【お気に入り度★★★☆☆】
【あらすじ】
1997年に韓国を襲った大きな経済危機(IMF危機)のさなか。
かつては自由奔放な若者だったカン・テプンが、ある事情から父親の経営する貿易会社「テプン商事」を引き継ぎ、ゼロから会社の再建に挑む。
従業員も資金も商品もほとんど失われた状態からのスタートで、テプンは未経験ながらも、迷い挫折しながら「会社」「社員」「家族」「仲間」を守ろうと奮闘する。
経営の立て直しとともに、自分自身の成長、そして人との絆を見つめなおしていく。
【雑記】
「赤い袖先」「キングザランド」でジュノのじわじわくるイケメンぶり、スペックの高さに舌を巻いていたわたくし。
序盤の自由奔放で踊ったり歌ったりするテプンを見て、「さすがジュノ!」と思いましたし、その後のテプン商事の社長としての姿を見るにつけ、演技力の高さを感じました。
ジュノ主人公ありきのドラマですね。
ヒロインは、ちょい地味な女優さん。
役どころ的にも、地味で素朴じゃないとっていうのはありますね。
だんだんと近づいていく2人は、ピュアそのもの!
とてもじゃないけれど、昔ブイブイ言わせていたテプンとは思えないピュアな恋愛(笑)
社会全体が経済危機に陥っていて、どこの中小企業も生きるか死ぬかの瀬戸際といった中で、テプン商事ももれなく会社存続の危機にさらされます。
しかし、父の遺志を引き継いだテプンは、持ち前の明るさと才気を感じさせる行動で、幾度となく危機を乗り越えていきます。
父の代から会社を支えてきた社員との温かい交流、共に会社を立て直す絆の深さがこのドラマの魅力です。
それにしても、ライバル会社の社長親子の憎たらしいことこの上ありません!
ピョ社長は、テプンの父に借金をしているのに、その借用書を手に入れ始末して借金を踏み倒そうとするわ、その息子はテプンを勝手にライバル視して、あの手この手で潰しにかかってきます。
放火とか、それ重大な刑事事件ですから!っていうことまで!
あまりにも、テプンと会社に降りかかる難題に、途中から「いつまでこんな不幸が続くのよ?!」とも思いましたが、、、、
テプンが大切にしてきたもの、それはお金よりも、人との信頼・絆。
ほんわか温かい気持ちになる人情味あふれるドラマでした!
