国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」メールマガジン
http://www.mag2.com/m/0000154606.html
わかりやすい!面白い!得をする!政治経済の裏にある
「あなたが絶対に知らない」ような情報を発信します。
このマガジンを読むと政治経済の謎が解けるでしょう。
独創的な情報分析マガジンです。
過去記事http://blog.mag2.com/m/log/0000154606


小野寺様へ

○○市に在住するサラリーマンです。
最近、あなたのメルマガに登録し、配信を受けています。
その中で、現在の小泉政権やブッシュ政権に関する
非難の姿勢は理解できます。
しかし、小沢一郎を支援しようという、あなたの呼びかけには
まったく賛同できません。
なぜなら、日本人のだれもが知っておりますが、
小沢一郎とは、自民党利権政治を代表する人物だったのであり、
日本の腐った政治を象徴する人間だからです。
現在の民主党は、民主党と、小沢の自由党が結びついた、
もうひとつの自由民主党にすぎず、自民党が行ってきた
腐敗政治を変えることができる存在などではまったくない。
小沢の支持を訴えることなどやめて、
あらたな市民運動を初めてはいかがですか。

ブッシュの戦争、および小泉の改憲に反対する市民さんより

<小野寺光一による回答>
ご意見ありがとうございます。小沢一郎氏については、最大に支援する理由は、
「景気をよくすることのできる人物」であることです。
自分は、景気、経済、金融という分野において、きちんと「完璧に」理解してい
る政治家を求めています。

<リチャードクーと植草一秀氏>
私が、景気の仕組みや経済、金融について「完全に」理解していると思う「言論人」は、
リチャードクー氏と植草一秀氏です。
二人とも野村証券の第一線で経験を積んでいます。

<日本経済 生か死かの選択―良い改革悪い改革>リチャードクー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198614296/qid=1145654324/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/250-4894394-7099447
名著。現在の小泉路線がいかにひどい仕組みかよくわかる。明確でわかりやすい。
主として
景気、経済等知りたい場合、一番わかりやすいのはリチャードクーの本。
アナリスト人気第一位だった。

<ウエクサリポート>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902995018/qid=1145654437/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-4894394-7099447
景気動向について的確な予測。彼は冤罪にされてから、新たに、この本で、
小泉政権のマスコミ操作に
ついて言及しており(日本経済新聞等の情報操作についてなど)面白い。
竹中の言動の「国民へのうそ」も鋭く指摘している。ただし、少し専門的。

<植草一秀ホームページ>
http://www.uekusa-tri.co.jp/column/

<植草一秀の冤罪について>
http://yuutama.exblog.jp/

<竹中という机上の空論地獄>
某竹中・ガッツ石松大臣のような大学の学者の「机上の空論地獄」とは
違います。

<的確な景気予測の技術は存在する>
この上記の二人(リチャードクー、植草一秀)の著書を読むと
、「政治家は、なぜ、この大事な時期に、景気をぶっ壊す政策を
やるのか」と嘆く場面に出くわします。

そしてそのとおりに株価は下落する。つまり一部の人間は的確に景気を
予測できるのです。

<景気をよくしたのは田中角栄>
目を転じて、日本経済を、とても景気のいい状態にした人物は誰か?というと、
それは「田中角栄氏」です。ちょっと振り返ってみてください。

<日本人が幸せだった時代>
田中角栄氏のつくった日本は、その時代(彼が通産大臣や、
自民党幹事長だった時代含む)
には、それは、日本人がみな「幸せだった」時代です。

<早坂茂三の田中角栄回想録>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093941513/qid=1145655969/sr=1-18/ref=sr_1_0_18/250-4894394-7099447
早坂茂三氏の書いた角栄本でこれが一番、わかりやすく、面白い。


<昭和30年代、昭和40年代は、田中角栄が活躍した時代>
われわれはその時代のことを、昭和30年代、またそれに続く昭和40年代と表現
しています。

<オールウェイズ3丁目の夕日の時代は、政治が国民を助け、希望をもたらしていた>
その時代を象徴する、「オールウェイズ3丁目の夕日」という名作が、去年、上映され
ました。
http://www.always3.jp/ (まだ見てないひとはおすすめの映画)

多くの人が涙し、「こんないい日本だった。助け合っていた時代だった。
あのいい日本に
戻りたい」と思ったでしょう。私も思いました。私は2回見ました。

<オールウェイズ3丁目の夕日での場面>
特に、主人公の、めがねをかけた作家志望の、茶川龍之介(ちゃがわりゅうのすけ)
(吉岡秀隆)が、「お金がなかったんだ。婚約指輪の箱だけしか買えなかったんだった」といって
小雪さんに渡し
小雪さんが、その、目に見えない指輪をかざして、「わー、すごく素敵だわ うれしい」
と言って涙ぐむ場面には涙しました。

そして、居候のような、男の子に、
実の父親が、10年ぐらいたってから現れて「実の息子だから認知する。
あの愛人が産んでいたとは知らなかったから」といって男の子を、車にのせて連れ
て行きますが、その男の子が、戻ってくるところです。茶川が、「馬鹿!お前、行けよ。

せっかく親が見つかったんだろ。うまいものだって食わせてくれるじゃないか お前を
やしなうの、大変なんだよ」といいながら、でも、相手が好きで抱きしめる場面です。

<人々が信頼しあい、助け合っていた時代>
つまり、この時代は、「金が唯一の価値ではなかった」のです。
「人々が素直に誰かを助けていた」
時代です。
希望がありました。心の豊かさがありました。

それでは、ああいった中小企業の人たちが、なぜ、希望を持ち、成功していったかと
いうと、それは、田中角栄氏が、「弱者を助ける、国民を助ける政策」をほとんど
議員立法して実現していったからです。

彼は「心が豊か」な政治家でした。

<日本は、政治が積極的に国民を助けていた国家だった(今は逆)>
つまり、日本という国家は、世界でも珍しく、政治のトップが、民衆から
「金をむしりとる」
のではなく、積極的に「助けていた」国家なのです。

田中角栄は、人助けをしたかった。
しかし、政治の現実としては、金がかかります。

田中角栄は、下からはい上がって
きた人物です。

彼は、秘書に、東大法学部を主席で出た、鳩山邦夫がいましたが、
鳩山邦夫氏は、田中角栄と身近に接して、その頭脳の回転の速さに舌を巻いたと言っています。

この田中角栄氏は、この日本の現実で、政権をとるために、金を使いました。
しかし、それは、金を自分が得ることが目的ではなく、日本をよくするための
手段でした。

(現小泉政権は、金を自分で得ること自体が目的であり、日本なんてどうでもいいと
思っている。ただし金を得ているのは、小泉ではなく側近)

そして、日本のエネルギー自主外交をしようとして、ユダヤ財閥の虎の尾を踏みました。 この当時、独自エネルギー外交をしようとした各国の政治家は
フランスをはじめ、たしか2年以内に、全員、暗殺か、不慮の事故か、
スキャンダル勃発で辞任しています。