5月10日

 

昨夜 8時間という長い手術を終え

痛みで一睡も出来ず

 

明け方 始発の電車の

音が聞こえてきた。

 

やっと夜が明けたんだー。

 

昨日からの事が悪夢のよう 

 

でも …

4本のチューブにつながれている

この状態は残念ながら現実です。

 

両腕それぞれの点滴は恐らく

化膿止めか痛み止めと

栄養か水分かと勝手に推測する。

 

下半身の2本の管は

1本はカテーテルで自動的に尿をタンクに貯める管。

1晩中看護師さんが一杯になった尿を回収に来てくれた。

大変な仕事です。

 

もう1本はリンパ液を流すドレーン管

赤い液体がタンクに流れ出てます。

 

左足は手術の影響で少し麻痺が残り動きが悪く不安になる。

声は口から入れた麻酔の管の影響で声がかすれて出しにくい。

体は点滴と管で、絡まりそうで怖くて動かせません。

 

朝がきて病室が明るくなる頃には痛みにも慣れてきたようです。

体も少しですが動かせる事がわかってきました。

 

水を飲んでも良い許可が出て、食事も重湯からスタート

歩いても良いと言われて、試しにベッドから点滴したまま

立ち上がり歩いてみるが

痛くて超スロー歩行しか出来ない

 

こんな状態でも一応歩ける…

早速回復してきたのか。

 

この時はまだ1週間程で退院出来ると信じてました。

ところが長い入院生活の幕開けだったのでした。