今朝のことです。
表から、我が家の「龍馬」君がしきりに家内を呼んでいました。
その声に釣られて道路へ出てみると、
積算電力計のボックスからバタバタという音が聞こえてきます。
何事かと観察すれば、
メーターを読むためのガラス窓に、
キレイな色をした小鳥の姿が上下していました。
どこから入ったのかと周りを確認しても、
どこにも小鳥の入れるような穴は空いていません。
当然のこと、
このボックスは雨・風から計器を守るため完全密閉の状態です。
しかし、現実には小鳥が中でバタバタし、
逃げ出そうと、時々ガラス窓から姿を見せています。
開けようとしても鍵がかかっています。
ラジオペンチでも使えば開くかもしれませんが、
関西電力様の持ち物でなので勝手に触るのは控えました。
そこで、
関西電力の羽曳野営業所に電話を入れ、救出を依頼したところ、
快く引き受けてくれ、すぐに駆けつけてくれることになりました。
暫くすると、
ハシゴ車と交通整理のガードマンが一緒に来て、
大層な救出劇が始まりまりです。
しかし、上の方のボックスを開けても小鳥はいません。
中で繋がっている下の方のボックスも、
開けましたが見つかりません。
怖がって、裏側に逃げ込んだようです。
自由な外は見えるが、
出口が見つからず、きっと心細かったことでしょう
。
そう~と様子を見ていると、
救出のお礼も言わず、慌てて飛び出して行きました。
あっけない救出劇でした。
この小鳥はボックスに入ってから
殆ど時間が経っていなかったようです。
体力もなく、
水も飲めない小鳥では2日と持たないことでしょう。
また、夏場であればボックス内の温度も上がり地獄です。
もっと早く死んでしまったことでしょう。
誰にも気づかれず、
昔、同じようにして入った一羽の小鳥のミイラも出てきました。
関電の人に、「一体どこから入ったのか」と尋ねたところ、
その種明かしは、
直径15cm程度の電柱の先が空洞で、
下まで続いており、そこから入ったとのこと。
入るときは、そのまま落ちるように入れるが、
一度入ると電柱内は狭く、
羽ばたいて出られない。
まさに蟻地獄のようなものです。
先端部分を塞いでくれれば、
こんな悲劇は起こらないのにと思います。
(関西電力様どうかご検討を・・・。)
今回の野鳥救出劇の最大の功労者は、
何と言っても第一発見猫の「竜馬」君でした。
あまりの恐怖に礼を言い忘れて飛んでいったけれど、
きっと、
どこかで龍馬くんに感謝していることでしょう。
救出劇の動画はyou tubeにアップしました。
2012.10.03 NO:99