に焦点を当てて、丁寧に描いたアニメですね。

才能だけで乗り切らない。そんなそらちゃんもとても魅力的です。

 

 

結局、自分を救うのは自分だけ。

そらちゃんはそらちゃんを支えるとても繋がりの濃い友達がいます。

そらちゃんが挫折したときとか、ちょっと何かあるだけですぐに心配してくれる(現実には存在し得ないほどの)密接な友人達がいます。

 

 

努力のそらちゃんですが、挫折もたくさん経験します。

 

 

そんな時、友達たちがフォローするのですが、結局そらちゃんの悩みはそらちゃんが解決するしかない。

 

友人との関わりの中でさくっと解決のヒントを見つけるご都合主義はあるものの(そこはアニメですから・・)、結局そらちゃんが自分で解決するのです。

 

あんなに親身になって心配してくれる人たちが側にいても、自分が自分を立て直さないとダメなんだなあ、ってことをそらちゃんを見ていてしみじみ思いますね。

 

 

 

そらちゃんのがんばりと成功にマジ号泣するアニメです!!!

 

 

もうわたくしも36歳になりますし、

今更、何言ってんだ?みたいな当たり前のことばっかり書いてますが、

そんな当たり前のことがこの歳になってより心に迫ってくるんです!!

 

自分が20代のときはここまで共感できなかっただろうな~。

 


久しぶりに見て、このアニメは私の中で確実に殿堂入りしたなあ、と実感。

 

 

若い子じゃなくて、むしろ人生小慣れた感を抱いている人に見ていただきたい!!!

そんなアニメです。

 

 

ほんと、コレ、素晴らしいアニメです。