<歴史をふりかえる>
日本という国家の歴史を見てみると、
1970年、1980年、1990年代と景気のいい時代が来たあと
「失われた10年」がやってくる。

<のーぱんしゃぶしゃぶ事件で大蔵官僚が駆逐されたあとの1997年に最悪の
事態に>
このときに一番ダメージがひどかったのが、橋本内閣のときである。
1997年であった。このときに流行しはじめたのが猪瀬の
「日本国の研究」である。

このときに橋本内閣は「金融ビッグバン」などといい、本当に大破滅を
引き起こしている。

<弱体化していた大蔵省はこのばかげた政策をとめられなかった>
この金融ビッグバンというばかげた政策を
大蔵省が防げなかったことが要因として挙げられる。

<金融ビッグバンの前に有能な大蔵官僚を駆逐したノーパンしゃぶしゃぶ事件>
この直前に大蔵省は「ノーパンしゃぶしゃぶ」事件で
有能な官僚が軒並み辞めているのである。

<金融機関を守る機能が低下>
そしてこのとき、日本を守るのに「失敗した」大蔵官僚は
没落しはじめている。

<外資への天下りがひそかに出現>
そして重要なことは、このころから
「日本企業への天下り」から「外資への天下り」が
出現しはじめたのである。

<ユダヤ外資のほしいのは、日本の企業。東大卒の官僚に守られると困る>

つまりユダヤ外資は、日本の企業をのっとりたいわけだが、
そのためには、日本の官僚が日本の企業に再就職されると
「守る」ので困る。
「護送船団方式」をやめてほしい。

<日本企業から外資への天下り>
そのため「日本企業への天下り」を攻撃する。
その代わりそっと「外資への天下り」を提供して東大卒の官僚を
取り込む ということをやっている。

この外資への天下りこそ規制されるべきだが、外資から資金提供されているら
しいマスコミはこれにはふれないのである。

<キャリア官僚にきいてみると最近特にヘッドハンテイングがすごい>

この間キャリア官僚の友人に聞いてみたが
「ユダヤ外資からのヘッドハンテイングは
最近特に勧誘がすごくなった」と言っていた。
ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー銀行などからの勧誘が強化されてい
る。


<日本人には東大卒の官僚は悪だと喧伝しておいて
一方ではヘッドハンテイングを強化>

つまり日本のマスコミを通じて日本の東大卒の官僚は
悪だ、だめだと喧伝させておいて、一方では
ゴールドマンサックスやモルガンは、
東大卒のキャリア官僚へのヘッドハンテイングを強化しているのである。

この東大卒の頭脳集団の官僚の連中が敵にまわってしまったら恐ろしいことにな
る。

およそすべての業界の情報と、優れた頭脳をもって
敵にまわるのである。

これでは勝てない。

なぜ、私が東大卒の人たち(官僚)の再就職は容認すべきだと主張するかという
と、
有能な人間には報酬を与えるべきだと思うからである。


<受験戦争を経ると自分の頭脳で考える人材を生むため
ユダヤ外資からだまされない>

そして日本の受験戦争は、並大抵ではない。
これに勝つということは「自分の頭脳で考えられる」
「だまされにくい」ということでもある。

日本の教育の優れた点は、実はこの東大を頂点とする
受験戦争は、上にいくほど「自分の頭でものを考える」
「個性的な発想をする」ようなものが実は優遇されるような
仕組みになっている。

テレビやマスコミでは上にいくほどガリ勉で人間味がないように
描かれるが、しかし実際には
上にいくほど柔軟な発想の持ち主が多く、人間的にスケールの大きいのがいるの
である。


日本は古来、そういう「完全競争社会」で教育をしてきて
「無意味な暗記を排し、自分の頭脳でものを考えられる人材」を優先して
養成してきた世界でも一番すごい頭脳国家なのである。

今回の小泉構造改革という悪夢にしても
最初に詐欺だと気づいたのは、官僚の人たちである。
彼らが真っ先に「詐欺だ」と気づいたのだ。




まとめると、今回と違って前回の
参議院選挙においては

○建設業者を敵にまわす投票行動を生み出す「高速道路無料化」論 は取り下げた
○官僚を敵に回す天下り廃止論 は明確に唱えなかった。
○創価学会については、あまり攻撃はしていなかった。

私は、参議院選挙の前に建設業者、官僚、創価学会を敵に回すことに
反対をした。

民主党はあえて「敵を作り出す」ようなマニフェストを作成しなかった。

この結果「消えた年金問題」が出てきた。情報提供したのは
社会保険庁の誰かである。
それがもとでカミカゼが吹いた。
この情報提供がなければ神風は吹かなかったのである。

建設業も創価学会も自民のために動かなかった。

これで民主党が勝利したのである。

前回はそうだった。

しかし今回は逆となりつつある。

これはまずい。

民主党は次から次へとこれをやりますというよりは
今現在の国民の「不満」にスポットをあてるべきなのである。
特殊法人を廃止するとか特別会計を廃止するとか
天下りを廃止するとか、多くの保守層を敵にまわす政策ばかり唱えて
いるから知らないうちに足をすくわれるのだ。

<田中角栄の天下をとる秘訣という名言>

田中角栄は、秘書の早坂茂三氏に「天下をとる秘訣は何か、わかるか」と
いい、「味方を増やすことですか」といわれ
「いや、違うな。敵を減らすことだ。自分に好意を寄せる広大な
中間地帯をつくることだ」
と言っているが、これは日本社会を
知っている名言であると思う。

下手をすると自民党に
「小沢を冤罪で逮捕」という逆のカミカゼが吹く
可能性がないとはいえない。


臓器移植改悪法について
賛成反対議員一覧
http://sibanokuni.exblog.jp/11504797/

(6/18)臓器移植法改正A案への賛否(衆院)

 18日の衆院本会議で可決された臓器移植法改正案(A案)に賛成した議員、反
対した議員、欠席・棄権した議員は以下の通り。(各党別、敬称略)


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