みなさまこんにちは
さて、今年2弾目の投稿は
「傷を愛せるか」宮地尚子作 の本です。
このご時世で、大きくも小さくも傷をみんな負っているのではないでしょうか
コロナウィルスが猛威をふるい始めた2020年から、わたしは
ある取り組みを一人で始めて、なかなか思うようにいかず無力感というものを感じていました。
「過去を受け入れ、同時に未来への希望を紡ぎつづけるには おそらくほどほどの無力感=宿命論と、ほどほどの万能感=因果論を抱えこむことが必要なのだ。両方を共存させ、納得しやすいほう、生きていくのが楽になるほうを、その時々で都合よく使いわけることが重要なのだ」これは本からの引用です。
筆者は精神科医であり、トラウマとジェンダーについて研究もおこなっています。
そんななかでたくさんの患者さんとむきあううちに
宿命論、いわばおこるべくしておこった
と因果論 人の手で未来は変えられるというもの。
自分で始めた2020年からの活動がうまくいかなかったとき
その因果論と宿命論を自分のなかで今までうまく使いわけられていなかったとはっきりとわかりました。
だから自分を無理やり追い込み一人で苦しむ
ここにも書かれているように 自分の人生を歩もうと思うと まるで長い物語を書いていて
いつまでたっても終わらない気がしてきます。
でも大人になってくると無力感、万能感両方を共存させて自分の気持ちがすくなくとも楽に生きてはいける
とそう本を読んで思いました。
またこの本には様々なトラウマ=傷についても筆者の体験談も含めて語られています。
傷とどう向き合うか。
わたしがこの本を読んだ時、慰めてはくれませんでしたが、向き合って寄り添って一緒にいてくれる
というそんな気がしました。
興味をもたれた方はぜひ。