理佐が出て行って、ねるの泣き声だけが
教室内に響き渡っていた。



ね:うっ…うっ…てち、どうしよう…



私はねるを抱きしめたまま、
背中をさすってあげることしか出来なかった。

少しして、ねるは口をゆっくりと
開きはじめた。




ね:理佐が…っ、私たちもうダメなんじゃない?
って言ってきて…グスッ。理佐はもうねるのことなんか、っ好きじゃないんだ…っ




理佐がねるを好きじゃない?
そんな訳ないじゃん。
あんなにねるが人と関わるの嫌がってたのに。



平:ねる…泣き止んで。



私はねるから体を離して、
少し汗ばんだおでこに張り付いてる前髪を
横に分けた。



ね:てち…




そう言って、ねるはまた私に抱きついてきた。


ドキッ


ダメだよ…ねる。
ねるに抱きつかれたら、不覚にもドキドキしちゃうじゃん…。





平:私なら…ねるを泣かせたりしないのに。



そう無意識に呟いて、ハッとした。
私、今何て言った…?


ねるは驚いたように、私から体を離した。




平:あ、いや、何でもないよ!



完全にやっちゃった…
これって告白してるようなもんだ…




ね:てち…私ね。てちのこと考えると…
ドキドキしちゃうの…。



凹んでいると、ねるは上目遣いでこっちを見ながら、言ってきた。
そして、私の手を掴んで、ねるの胸へと持って行った。




平:ちょっ、ねる/////




ねるの胸に当たっている私の手から
不規則な鼓動が伝わってきた。




ね:何で…?理佐とは違うドキドキなの。。


平:ねる…



私は咄嗟にねるを抱きしめた。



平:好き…


ね:…うん。私も。



そういうと、私はねるの唇に自分の唇を重ねた。



ーーーーーーーーーーーーーーー





理:ねる…私にだって分かったよ。



苦しいくらい胸が痛くなった。

ねるは私と居ても、平手を見つけると目で追って
誰かが平手の話をすると、ニコニコしてたり。
鈍感って言われている私にも分かった。




私じゃダメなの?
私にあんな笑顔見せてくれた…?




本当はねると別れたくなんてなかった…
だって…今でもねるが好きだから。





?:りーさっ!!


後 ちょっとで涙が出そうだった時、
後ろから誰かに呼ばれた。


振り向くと、ニコニコしてる幼馴染が立っていた。



理:愛佳…何でいるの。


愛:理佐が泣いてるかな〜って思って来ちゃった!


理:聞いてたの…?


愛:えっへへ!





そう言うと子供の笑顔で、ピースサインをして来たから、それが可笑しくて笑ってしまった。




愛:理佐、偉かったね〜!




そう言うと、愛佳は私の頭を撫でてきた。


カァッ


私は恥ずかしくなって、その手を振り払った。





理:やめて、愛佳…髪が崩れる。


愛:…ねぇ、理佐。…私だってさ!


理:ん?


愛:い、や、んーん!何もない!


理:何それ。笑




愛佳と居ると自然に笑顔になれる。
それに愛佳は誰よりも私のことを分かってくれるんだ。




愛:さ!カラオケ行くか〜!


理:え…私、カラオケ嫌いなんだけど。


愛:あ…そうだった。
理佐と二人っきりになれると思ったのになぁ〜


理:ふざけんな。そんな気分じゃないし。





そう冷たく突き放すと、
急に真面目な顔になって、顔を近づけてきた。




愛佳の鼻と私の鼻がくっつきそうなところで
愛佳はピタッと止まった。




愛:理佐。私はいつだって、理佐の隣にいるよ?
理佐が望むなら、死んでも命をかけて理佐を守る。私は、理佐が一番大切だから。



理:な、何言ってんの?




愛佳はニコッと笑って、
私の手を引いて歩き始めた。








何だろう…心臓がうるさい。

それに…顔が熱い。




ふと廊下の窓に目をやると、
廊下の窓に映る私の顔はすごく赤くて、
それに、愛佳の顔も赤くなってた。



前を向くと、髪からピョコンって出てる耳まで
真っ赤だった。




その姿を見て、私まで余計にドキドキしてしまった。






ねぇ、ねる…


私たちは結ばれる相手が違ってたのかな。



…平手と幸せになれるといいね。






愛佳に手を引かれながらそう思った。



今までの私ならこんなこと思わなかっただろう。
ねるのことばっかりで
一番私を思ってくれる人にも気づけなかった。






私…やっと気づいたかも。





愛佳の隣に居たい    …って。







ーーーーーーーーーーーーーーー


復活一小説目は、
ずっと前から約束していた、
私のリスペクトするほのさんとのコラボ小説でした。

ほのさん ありがとうございました‼︎


  

多分、みなさん分かってらっしゃると思うのですが

一応、前編はリブログさせていただきます‼︎