週3時間のウォーキングで再発、転移、死亡のリスク低下
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2750人の前立腺がん患者を追跡調査した米国ハーバード大学の研究では、そのうち117人にがんの再発・転移、死亡が見られた。「週3時間未満のウォーキング」しかしていない人たちと比べると、「週3時間以上のウォーキング」をしている人たちのがん再発・転移、死亡のリスクは57%下がっていた。
前立腺がんはテストステロンをエサにして増殖する性質を持つ。そのため、治療はテストステロンの分泌を抑えることが基本になる。テストステロンの分泌が抑えられることで、気分が沈む、筋肉が減るなど、いわゆる男性更年期障害のような症状が起こることもある。
ここからはあくまで仮説としてですが....
運動で筋肉が刺激されると大量のテストステロンが分泌され、筋肉に運ばれます。筋肉細胞の男性ホルモン受容体にテストステロンがくっつくと、細胞分裂を促進して筋肉を増やす。この体の働きによって筋肉で使われたテストステロンは消えてなくなる、と考えれば納得できます
つまり、運動によってテストステロンが筋肉で使われ、前立腺がんのエサになる量が減るのではないか、という考えです。
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週3時間歩くということは1日30分として1週間の内で6日歩く計算になります。
即効性は無いかも知れませんが習慣に出来るかどうかがポイントです。
便利になった世の中が、運動不足を招き現代人は本来必要な運動量を減らし結果、体に変調をおこしているのでは無いのでしょうか?
一昔前までは女性は赤ちゃんのオムツを洗い掃除、洗濯、料理などの家事重労働、男性は畑仕事など肉体労働と日本人は、相当な運動量だったと思います。
癌はもしかしたら、動かなくなった人間への警告なのかもしれません。
1日わずか30分、15分を2回に分けるなど無理しないように頑張りたいと思います。
皆さんも是非取り組んでみて下さい。